スプレッドとは、FXの世界では「取引の手数料」と考えてください。つまり、スプレッドの低いFX会社を選べば、それだけ効率よくコストを抑えられるということです！

デイトレーダーと呼ばれる人達は、1分1秒という世界で取引をしています。それだけ多くの売り買いをすると、必然的に手数料も積み重なってしまいます。

アメリカドルをはじめとする海外のお金と日本円を両替する時には、必ず手数料がかかります。海外旅行へ行く時も同様ですね。

この手数料は全てFX会社が定めていて、その時の売値と買値には、右記のようにほんの少しだけ差があります。この差が「スプレッド」で、FX会社によってその数値は変わります。

右記の表(米ドル/円)の場合であれば、アメリカの1ドルを買うには、日本円の110.003円が必要で、逆に持っている1ドルをFX会社に売る場合は、110.000円ということです。同じ1ドルでも、両替時に「0.3銭」だけ差が出るのです。

「たったの0.3銭！」と思うかもしれませんが、FXの世界では1,000通貨や10,000通貨が最低取引単位になっています。上記の0.3銭は、1ドルあたりの取引手数料なので、1000ドルの場合は3円、10,000ドルの場合は30円となります。

この取引を10回・100回と繰り返すと、300円・3,000円と増えてくるので、スプレッドは安いに越したことはないのです。