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広く普及する電子マネー

画像引用元:“【クレジットカードに関する総合調査】2018年度版 調査結果レポート(最終閲覧日:2019年11月13日)
こちらのグラフは、株式会社ジェーシービーが3,500人を対象に2018年に行った調査の結果です。
ご覧の通り、電子マネーの保有率・利用率共に増加傾向にあります。
2019年には国を挙げてのキャッシュレス事業を推進しており、今後は今まで以上にクレジットカード・電子マネー・スマホ決済などのキャッシュレス決済が広まると予想されます。
「現金派でクレジットカードも使っていない」という方も、「クレジットカードは使っているけれど、電子マネーは使っていない」という方も、電子マネーを使ってみませんか?
主力電子マネーを比較
普段何気なく使っている小額の支払いに便利な電子マネーはクレジットカード付帯が断然お得!
おサイフケータイを設定しておけば、携帯ひとつでお出かけも可能。
支払い方法やポイント付与などの特徴で電子マネーを比較しました。
電子マネー比較表 | ||
---|---|---|
項目 | 前払い型(プリペイド型) | 後払い型(ポストペイ型) |
電子マネー |
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|
支払い方法 |
| クレジットカード利用請求 |
メリット |
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|
ポイント |
| クレジットカードの利用分と合算 |
紛失・盗難 | 原則自己責任(紛失・盗難連絡時のチャージ残高・定期等の補償対象もある) | クレジットカード補償適用 |
プリペイド型電子マネーのメリット
オートチャージで使いやすさアップ
クレジットカード一体型やクレジットカード付帯なら、残高不足の心配いらずのオートチャージ機能もあって便利で安心。
オートチャージ分でもクレジットポイントが貯まるカードなら、お得にポイントが貯まります。
Suica
Suica付きクレジットカードは通勤・通学などで交通機関をよく利用する人におすすめ。
さらに、別途登録は必要ですがSuicaポイントやメトロポイントといった電子マネーポイントも貯まり、電子マネーやマイルに交換することもできます。
自動販売機やコンビニなどの利用分が無駄なくポイントとして貯められるので要チェック!
クレジットカードポイント+電子マネーポイント+ANA(提携のカードのみ)と二重、三重でポイントが貯められ、相互移行できるメリットも。
楽天Edy
楽天Edy付きクレジットカード・WAON付帯のカードは電子マネー利用でポイントが貯まり、1ポイント=1円にチャージ可能です。
また、クレジットポイントも電子マネーに移行・チャージ可能。
例えば三井住友カードはワールドプレゼントからWAONポイントへの移行は1ワールドプレゼントポイント=5WAONポイントになります。
使い過ぎを防げる
プリペイド型はあらかじめチャージした分しか使えません。
そのため使い過ぎを防ぐことができます。
ただし、オートチャージを設定している場合はご注意ください。
ポストペイ型電子マネーのメリット
面倒なチャージが不要
iD付きクレジットカード・QUICPay付きクレジットカードは、電子マネーを利用した分だけクレジット利用分と同様に後から支払代金が請求されるので事前チャージ不要!
電子マネーに不慣れな人でも、クレジットカードと同じ感覚で使うことができます。
セキュリティ面に強い
後払い型の最大のメリットはチャージ不要の利便性に加え、紛失・盗難などではクレジットカードの補償適用となるセキュリティ面。
おサイフケータイではロック機能なども使えばセキュリティはさらに万全!
ここまで前払い型と後払い型のメリットを見ましたが、どちらにも共通するメリットもあります。
電子マネー選びのポイント
電子マネーはクレジットカード付帯が断然お得です!
「支払い方法」や「ポイント付与」などの特徴で、電子マネーを比較してみましょう!
種類 | チャージ型(プリペイド式) | 後払い型(ポストペイ式) |
---|---|---|
電子マネー |
|
|
支払い方法 | 事前チャージ(オートチャージ含む) | クレジットカード利用請求 |
メリット |
|
|
ポイント |
| クレジットカード利用ポイントも対象となり、マイル等への交換もスムーズ |
紛失・盗難 | 原則自己責任(紛失・盗難連絡時のチャージ残高、定期等の補償対象もあり) | クレジットカード補償適用 |

前払い型電子マネー付帯のメリット
クレジットカード一体型やクレジットカード付帯なら、残高不足の心配がないオートチャージ機能もあって便利で安心です。
オートチャージ分でもクレジットポイントが貯まるカードなら、ポイントを貯めやすいですね!
