この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ ポンドドルで利益を狙いたい!
- ✔ 通貨ペアの特徴は?利益を出すコツは?
- ✔ ポンドドルの取引に向いてるFX業者は?
ポンドドルは、ユーロドルと並んでドルストレート通貨ペアの代表格であり、世界中のトレーダーから人気を集めている通貨ペアです。その人気の秘訣は、なんといってもポンド特有の強力なトレンド相場にあります。
この記事では、ポンドドルの値動きの特徴や、取引をするメリット・デメリット、注意点についてご説明します。その後、ポンドドルを取り扱っている業者の中でも特にお勧めの業者を紹介します。
FXのポンドドル(GBP/USD)の特徴
上記はポンドドル(GBP/USD)の月足チャート(DMM FX)です。
リーマンショック以降はレンジ相場で長らく推移しており、2014年から2017年にかけては下落。2018~2019年は1.3台で推移しています。
ポンドは激しい動きをする通貨として有名
ポンド/ドルは値動きが激しく、デイトレーダーの方にとっても重要な通貨ペアです。「2019年のブレグジット」の方針で注目されたイギリスですが、経済的な関連性は深いため目が離せません。
日中の値動きですが、東京時間はユーロドルと同様大きく動くことはあまりありません。大きく動き始めるのは、日本時間夕方の欧州時間とNY時間であり、取引する場合にはこの時間帯に合わせるとよいでしょう。
為替におけるイギリスとアメリカ
イギリスといえば、2016年にブレグジットを決定したことで大きな話題となりました。この国民投票が行われた日には、ポンドドルももちろん急落し、1.5から1.3前半を付ける水準まで到達しました。
また、アメリカですがこちらも2016年にトランプ大統領誕生という大きなサプライズがありました。
ポンドドルは世界の取引通貨ペア3位
各通貨ペアが占める市場の割合は、以下になります(2016年のデータ)。ご覧の通り、ポンドドルは世界でも3番めに多い取引量を誇る通貨ペアになります。
通貨ペア | シェア |
---|---|
USD/EUR | 23.00% |
USD/JPY | 17.70% |
USD/GBP | 9.20% |
USD/AUD | 5.20% |
USD/CAD | 5.20% |
※発表されたデータに基づく記載と、実際の通貨ペアの表記について異なる部分があります。
参考:Triennial Central Bank Survey - Foreign exchange turnover in April 2016
ポンドドル(GBP/USD)取引時の注意点とメリット・デメリット
- ポンドドル(GBP/USD)の特徴
- ✓スプレッド 最狭水準は1.0pips原則固定~
- ✓スワップ 売りポジションでプラススワップが狙える
- ✓取引可能なFX会社 「DMM FX」 「GMOクリック証券」 「SBI FXトレード」 「外為どっとコム」など
ポンドドルとポンド円のスワップポイントは、組み合わせる通貨の金利の関係でちょうど真逆となっています。つまり、ポンド円の場合には買いポジションにプラススワップが付与されますが、ポンドドルの場合には売りポジションがプラススワップであり、買いポジションの場合にはマイナススワップとなるため注意が必要です。
- メリット
- ✓ポンド特有の強いトレンドが長期間出やすい
- ✓売りポジションにプラススワップが付与されるため、売りから入りやすい
- デメリット
- ✓東京時間にはほとんど値動きがないことが多い
- ✓今後ブレグジットのニュースなどで突発的な値動きが起こる可能性も否定できない
元 証券会社勤務|櫛笥大和
マイナススワップは為替差益とのバランスを考えて検討すべき
基本的にマイナススワップの大きさを見ながら為替差益とのバランスを考えて取引を検討しましょう。もっとも、数日の間だけなど少ない日数で取引を終えるのであれば為替差益に占めるマイナススワップによる損失は小さいことから、それほど深刻に考える必要はないでしょう。また、当日に取引を決済するのであればスワップポイントについて考える必要はありません。長期でマイナススワップのポジションを持つことを考えているのであれば、チャートから長期のトレンドを見極める必要があります。マイナススワップはレバレッジが大きくなって取引通貨量が増えるほど負担も増えるので、しっかりと投資戦略を練りましょう。
ポンドドル(GBP/USD)を取引する時の注意点
ポンドは非常に値動きが激しい通貨ペアといわれています。実際、2016年のブレグジットやフラッシュクラッシュの際には、大きな値動きとなり、それによってロスカットになってしまった人が少なくありません。
また、ポンド円の場合には、日本のニュースには日銀の発表以外あまり反応することはないのですが、ポンドドルの場合、イギリスのニュースにも、アメリカのニュースにも両方に反応するため、警戒が必要です。
英国のニュースには注意を払う
とりわけ、イギリスの利上げに関するニュースは、状況に応じて内容やトーンが変わることが多く、常に最新の情報をチェックしておきましょう。
アメリカのニュースで注意が必要なのは、やはり毎月の第一金曜日に発表される雇用統計でしょう。雇用統計発表前後には、短期のポジションはいったん決済して、発表後にトレードするようにしましょう。
ポンドドル(GBP/USD)を取引するのにおすすめのFX会社
ポンドドルは、ユーロドルと並んでドルストレート通貨ペアの中では有名な部類に入るため、多くの業者で取り扱いがあります。
ただ、ユーロドルと比較して業者によるスプレッドの差が大きい傾向にあるため、業者の特徴は慎重に見極める必要があります。
会社 | ポンド/ドル |
---|---|
GMOクリック証券 ※原則固定(例外あり) |
1.0pips |
DMM FX ※原則固定(例外あり) |
1.0pips |
