
飲み物や日用品をコンビニで買うときに現金で支払っている人、多いのではないでしょうか?でも、せっかくコンビニを利用するなら「キャッシュレス決済」での支払いがおすすめですよ。
キャッシュレス決済とは、名前のとおり「現金を使わずにカードや電子マネーなどで支払いする方法」のことです。並びがちなコンビニのレジでも素早く手軽に支払いでき、ポイントや割引などの特典もあるのがキャッシュレス決済の魅力です。
この記事では
- コンビニでキャッシュレス決済がおすすめの理由
- 主要なコンビニで使えるキャッシュレス決済の種類
- キャッシュレス決済をコンビニで利用する方法
を詳しく解説しています。キャッシュレス決済初心者でもわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
コンビニでキャッシュレス決済がおすすめの理由
冒頭でお伝えしたとおり、コンビニでの支払いはキャッシュレス決済がおすすめです。おすすめの理由を下記にまとめましたので、まずご覧ください。
- 支払いがスムーズで早い
- 利用できるキャッシュレス決済の種類が多い
- 店員によるお釣りの数え間違いなどのトラブルがない
- 財布や現金を持っていなくても買い物できる
- 買い物した履歴を一元管理できる
- ポイントや割引などの特典が付く
つまり、コンビニでの支払いをカードなどに変えるだけで支払いが手軽になり、ポイントや割引などさまざまなメリットを得られるのがキャッシュレス決済なのです。
出勤前のコーヒー、昼休みのお弁当、ストックが切れた洗剤を買いに走る夜など、コンビニは私たちの日常生活に欠かせない存在です。でも、レジ待ちが長いとき、朝急いでいるときに細かい小銭を出すのは結構面倒ですよね。
そんなとき、キャッシュレス決済ならカードやスマホを出すだけで支払いが終わります。
財布から小銭を出して数えたり、お釣りをもらって確認したりといった手間は必要ありません。また、支払い履歴を一元管理できるため、レシートを1枚1枚集めて家計簿に付ける必要もなくなるのです。
しかも、2019年10月の消費税増税後は特定のお店でキャッシュレス決済を利用すれば一定のポイント還元があるサービスが一定期間あります。今から身近なコンビニでキャッシュレス決済を使うことに慣れておき、増税後も賢くポイント還元を受けられるようにしましょう。
簡単!キャッシュレス決済をコンビニで利用する方法
まず、キャッシュレス決済をコンビニで利用するときの方法を具体的に説明しますね。利用方法は、キャッシュレス決済の種類によって異なります。
- 接触型(カード)
専用のカードを店員に渡して読み取りしてもらうか自分で専用リーダーに挿入する
- クレジットカード
- プリペイドカード
- 接触型(スマホコード)
スマホの専用アプリでQRコードやバーコードを表示→店員さんに読み取ってもらう ・スマホ決済アプリ
- PayPay
- LINEpay など
- 非接触型(カードとスマホ)
専用の端末にカードかスマホをかざす
- 交通系ICカード
- おサイフケータイ
- Apple Pay
- Google Pay
接触型(カード)の場合
接触型(カード)の場合はクレジットカードやプリペイドカードを店員に渡して「カード払いでお願いします」と伝えるだけなので、一番身近で簡単な方法です。特に難しい操作はありませんし、コンビニの場合サインも不要なので始めやすいのではないでしょうか。
Kyash(キャッシュ)リアルカード(VISA)やLINEPayカード(JCB)などクレジットカードブランドが付帯したプリペイドカードはクレジットカードと同じ扱いになるので、クレジットカードと同じように扱ってOKです。クレジットカードの利用に抵抗がある人はこうしたプリペイドカードがおすすめですよ。
接触型(スマホコード)の場合
スマホの専用アプリを立ち上げ、バーコードやQRコードの画面を表示させ、店員さんにその画面を見せて読み取ってもらう方法です。スマホの充電が切れていると使えないですし、アプリの立ち上げに少しだけ時間がかかるのでレジで待っている間にさっと立ち上げておきましょう。
(例)LINE Payで決済する方法
ここでは、LINE Payで決済する方法をご紹介します。(※LINE payを使用するにはあらかじめLINE pay登録が必要です)
- LINEアプリを立ち上げる
- 「ウォレット」をタップ
