2019年10月より消費税率も10%になり、ますます今後のやりくりが重要になってきますね。
たとえ収入が満足にある方でも、思うように貯金できない方はいると思います。
そのため少ない給料を貯金する方法は、万人に役立つ方法でしょう。
目次
まずは家計を把握しよう!
たとえ少ない給料でも自分の意志1つで堅実な貯金をしていくことができます。
しかし、お金の出入りについて知っておかねば計画的な貯金はできません。
はじめにすべきは収入と支出の管理
収入と支出を正確に管理するためには、家計簿が効果的です。
家計簿には収入を正確に把握し、支出とあわせてすべて記録しておく癖をつけておきましょう。
そうした作業のなかで「お金がたまらない原因」もはっきりさせられるはずです。
また、自分の意識を変えることにも家計簿は役立ちます。普段の支出も、家計簿にしてみると無駄に気づきやすくなります。
家計簿を毎日付けるのは正直面倒だとは思いますが、家計簿アプリを使ったり、自分で管理しやすいものを使えばめんどくささも半減しますよ。
家計簿をつけることで、思った以上に特定の物事についてお金を割いている自分を発見することは珍しくありません。
ぜひ家計簿をつけてみるといいでしょう。
貯金の基本は支出を減らすことから!3つのポイントを解説
貯金をするにあたって支出を減らすことはとても大切です。
家計簿をつけることで、支出の種類についても管理できるようになるでしょう。
固定費の見直し
固定費とは生活を送るうえで避けられない支出のことです。
代表的な固定費は以下の6つになります。
- 家賃
- 光熱費
- 携帯料金
- 水道代
- 各種税金
- 保険料金
一般的な生活を送っていこうと考えれば、どれも決して払わないわけにはいかない料金ですよね。
しかし高額な固定費については業者を改めて比較してみたりと、より安くする方法を検討することが大事です。
そして、車を所持している人の場合は「ガソリン代」「車検代」「各種維持費」「ローン代」「自動車税」「自動車重量税」こうした費用も固定費としてかかってきます。
さらに習慣的にお酒やたばこをたしなみ、これらをやめられない場合。こうした費用も固定費と呼んでさしつかえはないでしょう。出費がさらにかさむことになります。
あらゆる固定費を一度見直してみることが大切になります。
もっと安くなる場合があっても「見直してみなければ」なかなか気づきずらいものです。
ムダづかいは極力減らす
ムダな支出を減らすためには、本当に必要なものと、必要でないものを切りわけていくことが大事です。
とくに、貯金の天敵ともいえるのが「衝動買い」です。
たまに自分のご褒美として好きなものを買うのは大事ですが、ストレスがたまっているときに普段なら見送るような商品に次々手をつけると、思うように貯金はできませんね。
たとえば、Amazonなどでのネットショッピングでは、実際に財布からお金を出さずに簡単に買い物ができます。
ですので、支払いの現実感がないままいくらでもお金を出してしまう傾向があります。
また、もう1つの無駄づかいとしてラテマネーがあげられます。ラテマネーとは、習慣として何となく毎日使っているお金のことです。
たとえば、出勤前にコンビニで買うコーヒーや、ついやめられない夜食のお菓子などがこのラテマネーにあたります。
ラテマネーは、1日単位でいえば100円程度の買い物であるかもしれませんが、月間に直せば3,000円近くの金額になってしまいます。そう考えるとこのラテマネーの積み重ねも馬鹿にできません。
こういったAmazonなどで衝動買いを減らすためには、買い物のカートに入れて1日「本当に必要なのか」と考えてみることが重要です。
もし数日以上カートに入れっぱなしだった場合、それは本当に必要なものではないと判断でき、ムダな出費を減らすことにつながるのです。
収入を増やす努力も大切
支出を減らす努力も大切ですが、それと同じくらいに収入を増やしていく努力も大切です。稼ぎを増やして貯金を積み重ねていきましょう。
仕事を頑張ることがはじめの一歩
収入を増やす方法として、最初に思い浮かぶのは仕事を頑張ることではないでしょうか。つとめている会社の給料を上げることは、収入を増やすことに直結するからです。
