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2023/09/29

FX取引でストレスを感じた時に効果的なメンタル管理術

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この記事のアドバイザ

中川聡

大学卒業後、金融機関に勤務。証券外務員1種を取得。営業企画として保険営業員やプライベートバンカー、証券営業員など、様々なタイプの金融アドバイザーに対して投資情報の提供を行う。現在は資産形成層から富裕層まで、個別のお客様にあわせて株、投信、債券、コモディティ、デリバティブなど幅広い商品を組み合わせた投資コンサルティングを行っている。

目次

  1. まずはストレスの原因を知ろう
  2. ストレスに対する対処法
  3. ストレスは人生のスパイスというけれども
この記事はこんな人におすすめ
  • FX取引でストレスが溜まる…
  • 勝ちたい…勝てない…イライラする…
  • 勝ってる人のメンタル管理術を知りたい!

FXの世界では、チャート分析や売買タイミングといったテクニックも大事ですが、それ以上に「メンタル管理」が大事と言われています!しかし、頭では解っていても、なかなか実践では上手くいかないものです。

上がるはずなのに上がらない…イライラ
昨日も負けて今日も負け…イライラ

そんな状態が続いて、気づいたら冷静なトレードができなくなってしまうトレーダーも少なくありません。

この記事では、FX取引でストレスを感じてしまったときにどう対処すればいいのか、ということをいくつかご紹介します。

まずはストレスの原因を知ろう

FX取引のストレスといっても色々あります。中には、必要なものとして我慢しないといけないものから、今すぐ対処しないといけないものまであります。

まず、ストレスの原因について典型的なものをご紹介します。

損大利小になっている

FX取引の目標は、利益を出すこと。でも、実際には損失がかさんで、利益を上回っていることもしばしば…。

気が付いたら、トレードするたびに資産が目減りしているなんてこともあるでしょう。こういう場合、人は苛立ちを感じます。

許容損失額を超えてしまった

FX取引は余剰資金の範囲で行うもの。例えば、1か月で3万円までの損失しか許容していないのに、早くも3万円以上の含み損になっている。

今持っているポジションを決済したら、損失が確定して今月の取引はもう終わりになってしまう。そんな状況では、誰もがストレスを感じて熱くなってしまいます。

含み益を抱えている

一見「うらやましい」と思える状況ですが、実は含み益を抱えている時もストレスを感じるのです。というのは、この利益が順調に伸びていけばいいのですが、途中徐々に削られていったりするなどのことが起こった場合には「このまま放っておいてよいのだろうか」というストレスを感じます。

しかし、それで早まって決済してしまって、後で後悔した経験がある人も多いでしょう。また反対に、引っ張りすぎてしまってせっかくの含み益がマイナスになった経験もあるはずです。

この両方に引っ張られて、どうすればいいかわからないという状況になることがあります。こういう時に限って時間はゆっくり流れますから、はやる気持ちに時間の流れが追い付いていなくてイライラするのです。

証券外務員|中川聡

中長期トレーダーは含み損・含み益とどう付き合うかが重要


短期のトレーダー、特にデイトレーダーはポジションを持っている時間が短いのでポジションの含み損益はその日のうちに決済し、損益を確定させて一日のトレードを終えると思います。しかし、日をまたいでポジションを保有し中長期の目線でトレードする場合には必ず付いて回るのが含み損益との付き合いです。含み損益はまだあくまで数字であり確定した利益、損失ではありません。
決済して初めて利益、損失となるのですが、しかしいつ決済するかの判断は非常にストレスがかかるものです。いつ決済するか、中長期のトレーダーは悩みが尽きない命題ですが、分析を使い願望や思い込みで判断しないことが大切です。冷静な目をもって自分をコントロールしていきましょう。

ストレスに対する対処法

ストレスに対する対処方法は、ストレスの種類によっても異なります。ここでは、ストレスごとの対処方法ややってはいけない行為についてご紹介します。

ストレスに身を任せない

ストレスに身を任せるということは、要するに感情的になってしまうことを意味します。しかし、FX取引において感情的になると大体1回の取引におけるリスク量やレバレッジが大きくなったり、トレード自体が短絡的なものになりがちです。

例えば、単純に「〇万通貨で〇銭とれば取り返せる!」と思って、ポンドなどの値動きの激しい通貨の短い足だけを見て入ってみたり、あるいは雇用統計の発表が近いならば、その雇用統計発表前に全力のポジションを持ったりする、などです。