Suica付きカードのメリット
Suica付きのカードは、通勤・通学などで交通機関をよく利用する人におすすめ!
2013年からは「交通系IC全国相互利用サービス」も始まり、関東圏以外でも利用できる場所が広がった点もメリットです。
別途登録は必要ですが、Suicaポイントやメトロポイントといった電子マネーのポイントも貯まり、電子マネーやマイルに交換することもできます。
自動販売機やコンビニなど、少額の利用分が無駄なくポイントとして貯められるのが嬉しいですね。
さらに、「クレジットカードポイント+電子マネーポイント+ANA(提携のカードのみ)」と2重~3重のポイントが貯められ、相互移行できるメリットもあります。
楽天Edy・WAON付帯カードのメリット
楽天Edy付帯のカード・WAON付帯のカードは、電子マネー利用でポイントが貯まり「1ポイント=1円」にチャージ可能です。
また、クレジットカードのポイントも電子マネーに移行・チャージ可能です。
例えば三井住友カードは、クレジット利用で200円(税込)ごとに1ポイントのVポイントが貯まり、WAONポイントへの移行は「500Vポイント=500WAONポイント」です。
よく利用するお店の提携電子マネーが付帯しているカードを選ぶと、ポイントが貯まりやすく便利です!
もしもカードを紛失・盗難してしまうと、電子マネー部分については原則自己負担です。
ただし、連絡した時点での電子マネー残額の補償や、ポイント補償がついている場合もありますので、あらかじめ調べておくといいでしょう。
後払い型電子マネー付帯のメリット
iD付帯のカード・QUICPay付帯のカードは電子マネーを利用した分だけクレジット利用分と同様に後から支払代金が請求されるので、事前チャージ不要です。
後払い型の最大のメリットは、チャージ不要の利便性に加え、紛失・盗難などではクレジットカードの補償適用となるセキュリティ面です。
おサイフケータイではロック機能も使えば、セキュリティはさらに高くなります。
電子マネーの利用で貯まるポイントも、クレジット利用分と同じクレジットポイントです。
それぞれでキャッシュバックやプレゼントなどお得なキャンペーンも豊富です。
全国で利用できる店舗もコンビニ、スーパーからガソリンスタンド、飲食店、アミューズメントまで幅広くなっています。
電子マネーでの支払いは普段からクレジットカードで支払うことが多い人にとって非常に便利です!
ポイント還元率1%の高還元カード!
電子マネー「iD」機能を搭載したクレジットカードで、dカード特約店ではカード・iDの利用でdポイントが追加で貯まります。
クレジットカードと電子マネーのポイントの二重取り!
組み合わせ次第では、クレジットカードと電子マネーそれぞれのポイントを貯めることができます(ポイントの二重取り)。
例えば、以下のクレジットカードは電子マネーのチャージでポイントを貯めることができます。
着色したカードは電子マネー付帯クレジットカード クレジットカードでチャージした際にカードのポイントが、電子マネーを使った際に電子マネーのポイントが貯まります。

券種 | チャージする電子マネー | ポイント還元率 |
---|---|---|
ビューカード | Suica | 1.5% |
リクルートカード | 1.2% | |
東急カード | 1% | |
楽天カード | 楽天Edy | 0.5% |
エポスカード | ||
リクルートカード(VISA・Mastercard) | 1.2% | |
セブンカード・プラス | nanaco | 0.5% |
セディナカード | 0.5% | |
リクルートカード | 1.2% |
関西の方必見、PiTaPaと連動する三井住友VISAカード!
公共交通機関に乗る際に、ICカードを利用していない人の方が少なくなっているのではないでしょうか。
乗車券を購入するためにいちいち並ぶ手間もなく、1枚あればどこまででも行ける便利さは一度使うと手放せません。
交通系ICカードはSuicaの登場以来、続々と誕生していますが、主に関西方面で利用できるのがPiTaPa(ピタパ)です。
関西のICカードではJRのSMART ICOCAがありますが、PiTaPaは私鉄とバスがメインとなります。
使ってみるとなかなかの優れものと評判も上々。
PiTaPaがお得に使える、三井住友VISAカードとの関係を見ていきましょう。
PiTaPaはどんな電子マネーか?
