この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXの約定力って何??
- ✔ 約定力が高いって具体的にどういう事?
- ✔ プロが選ぶ約定力の高いFX業者はどこ?
FX業者を選ぶときに引き合いに出されるのは、手数料やスプレッドであることが多いです。しかし、実際に取引をしてみると約定力、すなわち約定率と約定スピード、スリッページの小ささなどのほうがかえって重要であることに気づきます。
この記事では、特にスキャルピングなどをはじめとしたFX初心者の方を念頭に、約定力とは何かということから、約定力の重要性についてご説明します。そして最後に、約定力に優れている業者を紹介します。
基本的な考え方~FX取引で重要な要素~
この項目では、業者選びを通じてFXの収益にどのような影響が出るのか、ということを簡潔にご説明します。
スプレッドと取引手数料
売値と買値の差であるスプレッドや、取引1回ごとに発生する取引手数料は、FX取引の収益に影響する重要な要素です。例えば、スプレッドや取引手数料を合わせて1回の取引で100円かかるとして、1日20回取引をされる人は2000円業者に払っていることになります。1か月20営業日だとしますと、その額は1か月あたり4万円にもなります。
長期運用をメインにしている人は、そう頻繁に売買を繰り返さないので、スプレッドは重要視していないというケースもあります。しかし、スプレッドや取引手数料は安いに越したことはありません。
約定力は2つの要素で構成される
- 約定力
- 【1】約定率
- 【2】スリッページの発生頻度と大きさ
約定率
相場が動いている時に買いまたは売りのボタンを押せば、買いポジションまたは売りポジションを持つことができると考えるのが普通ですよね。しかし、約定率が低い業者であると、「注文が約定しませんでした」などと表示され、ポジションを持つことができないことがあります。
一方で、約定率が100%かそれに近い業者であれば、自分が取引したいときにポジションを持つことができます。つまり、約定率は高いに越したことはありません。
スリッページ
スリッページとは、自分が買いまたは売り注文のボタンを押した時のレートと、実際に約定したポジションのレートとの差のことです。
例えば、ドル円が112.00円の時に買い注文のボタンを押したけれども、その瞬間レートが少し動いて112.02円で約定したことを「スリッページが発生した」といいます。もちろん反対に、112.00円で買い注文をして111.98円で約定するなど、自分にとって有利な方向にスリッページが発生することもありますが、一般にスリッページというと不利な方向で約定することを意味します。つまり、スリッページの発生頻度が少なく、かつ発生幅が狭いほど優れているということになります。
約定力は、この2つを総合したものです。つまり、約定率が100%かそれに近く、スリッページもほぼ発生しない業者が約定力に優れているということになります。
スプレッドと約定力、どちらが重要か
スプレッドや約定力が重要になる場面というのは、特に数pipsを狙うスキャルピングなどの短期売買の時です。
数pipsの利益を狙うので、スプレッドは狭ければ狭いほど有利になります。しかし、約定力が弱いと自分の思っていたレートよりも数pips不利なところでポジションを持たなければならない場面が出てきます。
国内のFX業者は、全業者を通じてスプレッドが狭く、スプレッドが広い業者と狭い業者の差がほとんどありません。したがって、スプレッドがわずかに狭いが約定力が弱い業者を選ぶよりは、スプレッドが多少広くても約定力が優れている業者を選んだほうが、より有利な条件で取引をすることができます。
約定力に優れている業者:FXプライムbyGMO
FXプライムbyGMO
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.9銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 20 |
GMOインターネットグループのFXサービスである「FXプライムbyGMO」は、落ちないサーバーと優れた約定力に定評のあるスキャルピングに最適の業者です。短期売買をメインとするトレーダーなら、口座開設をしておいて損はないでしょう。
FXプライムbyGMOが初心者の方にお勧めな理由
FXプライムbyGMOは、毎週初心者の方向けのものを中心にオンラインセミナーを開催しています。
このオンラインセミナーでは、FXトレーダーとしての心構えや、テクニカル・ファンダメンタルズ分析の基礎など、初心者の方がステップアップするのに必要な要素を分かりやすく解説してくれます。
とりわけ、チーフストラテジストの高野やすのりさんや、チーフアナリストの柳沢浩さんの開催する初心者向けセミナーの評価は高く、多くの方がチャットに書き込みをして講師に質問しています。
FXプライムbyGMO
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.9銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 20 |
元 証券会社勤務|山下耕太郎
中長期の人なら短期売買の人に比べると影響度は少ない
中長期で取引する人は、売買回数が少なくなるので、短期トレーダーほど約定力を意識することはないと思います。しかし、長い目でみればコストや約定力というのは損益に影響がでてきます。買いたい値段で買えない、決済したら大きく値段が飛んでしまったなどの事態が起こると、余計なストレスを抱えることになります。FXは、余計な心配をすることなく取引に集中できる環境を整えることが大事です。約定力の高いと評判のFX会社で取引をするようにしましょう。そして、実際に自分の手法にあった会社を見つけるために、少額でいいので実際に取引をして約定力を確かめるようにしてください。
【まとめ】約定力の強さは信頼性の証
約定力は、自分の思った通りの取引をするために非常に重要な要素となります。
業者を比較する際には、スプレッドや取引手数料など数値化しやすいものだけではなく、約定力にも着目することで、信頼できる業者を見つけることができます。
紹介した通り、「FXプライムbyGMO」は、情報コンテンツにも優れたFX業者です。安心と信頼の面でも申し分ないでしょう。情報収集用の口座として使っているプロトレーダーも少なくないので、まずは無料口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
元 証券会社勤務|山下耕太郎
FX会社はコスト・約定力・使いやすさなど総合的に選ぶ
短期売買では、スプレッドや取引手数料などのコストが一番大切です。ただし、スプレッドのみでFX会社を決めるのはおすすめできません。特に、スキャルピングなど値幅が狭い取引ではロット(取引数量)を増やす必要があります。ロットを増やしても、きちんと約定するのか、スリッページは発生しないかということを見極めなければいけません。1回の注文が大きいとすべて約定しない場合もあります。やはり高い約定能力は短期売買でも必要なのです。コストだけでなく、約定力や使いやすさなど総合的に判断してFX会社を選ぶようにしましょう。
元 証券会社勤務|山下耕太郎
狙ったポイントで決済できなければコストが低くても意味がない
FXのコストは、売値と買値の差であるスプレッドや取引手数料です。スキャルピングなど数ピップス程度の小さな値幅を狙う場合、スプレッドが狭い方の利益が大きくなり、スプレッドが広ければ利益は少なくなります。スキャルピングをメインにするトレーダーは、より狭いスプレッドの会社を探しています。しかし、いくらスプレッドが狭くても、自分の狙ったポイントで売買できなければ意味がありません。買いたい値段で買えない、買えてもスリッページで不利な値段で約定しては、スプレッド以上のコストを支払うことにもなりかねません。まずは高い約定能力があるFX会社を選び、その上でスプレッドを意識するようにしましょう。