この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXの資金管理について知りたい!
- ✔ レバレッジ・証拠金ってどういう仕組み?
- ✔ できるだけ損失リスクを少なくしたい!
FXの最大の特徴でもあるレバレッジ取引をご存知ですか?また、証拠金維持率という言葉や意味を知っていますか?
レバレッジと証拠金維持率はFXをしていくうえで、必ず把握しておかなければならないものです。
今回は、レバレッジと証拠金維持率の基本的内容や関係性、初心者におすすめのFX会社などについて紹介しています。特に、これからFXを始める方は、事前にしっかりと把握しておきましょう。
FXのレバレッジとは
レバレッジはFXの特徴の1つであり、少額資金で始めた方でも大きな利益を得られる取引手法です。
担保である資金にレバレッジをかけ、何倍もの金額で取引ができ、国内のFX会社であれば最大25倍のレバレッジ取引が可能です。
レバレッジをかけると利益も損失も大きくなる
たとえば、10万円の証拠金を保有している場合、レバレッジ10倍だと100万円分の金額で取引ができますし、レバレッジ15倍だと150万円分の金額で取引できます。
レバレッジ取引は、わずかな為替変動で大きな利益を得れるメリットがある一方で、大きな損失を抱えるリスクもあるため注意も必要です。また、スワップポイントにもレバレッジがかかります。
FXの証拠金維持率とは
証拠金維持率とは、「口座残高÷必要証拠金」で計算ができ、ポジション必要証拠金に対する純資産額の割合です。
パソコン・スマホの取引画面で必ず証拠金維持率をチェックでき、「現在、必要証拠金に対して資金的な余裕はあるのか?」は、証拠金維持率を見ればひと目でわかります。
証拠金維持率の水準は高いに越したことがなく、通常、100%を割ると追証が発生したり、ロスカットになったりしてしまいます。初心者の方は最低でも300〜400%以上の水準は常にキープしておきたいところです。
高レバレッジになれば証拠金維持率は低下する
レバレッジ取引をすれば資金効率の高い取引ができ、大きな利益を狙えますが、わずかな為替変動で大きな損失を抱えるため、証拠金維持率が大きく低下してしまうリスクがあります。
ロスカットの恐れ
ロスカットとは投資者保護の観点から、証拠金維持率が一定割合を下回った場合に強制的にポジションを決済されることです。ロスカットによりすべてのポジションが解消され、証拠金の大半を失ってしまいます(その代わり一部の証拠金は残ります)。
ロスカットが執行される証拠金維持率はFX会社によって異なりますが、概ね50%〜100%となっています。また、通常はロスカットになる前にマージンコールと呼ばれるお知らせが通知されます。
- ロスカットになる証拠金維持率
- ●「外為どっとコム」:100%
- ●「GMOクリック証券」:50%
- ●「DMM FX」:50%
- ●「SBI FXトレード」:50%
- ●「マネックスFX」:50%
リスク管理・資金管理が大事
よほどの資金力があればいいですが、少額資金で取引する場合にレバレッジ取引をすると、すぐにロスカットになる可能性があります。
特にFXを始めたばかりの方は、レバレッジ取引はリスクが高いですので、極力レバレッジ取引は避けるべきです。まずは、コツコツと利益を積み重ねながら経験を積み、収益が安定してきたらレバレッジ取引にチャレンジしましょう。
損切りのルール化も大事
仮にレバレッジ取引をする場合、もしくは、レバレッジ取引でなくても証拠金維持率を高い水準でキープしたい場合は損切りを徹底しましょう。「●●pips変動で損切りする」「△△円で損切りする」など、予めルールを決めて徹底するようにしましょう。
証券外務員|中川聡
投資する資金についてのルール化は必須
FXで稼げるのであれば、最初に入金する軍資金はどこから持ってきてもいいというわけではありません。FXに始めるということは損する可能性があるのですから、損すると元本が返せなくなるような、借入金を使わないのはもちろんのこと、先々のために貯めておくお金、今月中に使う家賃、光熱費、食費、交通費なども使わず、あくまで「全額なくなっても問題ない」と言えるお金を入金しましょう。FXに限らず投資には心の余裕が必要不可欠といえます。もし、なくなってしまったら生活に困るお金を使ってしまうような冷静さをなくした状態では、FXで利益を出せるはずもありません。投資の資金はあくまで自分の中でルールを決めて、その余裕資金の範囲内で投資は行いましょう。
証拠金維持率を高めて予期せぬロスカットを防ごう
保有ポジションが大きな含み損を抱え、証拠金維持率が一定の数値を下回ると、ポジションを強制決済するロスカットが起こります。ロスカットになると、含み損がすべて確定するため証拠金は大きく目減りしてしまうのです。