PiTaPaは「スルッとKANSAI」が提供するICカードを使った決済サービスです。
電車やバスといった公共機関での利用のほかにも、買い物や食事の支払いができます。
PiTaPaはポストペイと呼ばれる後払いサービスです。
基本的にはPiTaPaの申し込み時に金融機関の口座を指定し、自動引き落としの設定をおこないます。
ただしJR西日本など、PiTaPaの交通エリア外を利用する際には、事前にチャージしておかなければなりません。
チャージに関しては、改札機にタッチしたときに所定の金額よりも少なくなると、自動的に入金されるオートチャージシステムも提供されています。
三井住友VISAカードの追加カードとして発行可能
PiTaPaには大きく分けて「PiTaPa機能のみのカード」と「提携カード」があります。
三井住友VISAカードを持っている場合には、提携カードとして会員サイトのVpassから申し込みができます。
三井住友VISAカードで発行したPiTaPaは、オートチャージでも通常のチャージでもポイントが加算されます。
貯まったポイントは500ポイントになれば、自動で交通費から50円の割引となります。
現金で支払っても1円のバックもないことを考えると、かなりお得です。
またPiTaPaなら利用回数や事前登録で、乗車金額が割引されるサービスもあります。
PiTaPaカードの注意点
PiTaPaのポイントはワールドポイントとは別ものです。
PiTaPaの利用分はワールドポイントの付与対象外となるので注意してください。
また、入会費や年会費は無料ですが、1年間に一度もPiTaPaの利用がない場合は維持管理料として1,100円(税込)が必要です。
PiTaPaと三井住友VISAカードを連動させるメリット
便利なタッチ利用が年会費無料で利用可能
三井住友VISAカードが発行するPiTaPaは、チャージ不要で電車やバスに乗れるほか、PiTaPa利用可能の表示があるお店で買い物が可能です。
交通系ICカードの全国相互利用サービス対象エリアでのご利用には事前チャージが必要。
家族の利用分をまとめて決済できるので、管理がしやすく家計も煩雑になりません。
また子どもに持たせた場合には、改札通過情報をメール配信するサービスもあるので安全管理にも役立ちます。
利用枠設定があるので使い過ぎもなし
家族で持つとなると使い過ぎが心配になりますが、PiTaPaには利用限度枠があります。
交通利用では1か月15万円まで、ショッピング利用は1か月5万円です。
また、PiTaPaには中学生や高校生対象のジュニアカード、小学生対象のキッズカードもあります。
これらのカードでは利用制限があり、ショッピング利用が不可なので安心です。
万一紛失したり、落としたりした場合にも三井住友VISAカードに連絡すれば、不正利用を阻止できるので家族全員が安心して使うことができます。
PiTaPaを持つなら、三井住友VISAカードも手に入れよう
PiTaPaが欲しいのだけれどクレジットカードを持っていない、という人は、三井住友VISAカードの申し込み時に同時にPiTaPaを発行するといいでしょう。
三井住友VISAカードが自宅に送付される際に一緒に送られてきます。
最初からクレジットカードと紐づけされているので、何の設定も要らずチャージも楽々です。
届いたその日から、電車やバスでの利用が便利にできます。
乗り継ぎなどがあっても、切符売り場に並ぶ必要はありません。
PiTaPaの利用圏内ならば、どこででも意識せずに使うことができます。
クレジットカードと連動していれば、利用対象外の交通機関を使う際の事前チャージも簡単です。
時間短縮&ポイントで生活を便利にお得に
三井住友VISAカードと紐づけされたPiTaPaを持っていれば、忙しい通勤時でもタッチひとつで改札を通過できるので、時短につながるはずです。
また通常の定期では得られない、ポイントによる事実上のキャッシュバックがあります。
さらにPiTaPaマイスタイルを利用して、通勤定期代が安くできるという裏技も見逃せません。
もちろん三井住友VISAカード発行のPiTaPaでも対応しているので、通勤圏が該当する場合には一度確認してみるといいでしょう。
クレジットカードとICカードPiTaPaの連動で、生活をより便利でお得にすることができそうです。
おわりに
関西のICカードにも数種類ありますが、PiTaPaと三井住友VISAカードの連動はなかなか便利です。
ポイントは別枠となりますが、PiTaPaのポイントシステムだけでも、交通料金が実質的な割引となるので現金払いよりもかなりお得となっています。
三井住友VISAカードと紐づけされているため、チャージに手間がかからずストレスなく利用が可能です。
クレジットカードと同じく利用明細がいつでもチェックできるので、現金チャージ型と違いしっかりと把握できます。
PiTaPaを作ろうかと考えているのならば、高い信頼性を誇る三井住友ブランドがいち押しです。