この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXに興味・関心がある!
- ✔ FXの最初の資金はどれぐらい?
- ✔ 有効証拠金や証拠金維持率について知りたい!
FXで安定した結果を継続して出し続けるには、資金管理が大切です。資金管理さえしっかりとしていれば、大きな損失を負うことはほとんどありませんし、収益の最大化にも繋がります。
必要証拠金や有効証拠金、証拠金維持率など、資金管理をするうえで覚えておかないといけない項目がありますので、しっかりと把握しておきましょう。
ここでは、資金管理をするうえでの基本知識について紹介しています。
FXは証拠金を担保に取引をする
FX(外国為替証拠金取引)を始めるには、証拠金を入金しなければなりません。証拠金とは担保であり、基本的には担保として預け入れている資金の範囲内で取引ができます。
まずは基本的な以下3つの用語を覚えましょう。
- 資金管理の基本
- 必要証拠金
- 有効証拠金
- 証拠金維持率
必要証拠金
必要証拠金は、通貨を買う・売るなどしてポジションを持つのに最低必要となる証拠金のことです。
「1万通貨あたり●●円」のように、必要証拠金はFX会社や取引する通貨ペアによって異なります。取引数量が増えるほど最低必要な証拠金は増えるため、少額資金で始めたい場合は取引数量を抑える必要があります。
▼必要証拠金について動画でも解説▼
本サイトは、YouTube動画でもFXに関する専門知識やトレードテクニックを解説しています。気になった方はぜひチャンネル登録をしてみてください。
有効証拠金
有効証拠金は、FX会社に預け入れている証拠金に保有しているポジションの為替差益を加えたり、為替差損を差し引いた証拠金のことです。有効証拠金から維持証拠金を差し引けば「あといくら取引に使用できるか」がわかります。
取引数量が少なく必要証拠金が小さかったとしても、保有しているポジションが大きな含み損を抱えている場合は有効証拠金は小さくなりますし、保有ポジションが大きな含み益を抱えていると有効証拠金は大きくなります。
✓有効証拠金=証拠金±為替差益or為替差損
証拠金維持率
証拠金維持率はポジション必要証拠金に対して占める有効証拠金の割合のことです。
証拠金維持率が一定水準を割り込んでしまうと、「追加で証拠金を入れるなど証拠金維持率を上げることが必要」という主旨のお知らせをするマージンコールや、保有しているポジションを強制決済するロスカットが執行されてしまいます。
✓証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
- ロスカットになるタイミング
- ✓ 「DMM FX」:証拠金維持率50%の時
- ✓ 「GMOクリック証券」:証拠金維持率50%の時
- ✓ 「ヒロセ通商 LION FX」:証拠金維持率100%の時
- ✓ 「外為どっとコム」:証拠金維持率100%の時
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証拠金には細心の注意を払う
FXをする際には資金管理を徹底する必要があります。資金管理ができていないと、すぐに証拠金維持率が低下し、ロスカットを招きます。
✓有効証拠金・証拠金維持率が下がらないように
特にFX経験が浅い人は、有効証拠金や証拠金維持率が下がらないように取引することが大事です。含み損が大きくなり有効証拠金が下がると、証拠金維持率も下がりロスカットのリスクが高まってしまいます。
高レバレッジ取引は控える
FXの特徴の1つにレバレッジ取引があります。証拠金の最大25倍の金額で取引ができる仕組みのことで、メリットとしては少額資金でも大きな利益が狙えます。
ただし、大きな取引額となるため、わずかな為替変動で大きな含み損を抱えてしまいます。場合によってはあっという間にロスカットになってしまいます。
取引数量は抑える
高レバレッジ取引を控えるように、取引数量も抑えて取引するようにしましょう。取引数量が多いということは必要証拠金も高くなり、わずかな為替変動で大きな含み損を抱えてしまいます。特にFXを始めて間もない頃は取引数量は抑えるようにしましょう。
損切りルールを徹底する
資金管理を行うためにも、損切りルールを徹底しましょう。損切りルールがない、もしくは徹底できていないと感情的な取引となってしまい、余計に損失が大きくなってしまいます。
「●●pipsで損切りする」「□□円で損切りする」など、予め損切りのルールを定めて徹底するようにしましょう。感情的な取引になってしまうと「もう少し待てば上がるかも」など期待ばかり持ってしまいズルズル損失が拡大してしまいます。
元 証券会社勤務|當眞嗣也
感情に流されない理論的なトレードをするためルールを決める
FXで取引をする場合、ルールの設定が重要となります。なかでも初心者に一番重要なのが、損切りのルールです。初心者は、損失を出したくないために、必ず勝とうとします。その結果、損切りを躊躇して、大きな損失となることが多いです。
また、利益が少し出ても、この後もっと伸びるはずと欲を出してしまい、その後マイナスに転じて、結果利益どころか損失になるケースが多いです。どちらも、感情に流された結果となります。FXで重要なのは、論理的なトレードです。そのためにも、例えば元手の4%〜5%でたら損切りをするなど自分のなかの取引ルールを設定しておきましょう。
最初はまず少額資金から始める
FXの経験が浅くノウハウが蓄積されていないのに、いきなり多くの資金を投じてしまうのは危険です。短期間で資金の大部分を失うリスクもあります。
初めてのFXでは、負けてし合う可能性の方がどうしても高くなってしまうことは往々にしてあるので、最初は失っても良いだけの資金で始めましょう。
