
プロミスのおまとめローンってどうなのでしょうか?利用する前には金利は妥当なのか、利息がいくらになるのか、月々の返済額はどれくらいかなど、気になることがたくさんあります。
しかし、カードローンと違い、プロミスおまとめローンの情報は意外と少ないんですよね。
そこでプロミスおまとめローンに焦点を当てて徹底解説してみました。この記事を読めば、プロミスおまとめローンに関しての疑問や悩みがスッキリ解決することが間違いナシ!プロミスおまとめローンが気になっているなら、必見の内容になっていますよ。
初めにプロミスおまとめローンの貸付条件や申込条件などを確認しよう!
まずは、プロミスおまとめローンの貸付条件や申込条件などをしっかりと把握しておきましょう。
プロミスおまとめローンの貸付条件・融資時間
金利 | 6.3%~17.8% |
---|---|
限度額 | 300万円 |
融資時間 | 最短即日 |
金利は6.3%~17.8%の間で適用されます。
上限金利が17.8%ですので、はっきり言って高めと言っていいでしょう。限度額は300万円とカードローンよりも少なめになっていますが、必要十分かと思います。融資時間は最短即日と、おまとめローンとしては非常にスピーディーです。
プロミスおまとめローンの申込条件
プロミスおまとめローンに申込できるのは以下の条件を満たす方になります。
- 年齢20歳以上~65歳以下の方
- 本人に安定した収入のある方
上記のように特別な申込条件はありません。年齢が20歳以上~65歳以下の方で安定収入があれば、どなたでも申込可能です。職業の制限もなく、パート・アルバイト、学生でも申込できます。担保や保証人も不要です。
プロミスのような消費者金融では総量規制の影響で年収の3分の1以上の借入が出来ないと思っている方も多いと思いますが、プロミスのおまとめローンは『貸金業法に基づくおまとめローン』となり改正貸金業法施行規則第10条の23第1項 第1号の2『段階的な返済のための借換え』に当たるので総量規制の影響はなく年収の3分の1以上以上の借り位ができます。
プロミスおまとめローンの利用用途
プロミスおまとめローンの利用使途は、他の貸金業者(消費者金融・信販会社・クレジットカードのキャッシング枠)からの借入金返済に限ります。銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠などの支払いには利用できません。
プロミスおまとめローンは通常のプロミスとはどう違う?
プロミスにはおまとめローンの他に、「フリーキャッシング(カードローン)」もあります。このフリーキャッシングとおまとめローンに以下のような違いがあります。
おまとめローン | フリーキャッシング | |
---|---|---|
金利 | 6.3%~17.8% | 4.5%~17.8% |
限度額 | 300万円 | 500万円 |
利用用途 | 他の貸金業者からの借入金返済のみ | 生計費に限る |
総量規制 | なし | あり |
無利息期間 | なし | 30日間 |
追加借入 | 不可 | 可能 |
来店の有無 | あり | 基本なし |
金利
おまとめローンの金利は6.3%~17.8%、フリーキャッシングの金利は4.5%~17.8%となっています。
上限金利に差はありませんが下限金利は、フリーキャッシングのほうが低金利です。ただし、下限金利は最高限度額が設定されたときに適応される金利ですので、それほど気にする必要はありません。
限度額
おまとめローンは最大300万円、フリーキャッシングは最大500万円まで借入可能です。ただし、フリーキャッシングには総量規制がありますので、おまとめローンのほうが高額の借入はしやすいと思います。
利用用途
おまとめローンは他の貸金業者からの借入金返済のみにしか利用できません。それに対して、フリーキャッシングの利用用途は生計費(生活費、レジャー資金、教育資金など)です。貸金業者からの借入以外にも、銀行やクレジットカードの支払い、住宅ローンや車のローンなど、様々な場面で利用可能です。
総量規制
フリーキャッシングには総量規制があります。
よって年収の1/3までしか借入できません。年収が350万円なら、借入上限は1/3の116万円までとなるんですね。一方、おまとめローンは総量規制がありませんので年収の1/3以上の借入をすることも可能です。
無利息期間
フリーキャッシングには30日間の無利息期間があります。
借入日の翌日から、30日間は金利が一切かかりませんので、上手に利用すれば利息無料で借入することも可能です。それに対して、おまとめローンには無利息期間がありませんので必ず利息が発生します。
追加借入
フリーキャッシングは限度額の範囲内で自由に追加借入が可能です。
返済すれば限度額がその分、回復しますので、契約している限り半永久的に借入ができます。それに対して、おまとめローンは返済のみで追加の借入はできません。おまとめ後は返済していくのみとなり、完済すると契約は終了します。
来店の有無
フリーキャッシングは基本来店の必要がありません。
ネットから申込~融資まで完結することができます。一方、おまとめローンは申込に来店が必要です。ネットや電話からの申込はできず、窓口か自動契約機で申込むことになります。
プロミスおまとめローンのメリット&デメリット!
