この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ 10万円からFXを始めたい!
- ✔ FXで本業以外の収入を得たい!
- ✔ みんなどこのFX会社を使ってるの?
FXの魅力の1つは少額資金で取引を開始できることです。株であれば、ある程度の企業の株主になるのに20〜30万円はかかります。FXであれば数千円〜数万円あれば取引が開始でき、10万円あれば少しだけ余裕を持って取引することが可能です。
しかし、10万円とは少し油断をするとすぐに失ってしまう金額でもあるため、いくつかのことに気をつけてリスク管理・資金管理を徹底しなければなりません。
今回は、資金10万円からFXを始める時に気をつけるポイント・心得と適切なFX会社の選び方について紹介しています。
FXで資金10万円から始める時の心得
資金10万円でFXを始める時は、いろいろな部分に気をつけなければなりません。そうでないと、すぐに大きな損失を負ってしまいます。「10万円」という資金は決して多くはありませんので、次の4つのポイントに注意しながらリスク管理を行いましょう。
【1】慣れるまでレバレッジ取引はしない
資金10万円でFXを始める場合はレバレッジ取引は避けるようにしましょう。証拠金の何倍もの金額で取引ができ、大きな利益を得れる可能性がありますが、大きな損失を負うリスクもあります。1度の取引で証拠金の大半を失う可能性もあるため、諸刃の剣であるレバレッジ取引は避けましょう。
どうしてもレバレッジをかけての取引がしたいなら、少し経験を積んで慣れてから、せいぜい2倍~3倍くらいまでにとどめておきましょう。
初期投資資金10万円は多いのか少ないのか?
【2】多くのポジションを持たない
多くのポジションを持ちすぎるのも避けましょう。レバレッジ取引でなかったとしても、ポジションが多ければわずかな相場変動で大きな損失を負いかねません。
FX初心者のうちは、とにかくポジションを持ちたがる人がたくさんいます。しかし、プロは勝てると踏んだタイミングでしかポジションを持ちません。いつでもポジションを持ちたがる、いわゆる「ポジポジ病」にならないように気をつけましょう。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
最初10万円を20万円にするのではなく11万円にするイメージで
FXで狙う利益については、10万円を数回の取引で20万円にしようとは考えず、まずは11万円にするようなイメージで取引を行うべきです。数回の取引で資金を2倍にするためには、レバレッジを最大までかけて、なおかつ大きな利益幅を取らなくてはいけません。レバレッジを最大までかけた取引は損失額も大きくなることから、冷静な判断を妨げるので勝率は低くなります。無理な取引を続けるといつか再起不能になる失敗を引き起こしてしまうため、まずは10%資産を増やすことを目標にすると良いでしょう。10%であれば非常に現実的な数字ですので、リスクを取りすぎることなく落ち着いて取引を行うことができます。利益を積み上げていくイメージで取引を続けるとより確実に20万円に到達できますので、焦らずに取引をしましょう。
【3】証拠金維持率に気をつける
レバレッジ取引やポジションを持ちすぎるのを回避したい理由は、大きな損失を負うリスクがあることと、ロスカットになる可能性があるためです。証拠金が10万円と少ないため、証拠金維持率に気をつけながら取引しないとすぐにロスカットになってしまいます。
「証拠金維持率●●%は割らない」と決めてリスク管理をしましょう。少なくとも300%は最低ラインとして定めておきたいところです。
【4】エントリー・利確・損切りルールを守る
証拠金が少ないからこそ、エントリー・利確・損切りルールが大切になります。感情的な取引にならないように、ルールで決めたタイミングでエントリーをし、利確・損切りも予め決めた変動幅で必ず実施するようにしましょう。
ルールがなく感情的な取引になると、あっという間に損失が膨らみます。
最初はデモトレードで始めるべきか?
