この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXの「ダイバージェンス」って何?
- ✔ テクニカル分析をもっとうまく使いこなしたい!
- ✔ トレンドを分析して利益を出せるトレーダーになりたい!
FXトレードではしばしば「トレンド」をうまくとらえることが重要と言われます。トレンドをうまく分析することで、ポジションをとる方法がわかり「買いか売りか」で悩むことがなくなります。
今回はトレンドの強さを見極める方法の1つである「ダイバージェンス」についてご説明します。
「ダイバージェンス」というとややハードルが高いように思われるかもしれませんが、定義自体は簡単で、また解釈もそこまで難しくないので初心者の方でも十分に活用することが可能です。
出典: FXブロードネット公式ページーダイバージェンスとはー
ダイバージェンスとはもともと「相違がみられること」という意味で、テクニカル分析では、相場のトレンドとテクニカル指標のトレンドが逆行することを言います。MACDでのダイバージェンスとは、相場が上昇トレンドにあるときに、MACDのトレンドラインが下降トレンドを示しているような場合をいいます。ダイバージェンスは相場の転換を暗示するものとされており、MACDのダイバージェンスも相場の天底の出現を示唆する可能性が高いサインです。
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ダイバージェンスが分かればトレンド終了の兆候がわかる
ダイバージェンスとは何か、ということやダイバージェンスをどのようにトレードに活用していけばよいのか、ということについてご説明します。
ダイバージェンスとは
「ダイバージェンス」とは、ロウソク足の値動きの仕方とオシレーターの動き方が異なる状態のことを意味する言葉です。
※オシレーターとは:RSIやストキャスティクスなど、トレンドの強さを測るテクニカル分析の指標の1つです。
テクニカル分析とは
出典: 野村證券公式ページーテクニカル分析とはー
移動平均線、株価チャートなど、株価データの「型」(=パターン)を基礎に、相場の先行きを予測する手法。「株価は株価に聞け」という相場格言にもあるように、投資家心理が株価形成に反映され、こうして決定された市場価格は全ての情報を織込んでいるという考え方に基づいている。
一般に上昇トレンドとは、高値と安値が順々に切りあがっていくもののことをいい、下落トレンドとは反対に高値と安値が順々に切り下がっていくものだと定義されています。
「ダイバージェンス」が起こっている状態では、ロウソク足では高値と安値が切りあがって上昇トレンドの継続を示していたり、反対に下落トレンドを示していたとしても、オシレーターが高値を切り上げなくなったりしてトレンドの終了を示しています。
具体的には、下の豪ドル円の日足チャート(GMOクリック証券)をご覧ください。なお、後でご説明するために一目均衡表も追加しています。
※RSIは下のウィンドウに表示されています。
上のチャートの丸で囲った部分を注目してみてください。
まず左側の青い丸で囲った部分ですが、ロウソク足は下落して高値と安値を切り下げているにもかかわらず、RSIは安値を切り上げています。そして、そのあとトレンドは下落から上昇に変わっています。
また、右側の赤の丸で囲った部分ではロウソク足のほうはほぼ同じくらいの高値ですが、RSIは高値を切り下げています。そして、その後は下落しています。
ただし、必ずしも「ダイバージェンス=トレンド転換」になるとは限りませんので、ここでは「ダイバージェンスを確認することでトレンドの弱まりを確認できる」とだけ覚えておいてください。
ダイバージェンスの注意点
ダイバージェンスを確認する方法は、このように単純です。問題は、ダイバージェンスを確認した後、どのように行動すればよいのかということです。
ダイバージェンスの注意点は、「ほかのテクニカルと一緒に使ったほうが良い」ということです。
ダイバージェンスのみでトレードをした場合には、いわゆる「ダマシ」が多くなり、逆行したポジションをとってしまうことにつながってしまいます。
得られる情報を増やすことが大事
また、ダイバージェンスを見るのに使用するオシレーターが表しているのは何なのか、ということも知っておきましょう。
RSIの場合には、「一定期間のロウソク足のうち陽線の占める割合」を示しています。RSIがダイバージェンスをしていているということは、上昇はしているけれども陽線の割合が少なく、陰線も多少含みながら上昇していったということを意味しています。
逆に言うと、それ以上の意味はなく「オシレーターも過去の値動きをもとにできている」ということを忘れてはいけません。
ダイバージェンスの使い方
ダイバージェンスはトレンドラインや、一目均衡表などのほかのテクニカル分析と併用するのがお勧めです。
具体的には、次のようなチャート(GMOクリック証券)で使います。
