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2022/03/10

【FXで生きていく】専業トレーダーとして生活するために重要な3つのこと

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この記事のアドバイザ

國村功志

大学卒業後、大手証券会社で株式・債券・投資信託などの金融商品販売に携わる。その後、ファイナンシャルプランナーの養成団体やFP事務所を経て、現在は資産形成専門FPとしてセミナーや個別相談のほか、マネー系記事の執筆も行っている。個人でも投資信託やFXでの資産運用を行い、実践に即したわかりやすいアドバイスを心がけている。

目次

  1. 専業トレーダーと兼業トレーダーの違い
  2. 専業トレーダーに必要なもの
  3. 専業トレーダーの魅力
  4. 専業トレーダーの一日
  5. 専業トレーダーのFX口座
この記事はこんな人におすすめ
  • FXの利益だけで生活したい!
  • FX専業トレーダーとして生きていきたい!
  • とにかく勝てるノウハウを知りたい!

仕事をやめてFXの収入だけで生きていくという事は、トレーダーなら誰でも1度は考えた事があるでしょう。

FXで継続的に利益を上げる高い能力と十分な資金を持っている方のみが専業トレーダーになれます。しかし、専業トレーダーになるためには具体的にはどうすればよいのでしょうか。また、専業トレーダーの1日とはどのようなものなのでしょうか。

この記事では、FX専業トレーダーという選択肢のメリットや苦労について解説します。

専業トレーダーと兼業トレーダーの違い

多くの人が取り組んでいるFXトレード。どれぐらいの頻度でFX取引をしているかは、人によってさまざまです。FXをしている人を大きく3種類に分けるなら、以下のようになります。

トレーダーは大きく分けて3種類
  • 専業トレーダー
  • 兼業トレーダー
  • 趣味トレーダー

ここで言う趣味トレーダーは、FXで継続して利益を出せる状況に至っていないか、もしくはFXはあくまで趣味の範囲で行い、収入を得るのが目的でないトレーダーを意味します。

専業トレーダーと兼業トレーダーの共通点は、両方とも収入を得るためにFXをしており、それが程度の差こそあれ、機能していることです。まず、この段階に至るのが一つの目標となります。そして、専業トレーダーと兼業トレーダーの違いは、言葉の通り、FX以外に収入を得る行為(仕事など)を行っているかどうか、ということです。

専業トレーダーは基本的にFXの収入一本で生活しています。中には株式投資や不動産投資での収入がある人もいるかもしれませんが、平たく言うと「会社に属していない人」と考えて良いでしょう。

専業トレーダーは資格ではない

世の中にはさまざまな資格があり、社会で働く人はその資格に準じた仕事をしているケースが多いでしょう。医師・弁護士・税理士・会計士・栄養士・調理師・薬剤師・宅建・FPなど、さまざまです。

しかし、専業トレーダーの場合、特に資格は必要ありません。ですので、なろうと思えば誰でも専業トレーダーになれそうですが、一方で「資格がいらない」ということは「実力一本勝負」ということをも意味します。

専業トレーダーに必要なもの

専業トレーダーになるのに必要な手続きといえば、口座開設手続きくらいですが、そのほかに事実上FXで生計を成り立たせるようにするためには、次のことが必要です。

専業トレーダーに求められるもの
  • 確かな手法(能力)
  • 十分な資金
  • 強靭なメンタル(またはシステム開発力)

【1】確かな手法(能力)

FXでは、テクニカル分析とファンダメンタルズという2大分析法が主流です。テクニカル分析とは、トレンドラインや水平線、移動平均やボリンジャーバンド、一目均衡表など過去の価格を何らかの形で単純化し、値動きの特性を探ろうというやり方です。

こちらは「DMM FX」のチャート画面に、MACDやRSIといった指標を入れたものです。

このテクニカル分析は、大変奥が深く、また相場の状況に応じて適切な読み替えをしていかなくてはならないため、「誰でも簡単に儲かる」方法はありません

しかし、それはテクニカル分析が無意味という訳ではなく、大きな勝ちと小さな負けを繰り返して、利益を蓄積するためのヒントが詰まっています。
例)10000円の利益1回と2000円の損失3回を1セットとして繰り返したら、1セットにつき4000円の利益が残る。