しかし思うように給料が上がらなかったり、どうしても職場的に昇給が見込めないのであれば、副業を始めるか転職をするのも一つの手段でしょう。
厚生労働省の発表する有効求人倍率は2015年から年々上がり続け、今年に入ってから1.6付近の数値を維持し続けています。
つまり、1人に対して1.6人分の仕事があるという状況です。適性のある会社に転職することで、給料のアップが見込めるはずです。
副業も視野に入れてみよう
本業をやめずに収入を増やしたいなら、Tポイントで投資ができるネオモバがおすすめです。
FXのように難しい知識を必要とせず、月額220円(税込)で取引し放題なので、将来的な資金作りに役立てることができます。
クレジットカードのポイントをお得に使う
クレジットカードは、考えなしに買い物するとリボ払いの支払いなどで自分を苦しめることがあります。
しかし、効率よくポイントを貯めたり、公共料金の支払いをまとめるために使えば、家計簿を付けるより簡単に管理できるのです。
クレジットカードの利用明細に全て記載されていれば、自分が何に使ったのかすぐに知ることができますよね。
たとえば年会費無料の楽天カードなら、ポイントの還元率は1%となっています。つまり、10,000円の利用で100円分のポイントが貯まるというわけです。
たかだか1%かと思うかもしれませんが、数多くあるクレジットカードのなかでこの1%という還元率は非常に高めなのです。
しかも5%や8%のキャンペーンも定期的に行っているのでさらに効率よくポイントを貯められます。
貯金を貯めようと必死になりすぎないようにしよう
貯金がない状態は不安ですが貯金を貯めようと必死になるのも問題です。この章では、貯金を貯めすぎようとする心理の危うさについて解説します。
貯金をするために生活レベルを下げることの重大な危険性
将来に備え貯金をすることは非常に大切なことです。しかし、時々貯金を貯めようとするあまり、自分の生活レベルを下げてしまう人がいます。
ここで1つアドバイスを送りたいのは、「貯金のために生活の質を下げることは、場合によっては危険である」ということです。
あまりに質素な生活をしてまで貯金をしていると「何でこんなつらい思いをしてまで、貯金をしているんだろう?」と自己嫌悪におちいってしまう可能性があります。
反動として、それまで頑張って貯めていた大切な貯金を一気に使ってしまうようなことも充分考えられるでしょう。
毎日つらい思いをしてまで貯金をすることは、そうしたリスクを負うことになってしまいかねないのです。
貯金が尽きても、人生が終わるわけじゃない
人生の中で思いもよらない出費をしなければならないような事態はいくどとなくあるものです。
家族の予想外の事故や死、突然の病気、そして日本では大規模な地震などの災害のリスクもあります。
そうしたとき、自分の貯金が尽きてしまうことがあるかもしれません。必死に貯め続けた貯金であっても、結局お金は使わなければ意味がありません。
しかし、将来へ向けての貯金をしていくなかで、いつしか貯金をすることそのものが目的になってしまったらどうでしょう。
「~が事故をしたせいで、一生懸命貯めた貯金が減ってしまった……」「~が普段から健康に気をつかわないから、余計にお金が減ってしまった……」
親しい家族の間柄であっても、そうしたネガティブな感情を持ってしまいかねません。ですから貯金がすべてという考えに支配されていかないよう注意しなければならないのです。
もし貯金が尽きたとしても、また貯めていくことはできます。そして困ったときには、助けてくれる家族や恋人、友人がいるはずです。
とにかく、お金に振り回されないように日ごろから意識をしておくといいでしょう。
まとめ
この記事では少ない給料で貯金する方法について紹介しましたが、いかがでしたか?
はじめに家計簿をつけて収入と支出を正しく管理すること。そして、「無駄な」支出を減らすこと、最後に収入を増やしていくこと。
この3点が少ない給料で貯金をする、重要なポイントとなります。考えてみればシンプルなものかもしれません。
日本経済の行く末は確かに明るいとはいいがたい状況にあります。生活の質を下げない程度に貯金を貯め、将来へ向けて万全の備えをしておきましょう。