この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ 金・銀・プラチナについて詳しくなりたい
- ✔ 自分にぴったりの投資を探している
- ✔ しっかりと準備してから貴金属投資に乗り出したい
金・銀・プラチナといった貴金属への投資は、昔から資産運用の手段の1つとして認知されてきました。貴金属投資で利益を得たい。そんなお考えをお持ちなら、ぜひこちらで金・銀・プラチナ投資の基本を学んでおきましょう。
貴金属投資には、メリットとデメリットがあります。まずは投資を取り巻く事情を把握して、損をしない立ち回りができるよう励みましょう。1度システムを理解できれば、貴金属投資の知識は他の投資でも活かされます。投資に興味のある人は、金・銀・プラチナから投資の世界に踏み込んでみてはいかがでしょうか。
貴金属投資ってどんな投資方法?
貴金属投資とは、金・銀・プラチナといった商品を購入する投資方法です。貴金属の持つ価値にお金を払い、資産の保全や管理を行います。有事の際にも金やプラチナは価格維持することが多く、いざというときのために投資を行う人も多いのです。
金や銀と聞くと、かなり高額な投資というイメージがあるかもしれません。しかし貴金属投資のハードルは低く、誰でも参入できます。投資初心者にもおすすめなので、まずは特徴と購入方法をチェックしておきましょう。
それぞれの貴金属が持つ特徴
貴金属投資には、金・銀・プラチナといった種類があります。それぞれには以下のような特徴があるため、投資前に確認しておきましょう。
- 金の特徴
- ✓ 世界で共通の価値がある
- ✓ 安定しているため長期保有に向く
- ✓ 株の下落と逆の動きが起こりやすい
- 銀の特徴
- ✓ 金と比べると非常に安価
- ✓ 市場が小さい
- ✓ 値動きが大きくなりやすい
- プラチナの特徴
- ✓ 生産量が非常に少ない
- ✓ 株と合わせた値動きが多い
- ✓ 自動車の売れ行きに影響されやすい
3つの貴金属には、良い面もあれば悪い面もあります。現在の世界情勢がどの金属にマッチしているのかを知ることが、貴金属投資のポイントとなるでしょう。
どうやって購入するの?
貴金属の購入には、いくつかの方法があります。投資を考えるのなら、方法それ自体の特徴をチェックすることも大切です。自分のライフスタイルに合わせて、どんな方法が1番合うのか考えてみるといいでしょう。
- 貴金属店での購入
- ✓ その場ですぐに買える
- ✓ 面倒な手続きがいらない
- ✓ 信頼できるお店を選ぶ必要がある
- ETF(上場投資信託)で購入
- ✓ 証券会社で取り扱っているので安心
- ✓ 株のように扱える
- ✓ 盗難のリスクがない
- 純金積立で購入
- ✓ 低予算から投資をはじめられる
- ✓ 手間暇がかからない
- ✓ 暴落のリスクを避けやすい
上記のような方法で、貴金属投資をはじめることができます。初心者は低予算低リスクの、純金積立がおすすめとなります。余裕のある人は一通りの購入方法を実践して、やりやすいものを選ぶのもいいでしょう。
貴金属の投資で利益を狙うには何が重要か
金・銀・プラチナ投資のメリット
金・銀・プラチナの投資には、他の投資にはない特別なメリットがあります。貴金属投資を始めたい人はまずメリットを理解して、どうして貴金属への投資がこれだけ世間に浸透しているのか確認してみましょう。
メリットを理解できると、投資に対するモチベーションが高まります。自ら進んで貴金属投資を勉強すれば、お金の運用はさらに効率化するでしょう。楽しみながら投資を続けられるので、メリットを知ることはとても重要なプロセスです。
金には現物の価値がある
金のメリットは、現物の強さです。価値が下がってしまう貨幣や株とはちがい、金には常に一定の価値が保たれています。インフレ時はお金の価値が下がってしまいますが、金はむしろ価値が上昇する傾向にあるのです。そういった金の価値を理解した人は、金を積極的に購入しています。また金には、他にも以下のようなメリットがあります。
- 金のメリット
- ✓ 固定資産税がかからない
- ✓ 現物は鑑賞用にも使える
- ✓ 倒産などのデフォルトリスクがない
資産の一部をお金に替えておけば、インフレなどの状況でも自分の利益を守ることができます。世の中の情勢が不安定な時ほど、金の強さが証明されるかもしれません。
銀とプラチナにはハイリターンが期待できる
銀とプラチナは、取扱われている市場が金よりも狭くなっています。そのため価格が高騰しやすく、あらかじめ投資しておけば大きなリターンが期待できるかもしれません。短期で利益を得たいのなら、金よりも銀やプラチナが向いているといえるでしょう。
- 銀・プラチナのメリット
- ✓ 価格の高騰が期待できる
- ✓ 自動車や工業系の景気に引っ張られやすい
- ✓ 購入方法は金と同じなので資産を分配しやすい
銀は比較的値段が安価ということもあるため、初めて投資をする人におすすめです。上手に運用ができれば、ハイリターンに期待ができるでしょう。また現物として保有すれば、その美しさを楽しむこともできます。