日々の研究が必須といえば、ファンダメンタルズ分析も同様です。

ファンダメンタルズ分析の基本は、政策金利(金融政策)の動向です。考えようによっては、世界中のあらゆる出来事がそれに影響を与えるため、分析範囲は複雑で多岐に及びがちです。しかし、そのなかで今ホットな話題を見つけ出し、現在の相場の方向性を読む!というのがファンダメンタルズ分析の目標です。
例)トランプ大統領の当選により、景気回復期待が上昇し、金利が上昇。また、米国債の増発期待で、金利上昇が加速。

この2大分析法は、どちらがより正しいというのではなく、取引の仕方(時間軸)によっても異なります。専業トレーダーの場合には、時間がたっぷりあるので、複数の時間軸で取り組んだり、複数の通貨ペアで取引される方も多くいらっしゃいます。そうなると、当然分析の難易度は上がり、これをちゃんと処理できる能力が求められます。

元 証券会社勤務|國村功志

すべての取引で勝てる人はいない


専業トレーダーは「損小利大」を徹底していると言われます。損小利大とは予想に反して為替レートが動いたときは損が拡大する前に損切りをして、利益が乗ってくると大きく伸ばすことです。言葉で言うのは簡単ですが、実践するのは非常に難しいでしょう。
投資心理学で有名なプロスペクト理論では、人は目の前の利益を手に入れることを優先し、損失を最大限回避する行動を取ると言われます。つまり、含み益はすぐに確定し、含み損は損を確定せずそのままにしてしまいたくなるのです。専業トレーダーはこの理論を理解しているため、ストップロス注文で損を限定し、ポジションを持ったあとは定めた利確目標に決済注文を入れておく人も多いようです。こうすることで損を最小限に抑え、大きな利益を取ることでトータルで勝てているのでしょう。

【2】十分な資金

FXで取引するのには、証拠金が必要です。FXのみで生活していくためには、兼業トレーダーの方よりも多くの証拠金が必要なことは言うまでもありませんが、ほかに収入を得る手段がないことから、FXで利益が出ない時期に備え、証拠金とは別の貯蓄(財産)を持っておく必要があります。

具体的には、その金額は2年分の生活費(3年分という人もいます)となります。生活費の額は、人によって異なるでしょうが、証拠金と合わせておよそ1000万円程度の資金はあったほうが良いといわれています。

【3】強靭なメンタル(またはシステム開発力)

裁量トレードをする場合には、とりわけ精神的なプレッシャーは兼業トレーダーの比ではありません。利益を出し続けなければ生活できない(プラスマイナスゼロでもいけない)からです。しかし、そうした状況においても冷静さを失わず、トレードできる素養が専業トレーダーには必要です。

一方で、そうした精神的な重圧を少しでも軽くするために、自動売買システムを作って取引される方もいらっしゃいます。ただ、その場合には他人のシステムを買ったり、借りたりするのではなく、自らの手で取引システムを構築し、修正していく能力が必要となります。

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FXトレーダーインタビュー

専業トレーダーの魅力

上記のように、専業トレーダーになるのは大変ですが、それでもFXトレーダーのあこがれであり続けるのには、次のような理由が考えられます。

社会のシステムから自由

多くの人は、自分の時間や労力を誰かに提供する事により、その対価としてお金を受け取っています。その過程では、自分の意に反する仕事を夜遅くまでしなければならない、ということもあります。しかし、それが社会のシステムなのであり、ほとんどの方はそのシステムを暗黙の裡に受け入れながら生活しています。

一方で、専業トレーダーは、こうした世界とは少し違うところにいます。自分のルールは自分で決め、全てを自己責任の上で行動し、その結果すべての利益(税金約20パーセント分を除く)を自分のものにすることができます。

こうした、社会のシステムから自由で、自分らしく生きられるところが、憧れられる一つの理由ではないでしょうか。

元 証券会社勤務|國村功志

FXの税金についておさえておきましょう


FXの利益に対する税金は自分で確定申告し納税しなければいけません。FXの利益は雑所得に分類され、所得税+住民税+復興特別所得税をあわせて20.315%(2018年現在)が課税されます。しかし、すべてを申告する必要はなく、給与所得2000万円以下の会社員ならFX所得が20万円、自営業者や専業主婦などは38万円を超えると確定申告しなければいけません。
また、FXは本業以外の収入とみなされるため、FXの勉強のために購入した書籍やセミナー代、通信料などは必要経費として計上できることも覚えておきましょう。損失になった場合も確定申告すれば、損失を3年間まで持ち越せる繰越控除が適用され、翌年の利益と相殺でき節税につながります。つまり、FXでは一定以上の利益か損失があれば確定申告が必要となってきます。