おまとめローンで失敗しないためには、利用する会社のメリット&デメリットをしっかり知っておくことも重要です。まずはメリットから見ていきましょう。
プロミスおまとめローンのメリット!
- 最短即日融資が可能
- 総量規制の例外
- プロミス側が返済を代行してくれる
申込当日に融資が可能!
プロミスおまとめローンは即日融資も可能となっています。
申込んだその日に融資が可能ですので、「急いでいる!」という時に非常に助かります。銀行のフリーローンやおまとめローンの中には、融資まで数日~数週間かかるものもありますので、即日融資可能というのは大きなメリットと言えます。
総量規制の例外となる!
総量規制の例外になるという点も大きな魅力です。
おまとめローンの場合、複数社から借入があるケースが多いため、どうしても借入額合計が大きくなりがちです。そのため、「総量規制のせいでおまとめしたい額に届かない・・・」ということも多くあります。しかし、プロミスおまとめローンなら、そうしたことを気にする必要はありません。
返済はプロミスにおまかせしてOK!
プロミスおまとめローンの場合、プロミスが既存の借入先へ振り込みで返済するという形で融資が行なわれます。
あなたはプロミス以外とは手続きをする必要がなく、振込手数料はプロミスが負担してくれますし、代行手数料もかかりません。複数社から借入がある場合、返済手続きがめんどうですし、振込手数料もかかりますので非常にメリットが高いです。
プロミスおまとめローンのデメリット!
続いてデメリットを確認してみましょう。プロミスおまとめローンには以下のようなデメリットがあります。
- 金利が高い
- 来店が必要
- 既存の借入残高分しかおまとめできない
- 銀行カードローンの借入れ分はおまとめできない
金利がはっきり言って高い!
プロミスおまとめローンの金利は6.3%~17.8%です。はっきり言って金利は高いですね。
とくに上限金利が17.8%なのが気になります。これは消費者金融系のカードローンの上限金利相場(18.0%)とほぼ同じです。おまとめしても金利がほぼ下がらないので、利息をカットできないどころか増加してしまう可能性も高いです。
参考までにプロミスを含む他のおまとめローンの比較表を載せておきますので参考にしてみてください。
おまとめローン 比較
会社名(商品名) | 金利 | 融資額 | 返済期間(返済回数) |
---|---|---|---|
アコム(借換え専用ローン) | 7.7%~18.0% | 1万円~300万円 | 最長13年7ヶ月(162回) |
プロミス(おまとめローン) | 6.3%~17.8% | 300万円まで | 最長10年(120回) |
アイフル(かりかえMAX) | 3.0%~17.5% | 1万円~800万円 | 最長10年(120回) |
アイフル(おまとめMAX) | 3.0%~17.5% | 1万円~800万円 | 最長10年(120回) |
※アイフル(おまとめMAX)はアイフルを利用中または過去に利用したことがある方のみ申込み可能です
申込には来店が必須!
