この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ どんなお金の使い方が浪費なの?
- ✔ 浪費と消費の境目は何?
- ✔ 投資は浪費や消費とは違うの?
お金の使い方には『浪費』『消費』『投資』があります。その違いについて詳しく知らない人は多いでしょう。浪費や消費とは何が違うのでしょうか?
お金持ちの人は無駄遣いをしないとよく聞きます。もしかすると、その使い方を真似すれば、お金との縁も生まれるかもしれません。
そこで今回は『浪費』『消費』『投資』の違いを解説します。お金を貯めたい、増やしたいという人はぜひ参考にしてみてください。
浪費・消費・投資の違いとは?
まずは『浪費』『消費』『投資』それぞれの違いについて解説していきましょう。はっきりとした違いやイメージはボヤけてしまいがちですが、実は分かりやすく違いが存在します。
違いを知ることで買い物への姿勢が変わり、本当に使うべきかどうかが分かります。
浪費・消費・投資の違い
上記の言葉はなんとなく似ているような気がしますが、実は全く意味が違います。
- 浪費・消費・投資の違い
- ■浪費:値段ほどの価値がないものにお金を支払うこと(支払>価値(メリット))
- ■消費:値段と同等の価値をもったものにお金を支払うこと(支払=価値(メリット)
- ■投資:値段よりも価値のあるもの、または価値が出ることにお金を支払うこと(支払<価値(メリット))
お金を支払うほどの価値がないものに散財したときは『浪費』。お金を出す価値がある場合を『消費』。支払ったお金よりもさらに大きな価値がある、もしくは価値を生み出す場合は『投資』になります。
『価値』でピンと来ないなら、『効果』に置き換えて考えても良いでしょう。それにお金を使うことで自分にどんな効果が与えられるのか。良い効果なのか望まない効果なのかなどを考えてみましょう。
食事でも人脈を広げるものであれば『投資』になる
ここでは例を挙げて、具体的にお話していきます。それぞれに考えられる例としては、以下のようなものが挙げられます。
浪費
- ・無計画な衝動買い
- ・ギャンブル
- ・家族みんなが乗り切れないスポーツカー
- ・実りのない飲み会代
- ・終電を逃してやむなく乗ったタクシー代金 etc...
消費
- ・家賃
- ・生命保険料
- ・移動のための交通費
- ・必要な食費
- ・光熱費 etc...
投資
- ・人脈を広げるための食事会
- ・知識を増やす書籍代
- ・自己啓発のセミナーや勉強会代 etc…
価値観は人それぞれです。自分には価値のあるものでも他人にしてみれば価値を感じなかったりします。例えば、投資として挙げた『自己啓発のセミナーや勉強会代』。
自己啓発とは、自分の意志で能力向上や精神的な成長を目指すことを言います。しかし、人によっては「それらは経験や体験で得るもので、お金を支払って身につけるものではない」と、『浪費』と判断するかもしれません。
それぞれの価値観によって『消費』『浪費』『投資』は変わります。ただ、お金持ちになりたいならお金持ちの価値観を見習うことも大事です。
賢い人のお金の使い方と貯め方
- お金が貯まらない!
- どうしてお金が貯まらないんだろう...
- こまめに節約しているのに、浪費してしまう...
- ゆとりのある生活がしたい...
