この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ 短時間のFXで利益を狙いたい!
- ✔ スキャルピングで利益を出すコツを知りたい!
- ✔ スキャルピングするならどこのFX会社がいい?
スキャルピングは超短期売買といわれ、5分足や1分足、場合によってはTICKを利用して、相場の最も細かい動きを取りに行くトレードスタイルです。
一般的にスキャルピングは難しいといわれていますが、継続的に利益を上げることは十分可能です。
今回の記事では、スキャルピング初心者から中級者の方に向けて、スキャルピングのコツと業者の選び方についてご説明します。
スキャルピングの種類
上記のチャート画像は、スキャルピングに強いと言われている「セントラル短資FX」のチャート取引画面です。
スキャルピングには、いくつかのバリエーションがあります。スキャルピングとは何かをはっきりさせるためにも、まずはスキャルピングの種類についてご説明します。
順張り・トレンドフォロー型
最も基本となるスキャルピングの形です。メインとなるより長い時間軸のトレンドと同じトレンドがスキャルピング用の時間足でも出たタイミングを見計らってトレードするというものです。
基本的にはトレンドの流れに沿った方向で売り買いをして、利益を狙っていくという方法です。
逆張り型
トレンドが出ていないレンジ相場の場合か、トレンドが出ている場合における押しや戻りを狙うトレードスタイルです
順張り型に比べると少し難易度は高くなりますが、利益を逃さないという点では優れています。
順張り・トレンドフォロー型スキャルピング
相場の見方と、利食い・損切り方法についてご説明します。ここでは、低コスト取引ができることで有名な「SBI FXトレード」のチャートを活用して解説していきます。
相場の見方
スキャルピングの場合、トレンドを判断する時間軸は主に1時間足となります。1時間足にトレンドラインを引いてみましょう。
例えば、ある日の米ドル円1時間足チャートにトレンドラインを引いてみると以下のようになります。
緩やかな上昇トレンドが、その後加速しているのが分かります。したがって、このようなチャートの形状で順張り型のスキャルピングを行うならば、買いから入るのが原則となります。
そのうえで、細かい時間足を見てみます。例えば、5分足を表示させてトレンドラインを引いてみると以下のようになります。
5分足の上昇トレンドラインを横にブレイクした後、緩やかなレジスタンスラインができ、その後1時間足のトレンドラインを目指して反落しているのが分かります。
この際は、上昇ラインブレイクのタイミングで売りから入るか、レジスタンスライン付近で戻り売りから入り、RSI売られすぎで手じまう戦略が考えられます。
利食いの方法
スキャルピングであっても、トレンドフォローの場合にはトレンドラインが基準となります。5分足や1分足にラインを引いてみて、そのラインをブレイクするまでポジションを持ち続けます。そして、そのラインが切れた状態をトレンドが終了した状態だとみなし、利益確定します。
また、天井や底で利食いたいという場合には、RSIを利用してみましょう。RSIが買われすぎや売られすぎのエリアに入った場合に決済し、さらに伸びるようならば再度押しや戻りのタイミングで入りなおすというやり方がお勧めです。
損切りの方法
スキャルピングでは、デイトレードやスイングと違って大きな含み損を持ち越すことはできません。目安としては3pipsくらいの含み損がでるようならば、損切りをしましょう。
ただ、この3pipsという数値は意味のある数値であるということが前提です。つまり、今の水準から3pips落ちたらトレンドが変わってしまうという前提でエントリーし、実際にそうなってしまったら損切りをするというやり方です。
逆張り型スキャルピング
先ほどと同じく、相場の見方、利食い・損切り方法についてご説明します。
相場の見方
逆張りのスキャルピングを行う場合であっても、トレンド判断が重要です。このタイプのスキャルピングが向いている相場というのは、以下のようなレンジ相場です。
上昇が終わった後は、方向感が特になく上下を行ったり来たりしています。このときレンジ上限を目安に戻り売り、レンジ下限を目安に押し目買いをするというのが、基本的な戦略になります。
また、トレンド相場中でも逆張りのスキャルピングは可能です。この場合は水平線を活用します。
メインのトレンドラインを基準に水平線を引くと、そのラインを基準に何度か反発していることが分かります。図で赤丸を付けたポイントがそうです。
このポイントにロウソク足が接近してきたタイミングで逆張りのポジションを持ちます。図でいうならば下降トレンドなので、買いから入ります。
利食いの方法
レンジ逆張りの場合には、レンジ下限までポジションを持ってもよいですが、スキャルピングの場合にはRSIを活用して買われすぎ・売られすぎのポイントでいったん決済してもよいでしょう。そして、改めてレンジ上限や下限に接近したポイントで入りなおして、値幅を取るというやり方をお勧めします。
レンジ相場は方向感がないため、レンジ上限・下限で反発してもすぐに反対側に行くというものではなく、ふらふらとした動きになりがちです。目安としては、5pipsくらいを目処に利食いしましょう。
トレンド逆張りの場合も、あくまでメインのトレンドの中の小さな反発なので欲張らずに同じ値幅くらいで決済しましょう。また、何度も平行線を試すような動きをしている場合には、ブレイクするおそれがあるのでエントリーを見送ることも必要です。
損切りの方法