他人の影響を受けない

社会で生活していると、ほかの人とトラブルになったり、また自分の働いている会社の業績が悪化すると、それが原因となって職を離れざるを得なくなる、という事態が生じます。

しかし専業トレーダーの場合、全てが自分の腕にかかっている反面、他人にどうこう言われても、関係ありません。つまり、ある意味では最も安定しているのです。

専業トレーダーの一日

FXのみに専念できる専業トレーダーの生活は、当然FXを中心としたものになります。

起きている間はほぼ相場のことを考えている

自由時間は、好きに取れますが、その間の収入はストップします。したがって、仮に取引をしていなくても、現在の相場分析に付きっ切りになっていることが普通です。

土日は反省会&研究会

土日は、FXの場合は取引が止まっていますが、その間専業トレーダーの方は、この1週間の総括と、自分の手法の検証・修正を行います。また、本を読んだりして勉強するのも基本的にこの土日が中心となります。つまり、専業トレーダーにとって全くFXのことを考えなくてもよい日はないのです。

専業トレーダーのFX口座

専業トレーダーというのは、まだ社会的な地位が十分認められたわけではありませんが、その大変さは想像を絶するものがあります。

また、現在兼業トレーダーでうまくいっている方は、無理して専業を目指さず、現状が十分に安定してから専業を検討するくらいがちょうどよいといえます。

FXをする上での一つの終着点ともいえる専業トレーダーですが、専業になっても、ずっと最前線で研究し続けていかなければならないのは変わらないのです。

専業トレーダーが使っているFX口座

プロはどのFX会社を使っているの?

そんな疑問を持つ人も多いかと思いますが、基本的に専業トレーダーは「複数の口座を使うのが当たり前」になっています。長期運用のための口座・短期運用のための口座・情報収集のための口座など、用途に応じて色々と使い分けています。

最後に、プロが実際の運用に使っている口座を紹介します。

情報収集能力に優れた外為どっとコム

こちらは世界各国の経済状況を積極的にニュース配信している「外為どっとコム」です。リアルタイムで相場ニュースをチェックできるので、ファンダメンタルズ分析をする人には必須と言って良いかもしれません。

外為どっとコムは、みんかぶ調べ2022年FX会社比較部門別ランキング「総合」部門で1位になっています。取引面で見ても、スプレッドは業界最狭水準で、多くの初心者に選ばれています。新規口座開設時には、最大300,000円のキャッシュバックを使うこともできます。
※キャンペーンの適用期間は、口座開設月から翌々月末まで

外為どっとコム

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.2
スプレッド※原則固定(例外あり)
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭
取引単価 通貨ペア数
1000通貨 30

※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨

短期で利益を狙いたい人の「DMM FX」

DMM FX

各種ネット系サービスを提供していることでも有名なDMM.com証券の「DMM FX」です。

相場が急変動した時でも安定した取引環境を提供していて、コスト面でも申し分ない、非常にバランスの優れたFX会社です。国内FX口座数が1位の証券会社なので、安心と信頼の面では申し分無いでしょう。

プロにも選ばれている本格的なトレードツールを活用して、FXだけで生きていくトレーダーを目指すのも良いかもしれません。しかし、決してムリはしないようにしましょう。

DMM FX

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.5
スプレッド※原則固定(例外あり)
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.2銭 0.5銭 0.9銭 0.6銭
取引単価 通貨ペア数
10000通貨 21

元 証券会社勤務|國村功志

FX口座を複数持つことでリスク分散ができる


FXに慣れてきたら複数の口座を持つことも検討してみてもいいでしょう。FX口座を複数持つ理由は、長期トレードと短期トレードに向いているFX会社を使い分ける、FX会社によって異なるマーケット情報を収集する、キャッシュバックなどのキャンペーンのときにトレードする、などがあります。
また、リスク分散でFX口座を複数持つ人もいます。たびたび起こるものではありませんが、大量の注文が入るとFX会社のサーバーがダウンしたり、システム障害でトレードできなくなることも考えられます。そのときに利益獲得のチャンスを逃してしまったり、ポジションを持っていればトレードできず損失を被ることもあります。こうしたトラブルを回避し、リスク分散するために複数口座を持っておくメリットは十分あるでしょう。

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やさしいFX相談室では、正確性に細心の注意を払って正しい情報の発信を追求し続けています。

万が一、内容に誤りがある場合、真摯に向き合って修正にあたっております。

また、ファイナンシャルプランナーへの相談も無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。(詳細は注意事項をご確認ください。)

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