この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ ユーロドル(EUR/USD)のスプレッドはどこが安い?
- ✔ FX取引にかかるコストや手数料が知りたい!
- ✔ みんな、どこのFX会社を使ってるの?
FX取引の実質的コストであるスプレッドについて理解を深め、最大限の利益を得られるようにしましょう。
今回は、スプレッドの内容やユーロドルのスプレッド一覧、値動きの特徴や利益を狙うポイントなどについて確認していきます。これからFXを始める予定の方やユーロドルの取引を検討している方は、参考にご覧ください。
会社 | ユーロ/ドル |
---|---|
GMOクリック証券 ※原則固定(例外あり) |
0.3pips |
DMM FX ※原則固定(例外あり) |
0.4pips |
ヒロセ通商 LION FX ※原則固定(例外あり) |
0.3pips |
外為オンライン |
1.0pips |
SBI FXトレード |
0.38pips |
外為どっとコム ※原則固定(例外あり) |
0.4pips |
FXプライムbyGMO ※原則固定(例外あり) |
0.6pips |
セントラル短資FX |
0.3pips |
FXブロードネット ※原則固定(例外あり) |
0.3pips |
インヴァスト証券 |
0.3pips |
トレイダーズ証券 みんなのFX |
0.3pips |
FXにおける「スプレッド」とは
FXをするのであればスプレッドをチェックして、FX業者を選ばなければなりません。スプレッドはコストであり、コストが高くて良いことは基本的にありません。少しでも利益を出したい場合は、スプレッドを理解し、少しでも安い環境で取引をしましょう。
手数料とスプレッドの違い
FX業者のホームページを見ると「取引手数料0円」などと謳ってあり、取引コストがかからないようなイメージを持ちがちですが、実際はしっかりとコストがかかります。
FX取引におけるコストは取引手数料ではなくスプレッドです。スプレッドとは売りレートと買いレートの差のことで、どのFX業者でどの通貨ペア取引をする場合も必ず発生します。
スプレッドの幅が広ければコストが高く、狭ければコストが安いことを表します。FXのコストを見る際は〜手数料を見るのではなく、スプレッド幅をチェックすることが大事です。
スプレッドは固定と変動がある
ほとんどのFX業者で採用されている原則固定型が主流です。原則固定型は、基本はスプレッド幅が固定されていますが相場変動が大きい場合はスプレッドが変動します。
どの種類かによってスプレッドの見方も変わってきますので、FX業者を選ぶ際はスプレッドの種類もチェックするようにしましょう。
大手FX会社のスプレッド一覧表
会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3pips |
DMM FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.4pips |
外為オンライン |
1.0銭 | 2.0銭 | 1.0pips |
SBI FXトレード |
0.09銭 | 0.49銭 | 0.38pips |
外為どっとコム ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.4pips |
JFX MATRIX TRADER ※原則固定(例外あり) |
0.3銭 | 0.5銭 | 0.4pips |
FXブロードネット ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
ユーロドルのスプレッドは全体的に幅が狭めで、概ね0.3pips〜0.5pipsとなっています中でも「FXブロードネット」や「SBI FXトレード」といった所は低めの設定になっています。
米ドル円ほどのスプレッドの安さではありませんが、十分に低コストで取引していける通貨ペアです。ユーロドルで取引する場合は少しでもスプレッドが安い業者を選び、利益を押し上げましょう。
FX各社での競争が進んでいる
ほとんどのFX業者がスプレッドを少しでも安くしようと競争をしており、ホームページを見ると「業界最狭水準スプレッド」など表記があるところが多いです。なかには、キャンペーンで通常時のスプレッドからさらに安く設定している場合もあります。
利用者からするとスプレッドはFXにおける大きなコストであるため、少しでもコストがかからない業者を選ぶ傾向があります。そのため、FX業者は少しでもスプレッドを安くして、多くの利用者を獲得しようとします。
ユーロドル(EUR/USD)の特徴と利益の狙い方
ユーロドルは世界的に多くのトレーダーが取引する通貨ペアですが、どのような値動き・特徴を持つのでしょうか。どのような値動きをするのか?どんな取引で利益を狙うのか?など、事前にある程度の情報を得ておき、少しでも勝率が高くなるようにしましょう。
値動きの特徴と注意点
ユーロドルは世界で1番取引されている通貨ペアです。そのため、相場のボラティリティが大きく、1度トレンドが発生すると簡単には終わらず非常に長い時間トレンドが継続される傾向があります。
ドル円との逆相関があるため、ドル円が上がればユーロドルは下がり、ドル円が下がればユーロドルは上がることも多いです。
重要指標発表時には注意が必要
ユーロ・ドルともに為替相場への影響が大きい通貨・国のため、EUとアメリカの経済指標発表などには注意が必要です。GDPや政策金利、雇用統計などの重要な指標発表は、それまでのトレンドを簡単にひっくり返し、相場が大きく動く可能性もあります。
EU・アメリカともにさまざまな問題を抱えていますので、情勢などは常にチェックしておきましょう。
効率の良い利益の狙い方
ユーロドルで取引する場合は、トレンドに逆らわないことが大事です。1度トレンドが発生するとそう簡単に転換しないため、逆張りを狙うと痛い目に遭うことがあります。