そもそもFXの「待つ」行為が我慢できなくなり、数時間から数分で資金が大きく変動するバイナリーオプションをやりたくなったり、などのことをするかもしれません。

冷静さを欠いたFXはギャンブルでしかない

いずれの行為も、もはや資産運用としてのFXというよりは、単なる度を超えたギャンブルにすぎません。しかも、競馬や競艇などと違って金額が大きいので失敗すると、日常生活にも影響を与えかねないほどの損失を出す可能性もあります。

このようなストレスは、コントロールして打ち勝たなければならないものです。難しい人は、家族にFXをしていることを打ち明けてから家族の目の届くところでFXをされてはいかがでしょうか。そうすることによって自制心が働き、間違った行為をする可能性が激減するでしょう。

FXをやるうえで必要なストレスもある

上記でご紹介した「含み益」を抱えたときのストレスは、たとえ正しいトレード方法をしていても感じるストレスです。

この類のストレスは、トレードをするたびに必ず生じるものであり、原因を断つにはFXをやめるしかないため、事実上不可避のストレスだともいえます。

こういったストレスを緩和するためには、事前に相場の分析・研究をして自信を深めておくしかありません。単に「なんとなく」取引して含み益が出ているならば、ストレスが大きくなるのも当然ですので、多少願望の要素が入ってもいいですから過去のチャートをもとに「理由のある」ストップロスと利益確定ポイントを探しましょう。

そして、損切りと利益確定は裁量で行ってもよいのですが、メンタルへの負荷を軽減するためにOCO注文などを利用することをお勧めします。

FXで取引ルールを設けることは重要か?

証券外務員|中川聡

ルールを決めて機械的にトレードができる人は強い


FXでは取引ルールは本当に必要なのでしょうか。結論としては勝ち組になりたいのであれば必要と言えます。なぜならFXで長期的に安定して勝つにはルールを決めて取引を行い、それで利益が出なければルールを改良するという作業が必要不可欠だからです。もしルールがなく取引をしていると言うことであればその人は勘で取り引きを行うことになるでしょう。そうすると一時的は勘が当たり勝てたとしても、長期的には勝てなくなります。やはり長期で安定的に勝つためにはルールを決め、そのルールに沿って機械的にトレードし、その内容を検討し、ルールを改良することを繰り返して勝率を上げていくことが最良の道だと思います。もし取引ルールを設けず取引しているのであれば、取引ルールを定めることをお勧めします。

ストレスは人生のスパイスというけれども

FX取引では様々なストレスを経験します。中には、生じさせること自体が問題のものもあれば、生じることは仕方ないとしたうえで、押さえなくてはならないものもあります。

ストレスの管理は、自分自身の強さの問題でもあるので、一朝一夕にはなかなか身につきません。

ただ、こういう時に自分のメンタルの動きを記録につけておくのはいかがでしょうか。トレード日記にこうした自分の弱い部分を記録するのは気が引けるかもしれませんが、これをすることでトレーダーとしてさらに一歩成長することができるでしょう。

ストレスを感じたらFX会社を変えてみるのも◎

思うように勝てないと感じた時には、FX会社を変えてみるのも1つの手段です。

これまで見えなかった新しい発見があるかもしれませんし、手に入る情報も変わります。また、チャートや取引画面が新しくなることでリフレッシュできるかもしれません。

以下で紹介している「DMM FX(PR)」「SBI FXトレード」は、国内でも多くの人に選ばれているFX会社です。

信頼感・安心感・利便性などの面で、利用者からも高い評価を獲得していますので、成績の奮わない時には乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

FX口座数国内ナンバーワンの「DMM.com証券」

DMM FX

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.5
スプレッド※原則固定(例外あり)
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.2銭 0.5銭 0.9銭 0.6銭
取引単価 通貨ペア数
10000通貨 21

安心と信頼のSBIグループ

SBI FXトレード

満足度
full star
full star
full star
full star
half star
4.2
スプレッド
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 豪ドル/円
0.09銭 0.49銭 0.99銭 0.69銭
取引単価 通貨ペア数
1通貨 34

複数のFX会社を使うことに問題はないのか?

証券外務員|中川聡

トレーダーの多くは複数のFX口座を持っている


FXの口座を複数開くことに不安を感じるひとがいます。そういった方はFXで複数の会社の口座を開くことで、資金が分散してしまいトレードがうまくいかないのではないかという心配をしているようですが、FXではむしろ複数の会社に口座を持ち、用途に合わせて使い分ける方のほうが多いです。
FX会社は各社さまざまな特徴を持ち、どういったトレードスタイルかによってどこを使うと良いかがまったく違います。また、システムやツールの見た目などの好みもあります。まずいくつかFX口座を開設してみて、自分の使いやすいところを使うというステップを踏むべきでしょう。

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