元 証券会社勤務|櫛笥大和
デモトレードで使い方を覚えたら早期にリアル口座へ移行する
デモトレードは口座の使い方や扱いやすさを確かめるぐらいにとどめておいて、早急にリアル口座に移行するのが良いでしょう。デモトレードは、実際の相場の動きにリンクして動くため、経験を積むために最適であると考えるかもしれませんが、自分の資金を失う危険がないことを考慮しておかなくてはいけません。資金を失うリスクがないのであれば、非常に雑な取引を行う可能性が高くなります。デモトレードで誤った取引経験を積んで自信をつけてしまうと、リアル口座でうまくいかない事態に陥りやすくなります。FXは自分の資産を失うかもしれないという緊張感の中で上達していきますので、あまり長くデモトレードを続けないようにしましょう。
10万円で始める時のFX会社の選び方
FXにおいて10万円という額は、スタート資金としては標準から少なめというイメージです。
しかし、大切なお金を投資するからには、FX会社選びは非常に重要です。コスト面・利用者数・口コミ情報などを考えて、慎重に選びたいところです。
最少取引単位「10,000円」だと少し心もとない
FX会社によって最低取引単位は異なります。取引単位が小さいほど少額資金で取引を開始することができます。
10万円の資金でFXを始めるなら、10,000通貨が最少取引単位となっている会社では、少々厳しいかもしれません。というのも、FXにおいては資金に余裕があるほど取引の幅が拡がるからです。
1万通貨のFX会社が多い中、1,000通貨や1通貨単位で取引できるところもあります。10万円で始める場合は1,000通貨以下のFX会社で、かつコストの安いFX会社を選ぶ事をおすすめします。
スプレッドは狭いか
スプレッドは買値と売値の差のことであり、FX会社の手数料です。スプレッドが狭いほど手数料が低く、スプレッドが広いほど手数料が高いことを表します。
スプレッドは1回の取引ごとにかかるため、短期売買メインで取引回数が多い人は、絶対的にスプレッドの狭い業者を選ぶべきです。通貨ペアによっても変わりますが「業界最狭水準スプレッド」など、公式ホームページで紹介しているFX会社を選ぶようにしましょう。
取引ツールは使いやすいか
取引ツールの操作性や機能、デザインは各社で異なります。頻繁に使用するものだからこそ、自分にとって使いやすいかが重要です。特にスマホでの取引が多くなりそうな人は、デモトレードでスマホアプリの使いやすさも確認しましょう。
情報量は多いか
情報量も各FX会社によって違ってきます。情報量が多い方が、さまざまな視点から相場を見ることができ分析精度も上がりますし、自身のスキルアップにも繋がります。初心者は情報量が多いFX会社を選ぶことをおすすめします。
最低取引単位1通貨の「SBI FXトレード」
上記でも紹介した通り、「SBI FXトレード」は1通貨単位での取引が可能な数少ないFX会社です。これにより、幅広い取引が可能な上、細かい資金調整も可能です。
コスト面では「業界最狭水準」で、中長期トレーダー向けのスワップ設定も「業界最良水準」となっています。
GMOインターネットグループのGMO外貨
ご存知GMOインターネットグループのFXサービス「GMO外貨」も、1,000通貨単位での取引が可能なため、比較的少額でFXを始めることができます。
FX会社の選び方の1つとして「利用者数」が挙げられますが、GMO外貨は2019年の時点で第5位につけています。
大切な自分のお金を預けるからこそ、会社のちメイドや安心感という面は非常に大切です。また、GMO外貨では新規口座開設&お取引で最大550,000円キャッシュバックキャンペーンを使うことも可能です。
【まとめ】10万円を11万円にする感覚で少しずつ
10万円あればFXを始めることは可能です。ただし、決して多いとは言えない金額ですので、リスク回避・資金管理のためにレバレッジ取引や多くポジションを保有することはやめましょう。
そして、10万円という少額資金で始めるからこそ、コストがかからず最低取引単位も小さいFX会社を選ぶようにすると良いでしょう。
10万円の資金は20万円にはなかなかなりません。お金を倍にするには相当なリスクが必要ですので、まずは10万円を11万円にするつもりでFXを始めましょう。
- この記事で紹介したFX会社
- ■SBIグループ「SBI FXトレード」
- ■GMOインターネットグループ「GMO外貨」
元 証券会社勤務|櫛笥大和
FXの初期投資資金10万円は平均的な初期投資額
FX初心者の初期投資資金として、10万円は平均的であり、理想的と言えます。10万円という金額はあらゆる通貨ペアを取引することができ、なおかつ資金が多すぎるということでもないため、初心者の人はまず10万円から取引を始めて経験を積むと良いでしょう。初めから大きな金額を入金して取引を始めてしまうと、ほとんどの場合は悪い結果に終わってしまいます。取引経験が足りないことや資金管理の方法を知らないことで、運良く勝ち続けたとしても一度の損失で資金の大半を失ってしまう事態はFX初心者によくある失敗です。まずは少額で取引して失敗しておくことで将来の失敗を防げるようにしておきましょう。