基本的にトレンド時は逆張りではなく順張りで利益を狙う方が安全です。場合によっては1度の逆張り狙いで大きな損失を負う可能性もあります。
値動きの激しくなる夕方以降を狙う
また、日本の夕方〜ロンドン市場が開き、夜にはニューヨーク市場が開きます。そのため、ユーロドルは少し早めの14時〜15時頃から値動きが活発になる傾向があります。そして、18時前後や21時前後に経済指標の発表などがありますので、これらの時間を狙うと値動きも大きく、利益が狙いやすいと言われています。
スワップポイントは期待できませんので、短期取引を中心に利益を重ねていきましょう。
コストの安い初心者向けFX会社
ユーロドルでの取引を含め、これからFXを始める場合は、少しでもコストが安く初心者でも安心して使えるFX業者を選びましょう。
コストが安ければ利益を出しやすくなりますし、初心者も多く利用するFX業者であれば取引ツールも使いやすく情報量も多いです。
どのFX業者を選ぶかで、その後の利益や損失も変わってきます。ここでは、低コストで初心者向けのおすすめFX業者2社を紹介していますので、FX業者選びの参考にしてください。
元 銀行員|手塚大輔
スプレッドは会社選びの基準の1つではあるがそれ以外の面も比較する
FX会社を選択する基準は様々です。
基本的には低いコストで取引をするためにスプレッドの狭い業者を選択した方がよいでしょう。
しかし、FX会社を選ぶ基準はスプレッドだけではありません。
少ない金額で投資をしたい人は通貨単位の少ない会社を選択すべきでしょうし、多くの外貨を取引したいという人は、通貨ペアの多い会社を選択するという方法もあるでしょう。
高いレバレッジを効かせたいという人は海外の会社を選択する方がよいかもしれません。
このように、FX会社を選択する基準は、自分の投資スタンスによって左右されますので、自分がどのような投資をしたいかを明確にして最適な会社を選択しましょう。
利用者数が多くバランスの取れたDMM FX
映像・音楽・ゲーム・仮想通貨などでも有名なDMMグループのDMM.com証券は、国内FX口座数ナンバーワンを誇ります。
米ドル円「原則固定0.2銭」、ユーロドル「0.4pips」など業界最狭水準スプレッドとなっており、システムの安定性などが非常に優れています。多くの人に選ばれているという事は、それだけ優れたサービスを提供しているということ。
有名どころのFXだけあって、サポート面から使用感覚から見てもとても使いやすかったです。一番は、取引をするとしても分かりやすい気遣いが出来てると感じました。何となくという感覚でサイト内を触ってみてコツが掴めるという感じです。
また、中長期トレーダーに向けたスプレッドも高めの設定になっており、優れたチャート機能と合わせて人気です。
自動売買も使えるFXブロードネット
「FXブロードネット」は、業界最狭水準のスプレッドであり、ユーロドルも0.3pipsと低コストで取引できます。最小取引単位も1,000通貨のため1万円もあれば十分に取引が可能です。
自動売買であるトラッキングトレードもできるため、相場が見れない人でも予め設定したタイミングでIFDO注文により売買を繰り返せます。
パソコン・スマホともにシンプルで使いやすい取引ツールのため、初心者の方でも操作に迷わず取引チャンスを逃しません。
FXブロードネット
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.5銭 | 0.6銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 24 |
【まとめ】
スプレッドはFXにおける大きなコストなので、スプレッドにこだわったFX業者選びをしましょう。今回2社紹介しましたが、いずれも初心者でも利用しやすい環境となっています。
また、世界で1番取引量が多いユーロドルは、ドル円と逆に動く傾向があるため、ドル円相場もチェックすると今後の展開が読みやすい場合があります。
1度トレンドが発生すると、なかなか止まりませんので安易な逆張り狙いはリスクが高いため気をつけてください。
元 銀行員|手塚大輔
多くの人は複数の口座を持っている
多くの人が複数のFX口座を持っています。
複数の口座を持つと損益通算が面倒やお知らせメールが面倒などのデメリットはありますが、複数持つことにはそれ以上のメリットがあるためです。
FX口座によって得られる情報が異なるため、多くの口座を持った方が多くの情報を手にいれることができるというのが最大の理由でしょう。
日経新聞の為替ニュースが見れたり、アナリストの解説動画を観ることができたりと、口座を持っているからこその情報が数多く得られるのです。
また、チャート分析ソフトなどを目的としてメイン口座とは別の口座を持つ人もいます。
さらに、デイトレードなどはスプレットが狭い口座を使用して長期投資用にスワップ金利が高い口座を保有する場合もあります。
複数の口座を持つことにはメリットが多いのです。
- この記事で紹介したFX会社
- ■DMM.com証券「DMM FX(PR)」
- ■株式会社FXブロードネット「FXブロードネット」
元 銀行員|手塚大輔
通貨の強さを把握する
ユーロドルのトレンドの特徴として、一度トレンドが発生すると、そのトレンドは長期化するということです。そのため、ユールドルの通貨の強弱をしっかりと把握することが大切になります。通貨の強さとは、レートが上昇している通貨を強い通貨とした場合、レートが下落している通貨を弱い通貨と言います。ユーロとドルでどちらが強い通貨なのかをまずは把握しましょう。冒頭述べたように、ユーロドルのトレンドは一度発生すると、そのトレンドは継続する傾向がありますので、通貨の強弱を把握すればトレンドに乗って利益を出すこともできるかもしれません。通貨の強弱を知るためには通貨の強弱インジケーターや相関チャートがありますのでこれらを使用して、ドルが強い時はドルを買いユーロを売る、ユーロが強い時にはユーロを買ってドルを売るのが基本です。