プロミスおまとめローンの申込には来店が必要です。
窓口か自動契約機まで来店して、申込をおこなわなくてはいけません。通常のプロミスのようにネットで申込して、ネットで完結とはいかないんですね。「忙しくて来店できない」、「近くに窓口や自動契約機がない」という人には、かなりのデメリットになってしまいます。
借入残高分しか借入れできない
プロミスのおまとめローンは申し込みした時点での他社借入残高分しか借入れができません。
これの何がデメリットかというと、各借入先へ借入分を一括返済する場合は借入残高(元金)にプラスして利息分も返済しないと完済したことにはなりません。
じゃあ、その利息分はどうするかというと、自分で用意しないといけないということになっています。
「利息分も含めておまとめをすればいいのでは?」と思われたかもしれませんが、これは法律上できないようになっているので、完済をするのであれば利息分は自身で用意をしましょう。
銀行カードローンのおまとめはNG
おまとめローンとなっていますが、どのような借入れでもおまとめできるというものではありません。
公式サイトにも書いていますが、資金使途として「他の貸金業者からの借入金返済」に限定されています。なぜ、このような形になっているのかというと、貸金業法の第10条の23第1項第1号の2に基いて提供されている商品だからです。
当該個人顧客が弁済する債務のすべてが、当該個人顧客が貸金業者と締結した貸付けに係る契約に基づき負担する債務であつて、貸金業者又は法第四十三条 の規定により貸金業者とみなされる者(次項第一号の二ロにおいて「みなし貸金業者」という。)を債権者とするものであること。
このように規定されており、貸金業者以外からの借入れはおまとめできなくなっています。
プロミスおまとめローンの利息はいくら?シミュレーションしてみた!
「プロミスおまとめローンを利用すると利息はいくらになるのだろう?」このような疑問がある方は非常に多いかと思います。そこでプロミスのシミュレーション機能を利用して、利息を算出してみました。
80万円を金利17.8%でおまとめした場合の利息額
返済期間 | 利息額 |
---|---|
15ヶ月 | 98,184円 |
25ヶ月 | 163,316円 |
35ヶ月 | 231,329円 |
45ヶ月 | 302,162円 |
60ヶ月 | 413,649円 |
120万円を金利15.0%でおまとめした場合の利息額
返済期間 | 利息額 |
---|---|
15ヶ月 | 123,471円 |
25ヶ月 | 204,662円 |
35ヶ月 | 288,928円 |
45ヶ月 | 376,241円 |
60ヶ月 | 512,867円 |
参照元:プロミス ご返済シミュレーション
プロミスおまとめローンの利息は高いか?安いか?
結論から言いますと、プロミスおまとめローンの利息は高めです。上限金利が17.8%と高いため、どうしても利息額も増えてしまいます。とくに借入額100万円以下ですと、上限金利に設定される可能性が高いため、その傾向が強いです。
ただし、借入額が100万円を超える場合は少々話しが違ってきます。
この場合、利息制限法の関係で金利はどんなに高くても15.0%までとなります。そのため。現在の借入状況によっては金利を下げることが可能で、利息も下がります。とくに借入先が消費者金融のみの場合ですと、その可能性が高くなります。
プロミスおまとめローンの月々の返済額はいくら?