- 「コード支払い」をタップして自分のLINE PayのQRコードを表示させる(ここでLINEPayのパスコードが求められる場合もあります)
- コードの画面を店員さんに見せ「LINE pay払いで(もしくは「スマホのコード払いで」)」と伝える
非接触型(カードかスマホ)の場合
非接触型はカードやスマホをかざすだけで支払いが終わるので、一番スピーディな決済方法です。
(例)交通系ICカード
- 普段から通勤や通学で使っている交通系ICカード(Suicaなど)を出し、店員さんに「Suicaで支払います」などと伝えてレジの専用端末にかざすだけです
交通系ICカードはどこのコンビニでも大体対応しているので使いやすいですよ。
(例)おサイフケータイ
おサイフケータイを使用するにはあらかじめ、オサイフケータイ対応端末におサイフケータイアプリとアプリで使う電子マネー(Suica/iD/QUICPay)の登録が必要です
- 店員さんに「おサイフケータイで支払います」と伝え、スマホやケータイを出します
- 店員さんからどの電子マネーで支払うか聞かれるため、「楽天Edyで」「iDで」など電子マネーの名前を伝えます
- レジにある専用の読み取り機にスマホやケータイをかざします(アプリの立ち上げは不要です)
(例)【iPhone】Apple pay
あらかじめiPhoneなどのApple pay対応端末のWalletアプリに、クレジットカード(VISAやJCBなど複数ブランドに対応)か電子マネー (楽天Edy/モバイルSuica/WAON/nanaco/iD/QUICPay)の登録が必要です。
- iPhoneのWalletアプリを起動し、Touch ID(指紋認証)やFace IDで認証。使用する電子マネーの種類をタップする(ワンタッチで認証OK)
- 「iDで支払います」など、店員さんに使う電子マネーの種類を伝えます※
- レジにある専用の読み取り機にiPhoneをかざします
※Apple payと言うのではなく、Apple payに登録している電子マネーの名前を伝えることです
いかがでしょうか?キャッシュレス決済の種類によって決済方法は違いますが、慣れればどの方法でもスムーズかつスピーディに支払いできます。
もしアプリの立ち上げなどに不安がある場合は、まず国際ブランド付きプリペイドカードを利用してみましょう。国際ブランド付きプリペイドカードとは、VISAなどの国際ブランド加盟店であればクレジットカードと同じように使えるプリペイドカードです。
Kyash(キャッシュ)リアルカードはVISA加盟店、LINEPayカードはJCB加盟店で使えるので、コンビニ各社を始めクレジットカード対応しているお店のほとんどで使えます。
支払うときもカードを手渡すだけなので、スマホの操作に不安がある人も始めやすいでしょう。
主要なコンビニで使えるキャッシュレス決済
コンビニで使えるキャッシュレス決済は数多くありますが、細かい対応範囲はコンビニ各社で若干異なります。
下記の表に、コンビニ大手3社(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート)で対応しているキャッシュレス決済の種類をまとめました。自分がよく使うコンビニではどのような方法があるのかを確認してみましょう。
接触型(カード) | ||||
---|---|---|---|---|
決済分類 | 決済種類 | セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
クレジットカード | VISAやJCBなどクレジットカード各社 | |||
プリペイドカード※ | QUOカード | |||
auWALLETカード (MasterCard/VISA) | ||||
Kyashリアルカード(VISA) | ||||
LINEpayカード(JCB) |
※QUOカードの他、クレジットカードの国際ブランド付帯のプリペイドカードが使える
接触型(スマホコード) | ||||
---|---|---|---|---|
決済分類 | 決済種類 | セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
スマホ決済アプリ | LINEPay | |||
PayPay | ||||
Origami Pay | ||||
楽天Pay |
非接触型(スマホ) | ||||
---|---|---|---|---|
