この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ ドルインデックスとは?
- ✔ ドルインデックスを活用してFXをしたい!
- ✔ ドルの現状を知ってもっと相場に詳しくなりたい!
為替相場は、その状態を表す様々な指標があります。ドル円やユーロドル等のチャートはもちろんですが、実はドルインデックスという米ドル自体の純粋な強弱を表す指標もあります。
この記事ではFXを始めたばかりの方を念頭に、ドルインデックスとは何か、ということからドルインデックスを参考に具体的にどのような取引戦略を立てていったらよいのか、ということまで簡潔にご説明します。
ドルインデックスとは何か
画像引用:ドルインデックス(tradingview)
ドルインデックスとは、わかりやすく言えば「米ドルの強弱を表す指標」です。世界の通貨の中で、ドルがどれぐらいの強さを持っているのかが分かります。しかし、その算出方法は実は複数あります。
ICEドルインデックス
私たちが最も目にする機会が多いのは、ICE、インターコンチネンタル取引所が出しているドルインデックスです。
ICEドルインデックスの特徴は、その計算方法の半分以上が対ユーロでの為替によって構成されていることです。つまり、ユーロドルの割合がそれだけ多いということです。ユーロドルが大きく変動すれば、ドルインデックスもそれだけ変動します。
※ユーロドルのチャートは、上昇がユーロ高ドル安、下落がユーロ安ドル高を表しています。つまり、ややこしいですがユーロドルが上昇するとドルインデックスは下落し、下落すると上昇することになります。
なお、ユーロ以下を見ますと日本円とイギリスポンド、カナダドルがそれぞれ1割前後、次いでスウェーデンクローネとスイスフランを含めた6通貨で構成されています。ここで注意が必要なのは、2017年現在対アメリカで最大の貿易相手国である中国が含まれていないことです。
その他のドルインデックス
アメリカの中央銀行に当たる組織であるFRBもドルインデックスを計算し、発表しています。ICEとの最大の違いは、FRBのドルインデックスは現在のアメリカの貿易状況を重視しているということにあります。
つまり、中国人民元の割合が一番高く、次いでユーロやカナダドルとなっており、日本円の占める割合は小さくなっています。その他、BISという組織もドルインデックスを発表しています。
ICEのドルインデックスがよく使われる理由
ICEのドルインデックスは、ほかの2つのドルインデックスが1日1回しか公表されないのに対して、リアルタイムで更新されるようになっています。
つまり、ドルインデックスの1時間足や分足なども見ることができ、トレーダーにとって都合がよいといえます。
FXにおける通貨の取引高
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ドルインデックスを取引に活かす方法
下記は同じドルインデックスのチャートですが、期間を長めにして過去5年のものを出しています。
ご覧のように、ドルインデックスはアメリカがQE3という量的緩和プロセスを終了し、利上げ局面に入った2014年から2015年にかけて上昇しています。
また、それ以降で目立つのは2016年後半のトランプ相場による上昇です。このとき、ドルインデックスは大きく上昇し節目である100を付けました。過去にはドルがもっと強い時期もありましたが、現在は100前後を推移している状況です。
画像引用:ドルインデックス(tradingview)
ドルインデックスとドル円・ユーロドル
具体的にドルインデックスチャートを活かすためには、同じドル絡みの米ドル円チャート(画像左)やユーロドルチャート(画像右)を見比べてみることです。
画像引用:米ドル円チャート・ユーロドルチャート(tradingview)
2016年トランプ大統領誕生以降、ドル円は大きく上昇し、基本的に110円よりも上で推移していることが多かったですが、一方でユーロドルは確かに一時的には下落したものの、2019年現在では上昇し1.20前後を推移しています。
それぞれの通貨の強さを知る
ここから読み取れるのは、ドル円ではドル高のほかに円安も進行している、ということです。
一方で、ユーロドルはドル高以上にユーロ高が影響しており、ドル高のニュースに対する感応度は、ドル円と比べれば低かったということが読み取れます。
これと同様の比較は、ほかの対ドルの通貨ペア、つまりポンドドルや豪ドルドルなどでも行えます。これらを分析し、どの通貨ペアがドルの動きに敏感でどの通貨ペアが反対にドルの動きには鈍感なのか、ということを読み取れれば、アメリカのニュースに対してどのくらい備えておくべきか、ということも分かります。
証券外務員|中川聡
ドル取引時は関係する経済指標を覚えておきましょう
世界でもっともメジャーな通貨である米ドルを取引する場合は、アメリカの経済指標は必ず把握すべきでしょう。例えば毎月のアメリカの雇用統計発表時には為替の動きが非常に激しくなりますので、そこで利益を出そうとするトレーダーも多くいます。また製造業の景況感指数などもアメリカ経済を占う注目すべき指標です。
これらは発表時にトレードする短期投資家にはもちろん、中長期での投資を行う場合でも、指標を把握しておかないと、買い場を逃し、損失を膨らませることになります。指標発表後は必ず迅速に情報を手に入れ戦略を見直すように心がけましょう。
選ばれているFX会社は?