プロミスのおまとめローンを利用した場合、月々の返済額は返済期間(返済回数)によって異なります。
最長で10年(120回)まで設定できるようになっていますが、借入金額や年収などによって希望通りにならないケースもあります。ただ、そうはいっても目安になるものがあった方がいいと思いますので、利息額と同様シミュレーションしてみます。
80万円を金利17.8%でおまとめした場合の返済額
返済期間(回数) | 返済金額 | 返済総額 |
---|---|---|
12ヶ月 | 73,268円 | 879,213円 |
24ヶ月 | 39,862円 | 956,685円 |
36ヶ月 | 28,842円 | 1,038,296円 |
48ヶ月 | 23,416円 | 1,123,983円 |
60ヶ月 | 20,228円 | 1,213,658円 |
72ヶ月 | 123,471円 | 123,471円 |
84ヶ月 | 16,721円 | 1,404,516円 |
96ヶ月 | 123,471円 | 123,471円 |
108ヶ月 | 14,906円 | 1,609,781円 |
120ヶ月 | 14,312円 | 1,717,412円 |
120万円を金利15.0%でおまとめした場合の返済額
返済期間(回数) | 返済金額 | 返済総額 |
---|---|---|
12ヶ月 | 108,310円 | 1,299,720円 |
24ヶ月 | 58,184円 | 1,396,415円 |
36ヶ月 | 41,598円 | 1,497,542円 |
48ヶ月 | 33,397円 | 1,603,051円 |
60ヶ月 | 28,548円 | 1,712,875円 |
72ヶ月 | 25,374円 | 1,826,929円 |
84ヶ月 | 23,156円 | 1,945,113円 |
96ヶ月 | 21,534円 | 2,067,311円 |
108ヶ月 | 20,309円 | 2,193,394円 |
120ヶ月 | 19,360円 | 2,323,223円 |
以上のような結果になりました。ただ、あくまでもこれはシミュレーションですので、実際に利用した場合の返済金額とは異なる場合があります。その点についてはご了承ください。
プロミスおまとめローンの審査の流れ~必要書類など
先にもお伝えしたように、プロミスおまとめローンの申込は窓口(お客様サービスプラザ)か自動契約機でおこなうことなります。流れとして以下のような感じになります。
まずは窓口か自動契約機で申込をしましょう。この時に気をつけたいのが申込時間です。窓口の営業時間は10:00~18:00(平日のみ)、自動契約機の営業時間は9:00~21:00(店舗より営業時間が異なります。)までとなっていますのでこの時間内に申込をするようにしてください。
申込をしたらその場で審査が開始されます。審査中には在籍確認もあります。なお、在籍確認は本人が対応する必要がありませんし、担当者の個人名でされますので心配は入りません。
審査に通過したら契約して終了です。平日の14:50までなら即日融資してくれます。融資はプロミスが借入先に直接あなた名義で振込をします。
申し込みをするにあたり、注意しないといけない点としては、プロミスから既存借入先へ振り込みをする際に振込先の口座番号や名義などの情報が必要となってきます。ですので、これらの情報は事前に確認しておかなければいけません。
ただ、この情報に関しては何か書類が必要になるといったことはなく、口頭で知らせればOKですので、口座情報等を確認した場合は必ずメモしておいて保管しておきましょう。
プロミスおまとめローンの申込に必要な書類
プロミスおまとめローンの申込に必要な書類は「本人確認書類」と「収入証明」の2つです。書類とし有効なものは以下になります。
- 本人確認書類(いずれか1点を提出)
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証+1点(住民票など)
- 収入証明(いずれか1点を提出)
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 税額通知書・所得(課税)証明書
- 給与明細書(直近2ヶ月+1年分の賞与明細書)
書類は最新のものや現在有効なものを提出するようにしましょう。古いものや期限切れですと、無効になってしまいます。
プロミスおまとめローンの口コミや評判
実際に利用した人の評価は気になるものですよね。プロミスおまとめローンの口コミや評判はどうなのでしょうか?口コミを確認してみると、以下の2点を評価している人が多かったです。
- スピードが早い
- 審査がそれほど厳しくない
スピーディーな点を評価している人が多かったですね。
「申込当日に借入できた」、「急いでいたので助かった」などの口コミが目立ちます。その他に、「他社で断られたけどプロミスでは通った」などの審査の通りやすさについての記述も多かったです。一方で以下の2点には不満を持っている方が多いようです。
- 金利が高く利息が増えてしまった
- ネットから申込できないのが不便
上限金利が17.8%と高金利ですので「思ったよりも利息が増えてしまった」という口コミが多く見られました。「ネットから申込できず手間がかかる」という不満もチラホラ確認できましたね。
結論!プロミスのおまとめローンは得か?
プロミスのおまとめローンは正直に言って、あまり旨みがありません。上限金利が17.8%と高いですし、特別なサービスがあるわけでもありません。そのため、利息軽減を目的として利用するのはおすすめできないですね。
ただし、100万円以上でおまとめする場合であれば利用する価値はあるかと思います。
借入額が100万円以上になれば、金利は確実に15.0%以下になります。借入状況によっては金利が下がり、利息をカットすることができます。また、即日融資が可能なため、「今日中に返済しないとヤバイ!」というような場合に利用するのも悪い選択ではないと思います。