投資は余剰資金で
投資は生活に必要な資金でやるものではありませんし、まして他人のお金でするものでもありません。そして、本業や家事があるならそちらに支障が出ないようにするべきです。
少額で始められるFX会社を選ぶ
初めてFXをするという人は、まずは「少ない資金で始められるFX会社を選ぶこと」をおすすめします。
FX会社ごとに「最小取引単位」が決まっていて、それにより最初に準備する証拠金も変わってきます。
一般的にFXは5万円~10万円くらいの資金で始めるものですが、少ない資金で始めたいなら「1,000通貨単位」で取引可能な所を選びましょう。そうすれば「5,000円~1万円」といった資金でFXを始めることができます。
5,000円前後で始められる「外為どっとコム」
とにかく情報量の多い外為どっとコムは、初心者向けFX会社の代名詞と言ってもいい存在です。少額5,000円前後で始めることができて、コスト面でも業界最狭水準なので安心。
トルコリラ・メキシコペソといった新興国通貨も扱っているので、中長期でじっくり資産運用をしたい人にもオススメ。新しく口座を作る人は、最大300,000円がもらえるキャンペーンも使えます。
※キャンペーンの適用期間は口座開設月から翌々月末まで
情報量が多いので、メインのFX口座とは別の情報収集・分析用の口座として活用しているトレーダーも少なくありません。
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
知名度の高いのSBI FXトレードは「1通貨単位」もOK
ネット銀行・証券・投資業界に強みを持つSBIグループのFXサービスが「SBI FXトレード」です。SBI FXトレードでは最小取引単位が「1通貨」となっているので、より細かいトレードが可能です。
一般的に5万円~10万円で始める人が多いFX業界の中にあって、SBI FXトレードは「約4円」で取引をすることも可能です。
ただし、一般的なスタート資金である5万円~10万円を準備しておくことをオススメします。
コスト面・スワップ設定も申し分なし
会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | ポンド/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|---|---|
SBI FXトレード |
0.09銭 | 0.49銭 | 0.69銭 | 0.99銭 | 0.38pips |
「※SBI FXトレードでは注文数量に応じたスプレッドを適用しております。上記スプレッドは1,001~1,000,000通貨を取引する場合のスプレッドとなります。※2019年9月時点」
会社 | 米ドル/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | 南アランド/円 | トルコリラ/円 |
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買 | 買 | 買 | 買 | 買 | |
SBI FXトレード | 57円 | 18円 | 22円 | 12円 | 33円 |
「SBI FXトレード」はサービス内容にも定評があり、短期トレーダーでも中長期トレーダーでも対応できるような設定になっています。
また、長期でほったらかし投資をしたい人向けの「積立FX」にも対応しています。
スプレッドが他社に比べて少なく、1口4円から買えるので初心者で始めるには最適だと思います。デモトレードで慣らしていくのも良いですが、少額で少しづつ実際のお金で試してみたい人にはお勧めの口座だと思います。
元 証券会社勤務|當眞嗣也
利用者数・知名度・コスト面などから会社を選ぶ
できれば、利用者や知名度が高い大手の取引所をおすすめします。大手だと手厚いサポートや最新の取引ツールを利用できるといったメリットがあります。さらに選ぶ上で重要なのが「スワップの狭さ」と「少額取引」。スプレッドとは通貨の「買値」と「売値」の差のことです。その差額が実質手数料としてFX業者の利益になります。
つまりは、スプレッド幅が狭い=取引手数料が安いとなるので、コストを抑えたいのであれば、スプレッド幅の確認は重要となります。また、FX会社によっては「1,000通貨」と少額から取引できます。初心者のうちは、少額取引がリスクも少なくておすすめなので、この2点はFX会社を選ぶ際のポイントとしてください。
【まとめ】
必要証拠金・有効証拠金・証拠金維持率を把握したうえで、大きな損失を負ったり、ロスカットにならないよう、資金管理を徹底してください。
特にFX経験が浅いうちは、高レバレッジ取引や多Lot取引は避けましょう。そして、少額資金で取引を始め、損切りを徹底しましょう。
- この記事で紹介したFX会社
- ■株式会社外為どっとコム「外為どっとコム」
- ■SBIグループ「SBI FXトレード」
元 証券会社勤務|當眞嗣也
初心者はレバレッジ3倍までが理想
初心者はレバレッジ1倍で取引することをおすすめします。1倍だとほとんど利益がないと感じるでしょうが、はじめはそれで問題ありません。FXを始めたばかりの初心者は、最初は取引全体の流れを覚えることが重要です。そのため、損益があまり出ない1倍で取引を行い、感覚をつかんで何度か取引を行い、損失が出る仕組みがわかったらレバレッジを3倍くらいに上げて、レバレッジを上げた場合の損益を実際に感じで覚えていくのがベストです。よく、初心者でも最初からレバレッジを高くしても良いという意見も見ますが、初心者は、利益を出したいために、損切りを嫌う傾向があります。その状態で、高いレバレッジで取引を行うと、すぐにロスカットになるため、おすすめはしません。