この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXでなかなか勝てない…
- ✔ 勝つ事もあるけど負けの方が多い…
- ✔ どうやったら安定して勝てるの?
FXを始めてみたものの、思うように勝てずに、そもそもFXの勝ち方・狙い所がわからなくて困っている人は少なくありません。
プロトレーダーでも100%勝つことはできないFXにおいて、勝率を上げるために大切なのは「自分の勝ちパターンを見つけること」「勝てそうな相場で勝負すること」です。
安易な考えで取引をしても負けてしまいます。ここでは、プロトレーダーも活用している基本的な3つの勝ち方・狙い所について紹介しています。
FXの勝ち方がわからない場合はどうすれば?
抜本的な方法ではなく、基本的な手法を徹底することが勝率アップへの近道です。FXには様々な分析手法がありますが、基本をしっかりと押さえているということが前提です。
「いつかは勝てるだろう」と思わず、まずは一度トレードをストップして、基本を振り返ってみましょう。
【1】重要指標の発表後を狙う
FX経験が浅くてなかなか勝てない人は重要指標の発表後など、比較的はっきりとしたトレンドが形成されているタイミングを狙ってみましょう。重要指標発表後は値動きが大きい傾向もあるため、多くの利益を稼ぐチャンスでもあります。
アメリカの経済指標は21時〜24時頃
取引する通貨ペアにもよりますが、多くの通貨相場に影響を与えるのがアメリカの経済指標なため、アメリカの指標はチェックするようにしましょう。日本時間の21時〜24時の間で発表されることが多く、重要な指標であれば発表後の値動きも活発です。
- アメリカ重要指標(一部)
- ●非農業部門雇用者数
- ●失業率
- ●新規失業保険申請件数
- ●GDP
- ●FOMC議事録
- ●FOMC政策金利
- ●ISM製造業景況指数
- ●中古住宅販売件数
- ●小売売上高 など
強いトレンドが発生した際がチャンス
重要指標の結果次第で、それまでの相場の動きが大きく変わります。そのため、発表前にポジションを持つよりも、発表後を狙った方が効率的です。
ただし、指標結果によっては発表後といえども相場が強く反応しないこともありますが、そのようなときはエントリーは控えてもいいでしょう。狙うべきポイントは発表後に強いトレンドが発生した場合です。
例えば、市場の予想よりも雇用統計が非常に強い結果だった場合は、ドル相場が大きく上昇する傾向にあります。このような相場状況であれば、トレンドに沿ってエントリーするだけで比較的容易に利益を出すことが可能です。
いつもの時間・いつもの方法でFXをして勝てない場合は?
元 証券会社勤務|國村功志
普段はトレードしない時間・手法を試してみるのも◎
急に勝てなくなるのは何かしら原因があるはずです。例えば、経済・政治環境が変わったことで市場環境の変化があったことなども考えられます。環境が変化したのであればトレードもそれに見合うものに変えたほうが良いです。どのように変えればいいのかは人それぞれですが、トレードの時間帯を変えるだけでまた勝てるようになるかもしれませんし、手法そのものを見直す必要もあるかもしれません。また、個人でするFXは仕事ではありませんので、一旦トレードをやめて冷却期間を挟んでから再開するのもひとつです。いずれにしても、勝てない中で続けていてはお金を減らすだけですので、何かしら方法を変えるのは対策としてアリでしょう。
【2】移動平均線を活用する
基本的テクニカル指標である移動平均線を活用するのも1つの方法です。見方も比較的簡単ですし、相場分析にそこまで難しい知識を必要としません。ダマシもありますが、参考指標として取り入れることで勝率が上がる可能性があります。
ゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線は、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けるゴールデンクロス、上から下へ割り込むデッドクロスによってトレンド転換点を予測することが可能です。
ゴールデンクロスが出現した場合は、上昇トレンドになる可能性があるため買いサイン、デッドクロスの場合は、下降トレンドになる可能性があるため売りサインとされています。
ゴールデンクロス・デッドクロスの出現をサインとして、トレンド転換点を狙ってみましょう。クロスする角度が深い方が信用度が高いと言われています。