お金に関する計画を立てても、計画を通りに実行できない人が世の中にはたくさんいます。
お金を持っている人は、上手なお金の使い方を知っていて、貯める方法も分かっています。
この価値観を真似るだけであなたのお金に対する考えも大きく変わるハズです。
賢い人のお金の使い方
賢い人のお金の使い方は、具体的に下記のようになります。
- 賢い人のお金の使い方
- ✔ 自分のためになることにお金を使う
- ✔ 自分が望む人との人間関係にお金を使う
- ✔ 本当に必要な部分にお金を使う
これら3つのポイントを、日頃から意識し、このルール通り行動すれば自然とお金が貯まる可能性があります。
自分のためになることにお金を使う
これは、自己投資のことを指します。ビジネス本や自己啓発本を購入したり、スキルアップセミナーに参加するのも良いでしょう。
ただし、自己投資と言って自分の欲しいものを買っていては、ただの浪費になってしまいます。「未来の自分にプラスになるもの」にお金をかけることが大切です。
自分が望む人との人間関係にお金を使う
これは親や結婚相手、信頼できる友達や同僚、これから関係を続けていきたい相手など、あなたが大切にしたい人のためにお金を使うことを言います。
一方で、ストレスを感じる相手とは距離を置くのも良いでしょう。一緒に食事に行ったり、プレゼントを渡して関係を深めるなど、人にお金を使うことで人脈が広がりビジネスチャンスに繋がることもあるのです。
本当に必要な部分にお金を使う
必要なことに使うとは、『不要な部分でお金を使わない』と同義です。体が資本であることを知っている賢い人は、割高であっても体に良い食べ物を選び、ジャンクフードには手を出しません。病気になれば働けなくなり、医療費もかかるため、収入がなくなって出費だけが増えることを知っているからです。
また、自分には不要だと思えばブランド品や高級車にも手を出しません。高級車に乗っている場合もありますが、それは会社のイメージや経営が成り立っているという信用を得るためのものです。実際に、プライベートでは小回りの利く軽自動車に乗っている人も少なくありません。このように大切な部分を見極めてお金を使うため、無駄がないのです。
賢い人のお金の貯め方
賢い人は以下の方法でお金を貯蓄し、増やしています。
- 賢い人の貯め方
- ✔先取り貯蓄
- ✔投資で貯蓄を増やす
たったこの2つのことをするだけでお金が貯まっていきます。『先取り貯蓄』とは、給料日当日に貯金額を貯蓄専用口座に移してお金を貯める方法です。もちろん貯蓄用口座からのお金の引き落としは厳禁。こうすることで着実にお金を貯めることができます。
「移しかえが面倒」「お金を下ろしてしまいそう」という人は、積立定期預金や会社の財形貯蓄を利用すると良いでしょう。指定した日になれば自動的にお金が移動されるので、手間もかからずとても便利です。
お金が貯まったら投資も検討
先取りである程度お金が貯まったら、増やすことも考えましょう。老後や収入が途切れたときの備えにもなり、より生活の安定が図れます。投資には以下のようなものがあります。
- 投資の種類
- ✔FX
- ✔投資信託
- ✔債券投資
これら投資の中から、自分に合ったものを探してましょう。大金でなくとも、ある程度の金額があれば早く始めるのに越したことはありません。
FX
『FX』は外貨の売買・交換で発生した差益を得る投資方法です。大きなリターンが望めますが、その分ハイリスクにもなるので、少額から始めて勉強をしましょう。取引に慣れたころに投資額を上げるのがおすすめです。
▶参考:少額から始められるFX会社
投資信託
『投資信託』は少額の資金を多くの投資家から集め、プロが代表して運用するというもの。ただ運用を任せるために手数料を支払う必要があるので、手数料の低いところを選ぶのがおすすめです。
債券投資
『債券投資』はお金を貸してその利息で利益を得る投資方法で、国に貸すなら『国債』、企業に貸すなら『社債』になります。満期まで待てば約束された利息がそのまま受け取れるので、比較的安全な投資だと言えるでしょう。
【まとめ】3つの違いを理解して意義あるお金の使い方を
お金を増やすには、『浪費』『消費』『投資』の違いを把握し、賢い人のお金の使い方を参考にすることが大切です。
価値観は人それぞれですが、お金の使い方が上手な人は、必要な部分にしっかりお金を使い、不要な部分には一銭も出したくないと思っています。
この基準を真似することでお金の使い方が自然と変わり、お金の減り方が変わるハズです。
また、先取り貯金でお金を着実に貯蓄することも必要です。ある程度資金があれば投資にもチャレンジしてみてください。