金・銀・プラチナ投資のデメリット
メリットがあるということは、当然デメリットもあります。デメリットを把握し、いかにして回避するかを考えるのも、投資を面白くする要素の1つです。自分の資産を守るだけでなく、貴金属投資の本質を楽しむためにも、ぜひデメリットについても学んでおきましょう。
銀とプラチナは、金とは異なるデメリットを持っています。投資先を1つの貴金属に絞るのではなく、分散して投資する際には、デメリットを混同しないように注意しましょう。それぞれのデメリットを理解することが、貴金属投資で堅実な利益を獲得するコツとなります。
金に考えられるデメリット
金には上記で紹介したようなメリットがたくさんあります。その一方で、金にしかないデメリットもいくつか存在しているのです。長期保有が推奨される金は、購入してから後悔するのが惜しい商品です。投資をする前に、しっかりとデメリットをチェックしておきましょう。
- 金投資のデメリット
- ✓ 利子や配当がないため金利が上がるとお得感がなくなる
- ✓ 盗難のリスクがつきまとう
- ✓ 元本保証はない
上記のようなデメリットを理解し、それでも購入に踏み切ることができたとき、はじめて貴金属投資の良さを実感できるでしょう。このようなデメリットが気になってしまうという人は、別の投資を同時に行うのがおすすめです。特にFX投資なら、仕事している人でも簡単にはじめられるので、金を保有している期間のお小遣い稼ぎができるかもしれません。
銀・プラチナに考えられるデメリット
銀とプラチナには、共通点がいくつかあります。そのためデメリットも重なることが多くなっているのです。2つ合わせて投資を行う際には、よりデメリットに対して敏感になる必要があるでしょう。
- 銀・プラチナ投資のデメリット
- ✓ 価格が暴落する危険性もある
- ✓ 世間の景気にそのまま左右されやすい
- ✓ 投資の経験がないと扱いが難しい
ハイリターンが期待できるからこそのデメリットがあるので、上手に価格変動の波に乗ることができなければ、マイナスの結果を生む可能性があります。不安を感じる場合は、別の投資方法に資産を分散しておくのも良いでしょう。「初心者でも失敗しないFX」という記事で、FXの仕組みやメリットを解説していますので、参考にしてみてください。
金や銀は単体での運用に限定されるのか?
元 銀行員|河野翔太
金や銀をポートフォリオに組み込んでいる投資商品も少なくない
金や銀の現物を貴金属店などで購入して保有することも可能ですが、ETF(上場投資信託)などを利用することで、株式のような形で複数の貴金属に分散してポートフォリオを組むことも可能です。貴金属店などで購入すれば、貴金属を現物で所持して鑑賞を楽しむことも可能ですが、そうではなく単にリスクヘッジの手段として貴金属投資を利用したい人もいるでしょう。そういった方にはETFや純金積立などの投資商品をオススメします。証券会社から貴金属の保有権利だけを買い取る形ですので、現物を所有して盗難などに合うリスクを無くすことができます。
【まとめ】金・銀・プラチナ投資について
株式やFXといった投資だけでなく、金・銀・プラチナといった貴金属への投資も、立派な資産運用の手段です。色々な投資に挑戦してみたいという人は、これを機にぜひ金やプラチナを手元に置いてみてはいかがでしょうか。現物を保有すると、ちょっとした金持ちの気分にもなれるので、人生で1度は経験しておいて良いでしょう。
金・銀・プラチナの長期投資における注意点は?
元 銀行員|河野翔太
金・銀・プラチナの現時点の価値がどれぐらいなのかは常に把握しておく
貨幣に対するリスクヘッジの手段として貴金属投資を行う方は、長期での保有を前提としている場合がほとんどかと思います。そういった方が注意するべき点は主に現時点の価格と将来の相場に対する見通しです。金・銀・プラチナそれぞれに特性があり、値動きの幅や経済とどのように連動して動くのかに違いが出てきます。
毎日のように値段をチェックする必要はありませんが、月に数回程度はチェックして、経済の動向から大幅な値下がりが予想されるような場合には一度保有を解消するといった判断も時には必要になります。思考停止で保有し続けるのではなく、場合によっては手放したり・追加で購入したりと柔軟に対応できるようにしておきましょう。
元 銀行員|河野翔太
貴金属投資はある程度中長期での運用が基本
貴金属投資が他の投資手法と大きく異なるのは、投資対象の貴金属自体に資源としての利用価値があるという点です。貴金属、その中でもとりわけ金は、資源としての利用価値が高く、取引される市場も大きいために相場が大変安定しています。またインフレで貨幣の価値が相対的に下落した場合でも金の価値は下がらないため、長期的なリスクヘッジの手段として保有するのに最適です。銀やプラチナなどは金に比べてボラティリティ(値動きの幅)が大きく、短期間での運用益を狙うこともできますが、基本的には中長期でリスクヘッジを行うための投資手法だと考えておくと良いでしょう。