【3】レジスタンスライン・サポートラインを活用
レジスタンスライン・サポートラインを活用することで、押し目買いや戻り売り、トレンド転換点を狙う方法もあります。移動平均線同様、基本的な参考指標となりますがプロトレーダーでもトレンドラインを活用している人は多いです。
押し目買い・戻り売り
上昇トレンド時にサポートライン、下降トレンド時にレジスタンスラインを描くことで、市場参加者が意識するポイントがわかりやすくなります。
トレンドが強ければ、上昇トレンドでは下値を切り上げながら、下降トレンドでは上値を切り下げながらもトレンドを維持して簡単には反転しません。そのため、ラインをポイントとした押し目買い・戻り売りで利益を狙うことが可能です。
トレンド転換点
レジスタンスライン・サポートラインで狙えるのは押し目買い・戻り売りだけではありません。
レジスタンスラインをローソク足が上へ突き抜けた場合、サポートラインをローソク足が下へ割り込んだ場合はトレンドが転換する可能性があります。
転換点は大きな利益が狙えるポイントでもあるため、参考指標としてチェックしておき、チャンスがあれば狙ってみましょう。
勝てない時はFX会社を変えてみるのも手段の1つ
✓いろいろ試したけどやっぱり勝てない…
✓自分の思うようなトレードができない…
そんな時には、使っているFX会社(FX口座)を変えてみるというのも手段の1つです。
FX会社を変えるとどんな効果があるか
元 証券会社勤務|國村功志
FX会社を変えると新しいツールでリスタートでき、情報量も増える。
FX会社は各社取引ツールが異なりますし、提供しているマーケット状況も違います。FX会社を変えるとこうした新しいツールでトレードでき、今までの口座とあわせて情報量もアップするでしょう。FX会社の変更を検討する理由はさまざまですが、取引コストを抑えるためであったり、入手する情報を強化したり、より使いやすい取引ツールでトレードしたい、などの理由が考えられます。実際のトレードの中で自分が重視するものを満たせる口座を持つのが一番ですが、1社でまかなうことは難しいでしょう。そのため複数の口座を持ち、各機能を使い分けながら自分のトレードに活用していきましょう。
ほとんどのトレーダーは口座を2つ以上持っている
使い方は人それぞれですが、ツール、情報量、取引スタイルなどによって使い分けることで、より効率の良いトレードができるという事実があります。
- 複数のFX口座を持つメリット
- 手に入る情報量が増える
- 取引スタイルで使い分けられる
- チャートや取引画面が変わり気分転換になる
- 新規口座開設のキャンペーンを使える
この記事のチャートで使っている「外為どっとコム」は、見やすいチャートと豊富な情報量が持ち味です。コスト面でも安く、初めてのFX口座として選ばれているFX会社です。
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
口座数が国内トップクラスのDMM.com証券
投資・証券・ネット銀行に強いSBIグループ
【まとめ】試行錯誤を繰り返して勝ち方を探そう
FXの勝ち方がわからなくて困っている方は、まずは多くのトレーダーが狙う基本的ポイントを押さえましょう。今回紹介した3つのポイントは、基本でもありプロトレーダーも狙う普遍的ポイントでもあります。
基本的に、国内FX会社の口座開設は無料でできます。いろいろな業者で取引を経験して、勝ち方を模索してみてください。
元 証券会社勤務|國村功志
前提として、負けが続いたら取引を一度STOPして考えるべき
FXで負けが続いたときは取引を一度やめてみましょう。今まで勝てていたのに急に負けが続くようになったときは、次こそは勝てるはずと根拠のないことを自然と考えたりしてしまいます。例えば、コイントスで10回連続で裏が出た場合、次こそは表が出るはずと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、実際には50%の確率であることは変わりません。このことを心理学で「ギャンブラーの錯誤」と言いますが、人は負けが続くと次は勝てると思ってしまうのです。FXには知識やスキルが必要ですのでギャンブルのように運任せのトレードではありませんが、冷静になるために取引を一旦やめ、少額で再開してまた勝てるようになるまでトレードすることをおすすめします。