FXの世界では、情報が全てです。現在の経済状況がどうなっているかを知ることで、相場の先読みの精度があがり、将来の予想が立てやすくなります。
つまり、情報が充実しているFX会社を使うと勝率が上がりやすいという事が言えます。それに加えて、ツールの使いやすさや、コストの安さなどを加味して決めるべきでしょう。
本サイトでは、総合力の高さで「外為どっとコム」や「DMM FX」などが多くの利用者に選ばれています。
情報量豊富な「外為どっとコム」
国内FX会社における情報量の多さという点で考えると、「外為どっとコム」は外せません。多くのトレーダー達が情報収集用のサブ口座として持っているケースが多く、情報の速さにも定評があります。
GI24やロイターなどの4本の主要ニュースに加えて、著名アナリストによるレポートや動画セミナーが非常に充実しています。さらに初心者向けの動画セミナーなども充実しているので、多くの人に選ばれています。
売買関連の情報も多数
画像引用:外為情報ナビ
外為どっとコムの提供する「外為情報ナビ」では、リアルタイムの注文情報・売買比率・ポジション比率などがひと目で分かるつるが提供されています。
また、付帯サービスである「ぴたんこテクニカル」では、チャート分析&予想を自動でしてくれるサービスを提供しています。合わせて活用してみてください。
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
利用者数は国内ナンバーワン「DMM.com証券」
2019年1月時点で国内FX口座をもっとも多く持っているのが「DMM.com証券」です。実に65万以上の口座を持っていて、その代表的なFX取引サービスが「DMM FX(PR)」です。
動画配信やネットサービスなどで培ったノウハウと強靭なサーバーを軸にして快適なトレード環境を用意していて、スタイリッシュなデザインで使いやすさも抜群。
FXの世界では、多くの人に選ばれているサービス=満足度の高いサービスと考えて概ねで間違いありません。
【まとめ】ドルインデックスを活用してより実態に即したトレードを
ドルインデックスは、米ドルそのものの強さを直接把握できる便利な指標です。
この記事ではあえて紹介しませんでしたが、一般的な通貨ペアと同様にトレンドラインをはじめとしたテクニカル分析も可能です。
いうまでもなく、ドルは為替の中心にある通貨なのでその動向を示すドルインデックスの値動きには注意しておくことをお勧めします。
初心者はどの通貨ペアから始めるべきか
証券外務員|中川聡
まずはメジャーな通貨ペアから取り組んでみましょう。
初心者はどの通貨ペアから始めればいいのかというと、やはり日本円と米ドルのペアなどメジャーな通貨ペアから始めるのがいいでしょう。取引をする上で通貨ペアが分かりやすいというのは、一つの安心感でもありますし、何よりも情報を集めやすさにもつながります。FXでは情報をいかにキャッチするかが大事な要素となりますので例えば、マイナー通貨で取引している場合、なぜ上がったのかという情報をうまく収集できずにトレード機会を逃してしまう可能性は十分にあります。まずはメジャーな通貨で情報の集め方、それを基にどうトレードしていくかを練習する方がオススメです。
証券外務員|中川聡
ドルインデックスは複数の通貨に対するドルの価値を指数化したもの
ドル円が円安ドル高に振れた時なのにドルユーロはユーロ高ドル安に振れていることもあります。そんな時はドルインデックスを見ましょう。ドルインデックスは米ドルが世界の複数の通貨と比べて強いか、弱いかを一目で判断できるインデックスです。米ドルは世界の基軸通貨ですのでその強さは FX において非常に大事なポイントとなります。また FX については日本円と他通貨という形のトレードだけでなく、対米ドルでの取引も可能なため、ドルの強さをリアルタイムで把握するということはどの通貨ペアを取引する上でも大事ですので、ぜひ活用してください。