決済分類 | 決済種類 | セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
おサイフケータイ Apple Pay Google Pay(※) | 楽天Edy | |||
WAON | ||||
nanaco | ||||
QUICPay | ||||
iD | ||||
モバイルSuica |
※いずれも電子マネー情報を登録して使うため、支払いのときはレジで使用する電子マネー情報を伝える
非接触型(カード) | ||||
---|---|---|---|---|
決済分類 | 決済種類 | セブンイレブン | ローソン | ファミリーマート |
交通系ICカード | Suica | |||
ICOCA | ||||
PASMO |
どのコンビニでも確実に対応している支払い方法は
- 各社クレジットカード、プリペイドカード
- Suicaなどの交通系ICカード
- 楽天Edy、ID、QUICPayなどの電子マネー
です。いずれかを持っている人はすぐにでもキャッシュレス決済を始められますよ。
コンビニ各社でキャッシュレス決済の対応範囲が一番広いのはローソンで、最近話題のPayPayやLINE Pay、Origami Payなどのスマホ決済(コード決済)はほぼ網羅しています。逆にセブンイレブンは現時点で対応範囲がもっとも狭く、スマホ決済(コード決済)は使えないので気をつけてください。
ただ、セブンイレブンは自社のスマホ決済「7pay(セブンペイ)」を、ファミリーマートも自社のスマホ決済「ファミペイ」を2019年7月に導入予定です。今後はコンビニ各社のキャッシュレス対応もどんどん変わっていくことが予想されますので、対応範囲は適宜確認してくださいね。
タイプ別おすすめのキャッシュレス決済
コンビニ各社のキャッシュレス対応についてお話ししてきましたが、「何を使えばよいかわからない」「自分に合ったキャッシュレス決済を知りたい」という人もいると思います。
そこでここでは、よく使うコンビニや個人のタイプ別におすすめのキャッシュレス決済をご紹介します。
- 「コンビニは絶対セブンイレブン派」
- セブンイレブン独自のnanacoカード、nanacoモバイル(おサイフケータイ)、7pay(2019年7月導入予定)がおすすめ!
- 「使うコンビニは特に決まっていないけど、コンビニはよく行く」
- どこのコンビニでも使える電子マネーのiD、楽天Edy、QUICPayをおサイフケータイやApplePayに入れておけば、スマホをかざすだけで支払いが完了するのでおすすめ!
- 「TVで話題のスマホ決済(コード決済)を使いたい」
- PayPayとLINEPay(セブンイレブンのみ非対応)はコンビニ以外でも対応店舗が増えていて、キャンペーンも多いのでおすすめ
- 「どこのコンビニでもポイントがお得につく方法を使いたい」
- 使った金額の2%が後日キャッシュバックされるKyash(キャッシュ)リアルカードならどこのコンビニでも使えてお得なのでおすすめ
- 「クレジットカードなど後払いの方法には抵抗がある」
- チャージして使う(=前払い方式)LINE Pay、Kyash(キャッシュ)リアルカード、銀行口座と連携して即時払いできるOrigami Payがおすすめ
上記のキャッシュレス決済はそれぞれ「初めて使う人向け」におすすめしているものです。慣れてきたら他のキャッシュレス決済も試してみて、自分の生活や買い物のスタイルに一番適した方法を見つけてくださいね。
コンビニでキャッシュレス決済まとめ
コンビニでキャッシュレス決済を利用する方法についてお話してきました。改めて重要なポイントをまとめると、
- コンビニでキャッシュレス決済がおすすめの理由は利便性とお得度!
- コンビニ各社でキャッシュレス決済の対応は違う!一番範囲が広いのはローソン
- クレジットカードや国際ブランド付きプリペイドカード、交通系ICカードのほか、IDや楽天Edy、QUICPayなどの電子マネーはどこのコンビニでも使える
- キャッシュレス決済は「接触型(カード)」「接触型(スマホコード)」「非接触型(カードかスマホ)」があり、初心者に始めやすいのは「接触型(カード)」。支払いが早いのは「非接触型(カードかスマホ)」
になります
2019年は消費税増税対策によるキャッシュレスポイント還元サービスがあるため、キャッシュレス決済を始めるのにもってこいの年です。今年こそキャッシュレス決済を始めて、便利でお得なキャッシュレスライフを楽しんでみましょう。