トレンドラインや一目均衡表のトレンド判断の方法を加えれば、よりトレードが洗練されます。例えば、ダイバージェンスが起こってもすぐには行動せず、トレンドラインのブレイクや一目均衡表の配置が変わるまで待機して、もし起こったらすぐに行動する、などです。
ダイバージェンスはあくまで基本となる分析手法を補強するものだと考えましょう。
証券外務員|安宅太
RSIは買われすぎor売られすぎを示すサイン
チャートを学んでいくとRSIというものが出てきます。これは何を表しているものかというと、買われ過ぎまたは売られ過ぎを判断するのにとてもよく使われるテクニカル手法の指標のひとつです。RSIのサインは実際にはパーセンテージで表示されて70%から80%以上なら買われ過ぎ、20%から30%以下なら売られ過ぎを表します。実際の為替レートを数字としてだけ見てもそのレートが今のマーケットの状況から買われ過ぎているのか売られ過ぎているのかを判断するのは難しいです。そのためにもRSIのように買われ過ぎや売られ過ぎを示すサインがあると分かりやすいですね。
ダイバージェンス分析にお勧めの業者
ダイバージェンスを使ったテクニカル分析にお勧めの業者をご紹介します。もしも今使っているFX会社のちゃーと表示が今イチだと感じている場合や、思うように勝率が上がらないという場合には、FX会社を変えてみるというのも1つの有効な手段です。
GMOクリック証券のプラチナチャートが使いやすい
この記事でも引用しましたが、GMOクリック証券のプラチナチャートが使いやすく、お勧めです。
今回使用したのはトレンドラインのほか、一目均衡表とRSIですが、これら以外にも以下のように、代表的な分析方法はすべて利用可能です。
また、チャートの設定も保存しておくことが可能で、同じウィンドウでニュースを閲覧したり、経済指標の確認をすることもできます。
そのため、トレードに必要な環境が一通りそろっているといえ、初心者の方が最初に選ぶべき業者としてお勧めであるといえます。
新規口座開設時に「最大30,000円キャッシュバック」の特典もあるので、ぜひこの機会にご検討ください。
GMOクリック証券
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 20 |
口座数が国内最大のDMM.com証券
2019年1月、ファイナンス・マグネイト社調べで国内FX口座数がもっとも多いのがDMM.com証券で、その代表的なサービスが「DMM FX(PR)」です。
多くのトレーダーから選ばれているだけあって、PC版もスマホ版も非常に使いやすい取引ツールが準備されています。
上記のように、PC版のチャートは非常にカスタマイズ性が高く、各種指標を思うように表示させる事ができます。
白い枠線でローソク足が囲われており、要所要所でレートを載せてくれるので、見やすく・使いやすいのが特徴です。
【まとめ】ダイバージェンスはうまく活用して、トレードを安定させよう
ダイバージェンスは、オシレーターをうまく活用できるための一つのヤマだといえます。
今回はRSIを使ってご説明しましたが、それ以外のオシレーターを使ってのダイバージェンス分析も可能で、各オシレーターごとのダイバージェンスの傾向を調べてみるのも面白いでしょう。
ダイバージェンスをはじめ、分析をうまく行うためには、見やすくて使いやすいチャートの業者でやることをお勧めします。
- この記事で紹介したFX会社
- ■GMOインターネットグループ「GMOクリック証券」
- ■DMM.com証券「DMM FX(PR)」
証券外務員|安宅太
多くの情報量を提供してくれるFX会社を選ぶと◎
現在、日本には約50社ほどのFX会社があります。FX会社を比較する際にどの会社が情報量を豊富に提供してくれるのかで選ぶ方法もあります。また最近では多くの場所でいろんな主催者がFXのセミナーを開催しています。実際に会場に出かけて聞きに行ったり、またはオンラインで開催しているところもあったりしますので様々な選択肢の中から選んでみるのもいいのではないでしょうか。テーマも様々なものがあります。例えば少額から投資が出来る方法、初心者でもわかる方法、忙しい方向けに1日10分で投資をする方法など様々なテーマで開催されていますので実際に聞いて情報量を増やしていくとよろしいかと思います。
証券外務員|安宅太
指標を出したチャートを見ることに慣れるのが第一歩
FXにはチャート分析と呼ばれる手法があります。ローソク足、テクニカル指標、MACD、RSI、ストキャスティクス、一目均衡表など用語だけでもたくさん並んでいます。
それぞれに特徴があり、言葉だけ覚えても最初はどの手法をどのように使ったらいいのかわからないかも知れません。まずはある程度の練習が必要かと思います。最初はデモ取引からでも構いませんので実際にチャートを見て慣れることが必要かと思います。ただ相場は何が起こるか、将来の予測を立てることは出来ません。実戦でやりながら感覚を掴んでいくのが精度を上げて行くためには1番かと思います。