ヒロセ通商 LION FX ※原則固定(例外あり) |
0.6pips |
SBI FXトレード |
0.89pips |
外為どっとコム ※原則固定(例外あり) |
1.0pips |
JFX MATRIX TRADER ※原則固定(例外あり) |
0.8pips |
FXブロードネット ※原則固定(例外あり) |
2.6pips |
インヴァスト証券 |
1.4pips |
スプレッドの比較表だけ見ると、1.0pipsで複数のFX会社が並んでいますが、利用者数・知名度・総合力などで考えるとオススメしたいのは以下の2社です。
総合力の高いFX会社『DMM FX』
ファイナンス・マグネイト社2019年調べで、FX口座数で国内1位になっているのが「DMM.com証券」です。ローラさんのテレビCMがおなじみなので、ご存知の人も多いのではないでしょうか。
動画配信や各種投資関連のメディアなどを幅広く手がけるグループです。
コスト安で見やすく使いやすい
DMM FXのポンドドルのスプレッドは1.0pipsとなっており、その提示率は99.29%以上となっています。つまり、ほぼ全ての時間帯において上記のスプレッドで取引が可能ということです。FX会社によっては早朝の時間などにスプレッドが広がるケースがあるので、この点は嬉しいポイントです。
DMMFXの特徴として、買いのスワップポイントと売りのスワップポイントとが同額であることが挙げられます。これを活用したトレード戦略としては、マイナススワップを避けるためスワップポイント付与時刻において買いポジションと売りポジションを両建てするといったものが考えられます。
情報量も豊富で、スマホ&パソコンの取引ツールは非常に使いやすいと評判です。一般的なFXの開始資金である10万円くらいが準備できる人は、口座を持っておくと良いかもしれません。
とても使いやすいです。スプレッドのブレも少なく安心出来ます。チャートもとても使いやすいので重宝しています。他の業者も使ってみましたが一番相性がいいです。スワップも悪くないですし本当にいい会社だと思います。
情報量が満載の『外為どっとコム』
ポンドドルを取引するのにおすすめなのが『外為どっとコム』です。ポンドドルを取引するスプレッドが非常に狭いため、短期取引でポンドドルを扱いたい人には向いています。
外為どっとコムは数多くの情報配信会社と提携しているため、ニュースの数では業界トップクラスです。取引の判断をするのに役立てられるでしょう。
また外為どっとコムは、動画やオンラインセミナーといったコンテンツも充実しています。これからFXを学んで行きたいという人はぜひ活用してみてください。
トレードの手助けになるツールが多数
画像引用:FXを始めるなら外為どっとコム|FX
外為どっとコムの良さは、ニュースの多さや基本スペックだけではありません。トレードの役立てることができる分析ツールが充実しているのも魅力です。
例えば、外為どっとコムのユーザーはどれくらいの為替レートで、予約注文・決済注文をしているのかが分かるグラフを見ることができます。
そのほか、これまでの為替の動きから、今後どのようにチャートが動くのかを予測するツールもあるため、分析に活用しましょう。
正確な為替に関する情報をどれだけ提供してくれるかを重要視しました。他社の為替情報の量と見比べたり、インターネット検索で評判を調べると外為どっとコムが最も情報の質と量が高いと思ったので選びました。どれだけ、スプレッドの幅が狭くても正しい情報を提供してくれない会社は信頼できないと思いました。
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
【まとめ】スプレッドが狭く情報を仕入れられる会社を選ぼう
日本国内ではポンド円のほうが有名ですが、世界的に見ればポンドドルを取引するほうが主流であり、また値動きもポンド円と異なったものとなることがあります。
ポンドドルは、ドルストレートの中ではメジャーといえる通貨ペアであるため、業者選びの際には幅広い選択肢から検討することが可能です。その際には、スプレッドに加え約定力やスワップポイントなどほかの要素に着目してみるとよいでしょう。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
会社選びはコストの安さ・利用者数・情報量などに着目
FX業者を選ぶ際にはコスト面の安さ・提供される情報の質と量・利用者数の多さに注目して検討するべきです。コスト面については、ドル/円などのメジャーな通貨はFX業者同士で競争しているためそれほど違いはありませんが、マイナーな通貨になるとスプレッドに差が出てきます。情報については、随時提供されるニュースやコラムの質・チャートの見やすさなど、取引しやすい環境が提供されているかに注目しましょう。投資戦略を考える時や素早い判断が求められる時には情報が大切になりますのでFX業者を選ぶときには情報面について妥協がないようにしましょう。利用者数の多さは、それだけ他の利用者に選ばれている証明になります。利用され続けているFX業者にはそれだけの理由があるので、検討する材料にして良いでしょう。
- この記事で紹介したFX会社
- ■DMM.com証券「DMM FX(PR)」
- ■株式会社外為どっとコム「外為どっとコム」
元 証券会社勤務|櫛笥大和
ポンドは主要通貨の中でも乱高下が激しい通貨
イギリスポンドは取引量の多い主要通貨でありながら、値動きが激しい通貨として知られており、トレーダーの間で人気があります。その値動きの激しさから、特にデイトレーダーなど短期で取引を行うトレーダーに人気があるため、短期でトレードを行いたい人におすすめの通貨です。
また、取引量の多いポンド/ドルは欧州時間以降に動きが活発になることから、日中は仕事で取引ができない人におすすめで、副業に向いている通貨であるともいえます。ただ、値動きの激しさはそのままリスクの高さともいえますのでリスク管理がより一層大切になります。