ロスカットは証拠金維持率が低くなると、起こるのでそれを高い数値で維持するように心がけましょう。例えば、今あるポジションを決済したり、追加入金をするなどしてロスカットを回避しましょう。
証券外務員|中川聡
200%を切らないことが1つの目安
証拠金維持率は高ければ高いほど安全ですが、最低でもどのくらいの維持率を意識しておけばいいかというと、特に最初のうちは200%は絶対に切らないことは心がけましょう。200%を切ってしまうと、相場が急変したときにロスカットが発生するリスクが高くなってしまうだけでなく、今のポジション損失が出ているけども、今追加で買ったら儲けられる。と思ったとしても、証拠金が足りなくて入金しないとポジションが追加できない、といったことになります。特に初心者のうちには自分のシナリオが崩れたときに、決済するという選択しか取れないことは致命的です。余裕を持ってあらゆる状況に対処するためには普段は300%超にしておくのがいいと思いますが、まずはどんな局面でも200%を切らないことを目安にしてください
初心者におすすめのFX会社
手数料が安く取引ツールも使いやすい、初心者へおすすめのFX会社を紹介します。最初の口座開設は無料ですので、気軽に検討してみてください。
DMM FX
『DMM FX』は、国内口座開設数がトップクラスのDMM.com証券のFXサービスです。その数なんと80万口座以上。(2020年8月31日時点)
人気の理由はスペックの高さです。一回あたりの取引コストは業界最狭水準。また外貨を保有しているともらえるスワップポイントも高い印象です。
充実したサポートのDMM FX
DMM FXには、24時間いつでも振り込みができる「クイック入金サービス」があります。申請をしたら即時お金が口座へ反映されます。土日祝日も対応していて、手数料は一切かかりません。提携金融機関は、340機関と提携しているのです。
またDMM FXはLINEでのお問い合わせサービスもあります。取引をする上で、分からないポイントがある場合は、スマホで問合せができます。始めてトレードをするといった初心者の方でもおすすめのFX会社と言えるでしょう。
シンプルなデザインになっていたので、見やすかったです。また、すでに様々なジャンルにて通販やネット事業を手掛けている事業者だったから通信トラブルなどの問題がなく、スムーズに取引が行えたのも好感が持てました。
外為どっとコム
「外為どっとコム」は業界最狭水準のスプレッドであり、低コストで取引ができます。ロイターやGI24などの主要ニュースをはじめ、著名アナリストのレポートや動画・会場セミナーなど投資情報が充実しており、スキルアップをしていくことが可能です。
最小取引単位も1,000通貨〜となっているため、1〜2万円もあれば取引を開始できます。パソコン・スマホともにテクニカル指標も充実していて心強いです。
初心者に選ばれているFX会社
外為どっとコムは初心者が初めて持つFX口座というイメージが強く、情報コンテンツからノウハウ提供まで盛りだくさんです。みんかぶ調べ2022年FX会社比較部門別ランキング「総合」部門で1位にもなっています。
少額で初めて少しづつFXを覚えていくのに適しています。こちらも口座開設時に現金キャッシュバック※がもらえるので、詳しくは公式ページを御覧ください。
※口座開設月から翌々月末まで(2022年2月1日(火)午前7時00分より開始)
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
チャートはとても見やすくドル円でやってますがユーロやポンドなど切り替えはすぐにできてとても良いです。使いやすいと思います。スレッドもとても低く気に入っているのですが他のサイトなどと比べると発表の結果などが遅く見にくいと感じます。
【まとめ】レバレッジを把握して資金管理を万全に
レバレッジはFXの魅力の1つでもありますが、証拠金維持率が一瞬で低下しロスカットになるリスクがあるため、初心者は避けるようにしましょう。
また、常日頃から大きく為替変動が起きた場合でもロスカットにならないように、証拠金維持率は一定水準以上キープするように、取引ルールを徹底しましょう。
証券外務員|中川聡
あまり少額で始めすぎないこと
少額ではじめられるのはFXの魅力のひとつですが、あまり少額で始めてしまうのは考えものです。たとえば4、5万円でスタートしてしまうと米ドルを1万通貨単位取引するのに20倍程度のレバレッジをかけなければいけません。そうなると2%マイナスの方向に動いただけで元本の40%の損失が出ます。もう少し損失が膨らめばあっという間にロスカットとなることも十分ありえます。FXでは政治的にイベントがあるときはもちろんですが、ついさっきまで穏やかな動きをしていたのに急に激しい値動きをすることもありえますので、投入する資金の額には十分余裕を持ってマーケットが激しい動きをしたときでも市場から退場しなくていいようにすることがお勧めです。