レンジ逆張りの場合には、レンジをブレイクした時点が損切りのタイミングです。もちろん、だましもありますが、レンジをブレイクしそうになったら戻るのを期待するのではなく、素早く損切りをすることのほうがお勧めです。
トレンド逆張りの場合には、遅くともメインのトレンドが再開した時点で損切りしていなくてはなりません。したがって、基準としていた平行線をブレイクした時点で損切りをします。目安としては利食い幅より狭い2から3pipsくらいの損切りがお勧めです。
証券外務員|安宅太
スタイルによるが理想は損小利大
FX取引をしている際にどこで利益を出せばいいのか、どこで損切をすればいいのかと迷う時があると思います。利益が出ている時は今のトレンドが自分の予想通りのポイントなのかそれとも予想外に利益が出ているのかを判断し、トレンドを素早く読み取ることが大切になってきます。
損失が出た場合はさらに素早い判断が必要になってくる場合があります。損失が大きくなりロスカットせざるを得ない状況になると次の取引が難しくなります。取引する時点では自分なりの相場観は正しいと思っていても様々な事情によりトレンドが変わってしまう時があります。トレンドが変わった場合には素早く負けを認めて潔く最小限で損切することが損失を少なくする方法です。
スキャルピング向け業者の選び方
業者選びの重要性はトレードスタイルによって異なりますが、その中でもスキャルピングは適切な業者を選ぶことが最も重要になります。
以下では、業者選びの際の基本的な考え方をまずご説明し、その後スキャルピングに最適な業者を1つご紹介します。
業者選びの基本的な考え方
スキャルピングをする際に重要となるのは「スプレッド」と「約定力」の2つです。
スキャルピングでは、数pipsの利益を狙いに行くため、スプレッドの占める割合は大きくなります。したがって、スプレッドは狭ければ狭いほど、取引にかかるコストは少なくなります。
もう1つは、約定力です。自分が注文した時のレートでそのまま約定し、また決済もできるという状態が理想です。そのためには、まず約定拒否がなく約定率が100%に近いこと、また注文時のレートと約定時のレートの差であるスリッページが少ない業者を選ぶことになります。
低スプレッドかつ高約定力の業者の例
スキャルピング向けの代表的な業者が、「JFX MATRIX TRADER」です。スプレッドが狭く約定力が高いため、スキャルピングを行っている方に人気の業者です。
具体的には、ドル円0.3銭原則固定をはじめ、ユーロドル0.4pips原則固定、ユーロ円0.5銭原則固定など業界最狭水準のスプレッドとなっています。
※スプレッドに関する情報は2017年12月1日現在のものです。
JFX MATRIX TRADER
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.3銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 24 |
また特に、大きな数量でスキャルピングをされる場合ですが、業者によっては一日の取引数量の上限を設定しており、その日はそれ以上トレードできないということも考えられます。JFXの場合は、一日の取引数量に上限はないため、上限を気にせずにトレードすることができます。
セントラル短資FXやSBI FXトレードもおすすめ
この記事の中で少しだけ紹介させてもらった、「セントラル短資FX」や「SBI FXトレード」も、スキャルピング向きの業者として有名です。どちらもFX業界では大手と呼べる存在なので、安心して利用できます。
スキャルピングは適切なトレンド判断と業者選びが重要
スキャルピングであっても、相場のおおまかなトレンドを把握することが重要なのは変わりません。トレンドラインや水平線を軸に、RSIなどテクニカル指標を組み合わせて損小利大のトレードを目指しましょう。
またスキャルピングの場合は業者選びも重要です。低スプレッドと高約定力の業者でトレードすることで、収益性を高めていきましょう。
証券外務員|安宅太
自分の狙ったタイミングで注文・決済するために約定力は重要
FXの取引をする際に自分が注文した価格と実際に成立した価格とが違うことがあります。取引のコストも余計にかかるため気を付けなくてはなりません。また価格が違うと次に決済をする際にどのようにすればいいのかと計画も再度考えなくてはなりません。
さらに万が一損失になった場合のロスカットのポイントも違ってくることになるため考えなくてはなりません。FXの会社ごとにシステム処理能力のスピードが違いますのでどのFX会社が約定力が高いのかを比較してみる必要があります。特に大量に注文を発注するトレーダーの方にとっては約定力はすごく重要なものになります。
- この記事で紹介したFXサービス
- ●JFX株式会社「JFX MATRIX TRADER」
- ●セントラル短資FX株式会社「セントラル短資FX」
- ●SBIグループ「SBI FXトレード」
証券外務員|安宅太
まず自分なりに色々なラインを引いて検証する
トレンドラインとはローソク足の高値同士または安値同士を結んで引くラインのことをいいます。現在相場がどのように動いているのかという流れを知ることが出来るツールとして有効です。安値同士を結んだ引いた右肩上がりの線を上昇トレンドラインといい、高値同士を結んで引いた右肩下がりの線を下降トレンドラインといいます。
トレンドラインを引いてみると、自分の現在の為替レートが高値トレンドにいるのかそれとも安値トレンドにいるのかが一目でわかるようになります。どこで高値のトレンドが終わっている、安値のトレンドはここから始まっているなども一目でわかります。いろんなトレンドラインを引いてみてポイントを探してみるといいと思います。