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旅行好きならクレジットカードは必携!
国内旅行はともかく、クレジットカードなしで海外旅行に行くと想像以上に不便な目に遭います。
実際に現地で「しまった!」という経験をした人も多いのではないでしょうか。

ある程度の現金を持ち歩いても危険性を感じないお国柄もありますが、海外事情はまったく別です。
旅行好きならば絶対に持って行くべき、クレジットカードについて考えていきましょう。
現地ではクレジットカードが身分保証になる
海外ではクレジットカードが身分証代わりをする場面が多々あります。
ホテルでは宿泊料金が前払いしてあっても、クレジットカードの提示が求められます。
これは各種サービスに対するデポジットと呼ばれる支払い保証のためです。
ホテルによっては現金によるデポジットを受け付けていない場合もあり、そうなると事前予約してあっても宿泊が認められません。
その他、レンタカーやオプショナルツアーなど、クレジットカード決済しかできないサービスもたくさんあります。
海外旅行に行って、楽しみ方が制限されるのはまさに悲劇!
身分のしっかりした日本人でも、海外で支払い能力を保証してくれるのはクレジットカードしかありません。
クレジットカードを頑なに拒否していると悲惨な目に……
クレジットカードなしでも旅行はできます。
国内の旅行代理店で渡航費やホテル料金を、口座振り込みか現金支払いすれば、準備が整います。
国内での支払いには、クレジットカードがなくてもまったく困りません。
ところが取り引き相手が海外の場合、クレジットカードがなければ行き詰まってしまうことがあるでしょう。
現在、アメリカ合衆国ではその領土に渡航する際、日本を含めた国々を対象にビザを不要としています。
ハワイに遊びに行くのにわざわざビザを申請する必要がなくなったのでとても便利です。
しかし、その代りにESTAという電子渡航認証システムで、入国の事前登録をする必要があります。
そこで必要となるのがクレジットカードです。
ESTAの手続きは旅行出発日の3日前までに行わなければなりませんが、手数料の支払いはクレジットカードかデビットカードのみで受け付けています。
旅行代理店などでも代行してくれますが、日数がかかるため、クレジットカードのように即決というわけにはいきません。
ESTAの手続きに気づくのが遅れると、入国できない破目になります。
旅行時の補償が手厚いクレジットカード

海外旅行で必須の保険付きクレジットカードを選ぼう
海外で医者にかかるようなことがあると、とんでもない額を請求される可能性があります。
例えば盲腸の場合、アメリカでは150~300万円、ヨーロッパでは100~300万円が相場です。
骨折では800万円請求された例もあります。
これを知ると恐ろしくて一気に旅行気分が吹き飛びそうですが、そこを救ってくれるのがクレジットカードに付帯する旅行保険です。
無料のクレジットカードや一般カードでも海外旅行補償付きが見られますが、金額が小さくやや不安が残ります。
家族旅行の場合、家族の補償も気になりますよね。
その点、ゴールドカード以上のクレジットカードならほとんどが海外旅行の高額補償が付帯しています。
家族特約付きのカードもあるので、選び方によっては一般の旅行保険に入る以上の補償が得られることもあるでしょう。
海外旅行傷害保険が自動付帯のクレジットカードは海外旅行傷害保険自動付帯クレジットカード特集をご覧ください。
クレジットカードが複数ある場合の補償
海外に行くとき、念のために2枚から3枚はクレジットカードを携帯するというのが一般的です。
それならば補償額の安いカードでも合算すれば大丈夫そうですが、実はそうではありません。
旅行保険でもっとも金額が大きい「傷害死亡」「後遺障害」では、複数持っているうちの最高額が適用となります。
つまり、5,000万円と2,000万円の補償がついたカードをそれぞれ持っていたとしても、実際の補償は5,000万円までで7,000万円にはなりません。
やはり1枚は補償額の大きいカードを持つのが正解です。
ちなみに「傷害治療費用」「疾病治療費用」などについては、複数枚のカード補償を合算できます。
付帯保険が充実したおすすめクレジットカードの例
dカード GOLD

ゴールドカードにもいろいろなランクがありますが、比較的年会費が手頃で補償の厚いゴールドカードといえば、dカード GOLDがおすすめです。
年会費は11,000円(税込)とゴールドカードの中では平均的ですが、最高補償額が1億円!
補償項目 | 保険金 |
---|---|
海外旅行傷害保険(一部利用付帯) | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷害・疾病治療 | 最高300万円 |
賠償責任 | 最高5,000万円/1事故 |
携行品損害 | 最高50万円(自己負担3,000円)/1事故 |
救援者費用 | 最高500万円/年間 |
国内旅行傷害保険(利用付帯) | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院 | 5,000円/1日 |
手術 | 入院保険金日額の5倍または10倍 |
通院 | 3,000円/1日 |
お買物あんしん保険 | |
カード利用条件 | 国内・海外(購入から90日以内) |
年間補償限度額 | 300万円 |
自己負担額 | 3,000円/1事故 |
三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールドも年会費11,000円(税込)で家族特約が付いています。
国内旅行保険も付帯しているので、日常のお出かけにもぴったり!
補償項目 | 保険金 |
---|---|
海外旅行傷害保険(一部利用付帯) | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害・疾病治療 | 最高300万円 |
賠償責任 | 最高5,000万円/1事故 |
携行品損害 | 最高50万円(自己負担3,000円)/1旅行 |
救援者費用 | 最高500万円/年間 |
国内旅行傷害保険(一部利用付帯) | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院 | 5,000円/1日 |
手術 | 最高20万円 |
通院 | 2,000円/1日 |
お買物安心保険 | |
カード利用条件 | 国内・海外(購入から90日以内) |
年間補償限度額 | 300万円 |
自己負担額 | 3,000円/1事故 |
ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードはステータス性の高さで知られるクレジットカードで、もちろん保険も充実しています。
国際ブランドとしてのダイナースクラブはシェアが少ないという欠点がありますが、TRUST CLUB プラチナマスターカードをコンパニオンカードとして発行できるので、世界中で幅広くカードが使えるようになりました。
補償項目 | 保険金 |
---|---|
海外旅行傷害保険(一部利用付帯) | |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷害・疾病治療 | 最高300万円 |
賠償責任 | 最高1億円/1事故 |
携行品損害 | 最高50万円/1旅行 |
救援者費用 | 最高300万円/年間 |
国内旅行傷害保険(一部利用付帯) | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院 | 5,000円/1日 |
手術 | 最高20万円 |
通院 | 3,000円/1日 |
ショッピング・リカバリー | |
カード利用条件 | 国内・海外(購入から90日以内) |
年間補償限度額 | 500万円 |
自己負担額 | 10,000円/1事故 |
まとめ
楽しい旅行も備えがあればこそです。
特に海外でクレジットカードなしは、不安がつきまとい心から旅行を楽しむことができないかもしれません。
各ゴールドカードには、海外旅行に手厚い補償が付帯している他、トラブル時に頼りになるヘルプデスクが設置されています。
誰でも悪いことは考えたくないものですが、何が起こるかわからないのが海外旅行です。
万一のためにも、旅行に持って行きたい1枚を手に入れておくことをおすすめします。