この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXでなかなか利益を出せない...
- ✔ 勝つには何を勉強すれば良い?
- ✔ 分析の手順を詳しく知りたい!
FXで安定して利益を出すためには、勉強が必要です。今回は、FXのスイングトレードで大きく利益を上げる凄腕トレーダーに勉強法や分析の手順をお聞きしました。
チャートの画像をもとに、相場の心理やラインのひき方について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
私のFXトレードの全てをお伝えします!
はじめまして。この記事をご覧になる方はFXに興味がある、あるいはもう始めているという方が多いのではないでしょうか。
FXを始めたいけど本業があってなかなか時間がとれない、何から手を付けていいのかわからない、そんな方にFX兼業トレーダーとして取引をしている私の情報がお役に立てれば幸いです。
- SAKUさんのプロフィール
■名前:SAKU(Twitter:@tak50790218 )
■性別:男性
■年齢:27歳
■都道府県:広島県
■職業:サービス業
■年収:300万円前後
■家族構成:一人暮らし
■FX歴:1年半程
■投資総額:30万円
■TOTAL損益:月3~6万円程
FXと出会った経緯はインターネットや書籍
私がFXを始めたのは、「労働収入以外でも収入を得られないものか」と考えたことと、投資というものに以前から興味があったことがきっかけです。
投資と言えば、株式投資や不動産投資等が浮かびましたが、投資自体が初心者の私にはどうしても敷居が高く感じ、資金も少ないことから一歩踏み出せずにいました。
投資について色々とネットや書籍で調べていたところ、「FXは投資初心者でも始めやすい」「初期資金が少額でも始められる」ということをよく目にしましたので、とりあえず始めてみようという思いでデモ口座を開設しました。
トレードスタイルは相場分析を徹底したスイング
私の現在のトレードスタイルは、スイングトレードと言われる数日~数週間で取引を行う割とゆったりとしたスタイルです。1回のトレードで大きくとりに行くスタイルなので、相場状況によってはポジションを数週間放置することもあります。
トレードチャンスは週に数回程度と少ないですが、その分チャートに張り付いたりする必要もなく、日に数回チャートをチェックするくらいなので、本業がある方にはオススメのスタイルです。
私の場合は朝チャート分析を行い、数時間おきにスマホでチャートをチェックし、夜に必要に応じて分析し直すようにしているので、1日でFXに費やす時間としては、トータルで1~2時間程度といったところです。
ラインを用いた相場分析+裁量トレードが基本
FXの取引スタイルには裁量トレード、売買シグナルやツールを使った半裁量システムトレード、EAを使ったシステムトレード等がありますが、私が行うのは自分の知識や経験を基に相場を判断する裁量トレードです。
FXを始めた頃には色んな情報商材やツールを漁ったりもしましたが、現在はライン分析を主とした裁量トレードに落ち着いています。
トレードで勝てるようになったのは検証し続けたから
私がトレードで勝てるようになったのは、基礎を勉強して、それをもとに検証を継続して行っていたからだと感じています。
FXを始めた頃の私は、右も左もわからず、とりあえずネットや書籍から情報を集めたり売買ツールを購入してはそれを試して、ダメだったらまた次を試すといった、いわゆるノウハウコレクターまっしぐらでした。
もちろん、市販のツールやノウハウでも勝てる時もありましたが、負けが続くということもありました。当然、現在でも連敗することはありますが、重要なのは、「何故負けたのか、勝ったのかをわかっていなかった」ということです。
「ここで分析ツールの数値がこうなって、ここでサインが出たから決済」ということを繰り返していた私は、相場の法則性や原理原則を全く理解しておらず、言わば自分のお金の行方を自分以外(システム等)の判断に任せている状態だったわけです。
何事も基本が大事!
FXで負け続け、何かが間違っていると感じた私は、テクニカル分析の基本や値動きの法則等について勉強することにしました。
具体的には、ダウ理論、グランビルの法則、エリオット波動理論、チャートパターン、プライスアクション、マルチタイムフレーム分析といったテクニカル分析における理論。そして、分析方法や相場心理について必死に調べては勉強しました。
勉強していくにつれ、ローソク足の集合体に見えていたチャートが、少しずつ違った景色に見えていきました。
検証はとっても大事!
テクニカル分析について基本から勉強することにして数か月、「勉強したことが頭ではわかっていても何故かできないし全然勝てない」といった状態に陥りました。
この時の私は大事なことを見落としていました。勉強をしたりインプットするばかりでアウトプット、つまり検証を全くしていなかったのです。学校で言えば授業を受けたり教科書を見るだけで問題をろくに解かずに試験本番に臨むようなものです。
FXで実力をつけていくために検証はとっても大切です。検証の効果として私が考えるものとして、以下が挙げられます。
- 検証するメリット
【1】手法やトレードルールの優位性を確認できる
【2】優位性が高いことがわかると自信を持ってエントリーできる
【3】新たな課題、改善点が見えてくる。
今まで吸収した知識を検証するようになってから、月単位でマイナスになることはほぼなくなりました。この状態になるのに、FXを初めて8か月程かかりました。
検証に関するアドバイス
検証についてアドバイスをさせていただくと、以下のポイントに意識をおいてみると良いでしょう。
- 検証する際のポイント
【1】テーマを絞って検証する
【2】負けトレードは必ず検証する
「テーマを絞って検証する」については、例えばトレンド判断の検証をする際はそれのみに絞って検証するといった具合です。
「負けトレードは必ず検証する」については、負けた原因について考えると同時に同じ失敗をしないようにするため、改善点を見つけるために行います。
資金管理、ポジション管理もとっても大事!
月単位でマイナスになることがほぼなくなった頃から、デモトレードからリアルトレードに移行しました。デモトレードでは負けようが勝とうが自分の口座残高は増えも減りもしませんが、実際の口座を用いた取引ではそうもいきません。
勝てばお金が増え、負ければ減ります。デモトレードである程度知識や技術は付きましたが、リアルトレードに移行してから、大きく負けることはないものの、利益もあまり残らない状態がしばらく続きました。
そこで私は、資金管理やポジション管理の方法を見直すことにしました。具体的には、トレーリングストップを使った決済や、同値撤退、分割決済を積極的に使っていくようにしました。
これらを取り入れることで、現在では、資金に対して、月10~20%程度の利益が出る運用ができています。資金管理やポジション管理については、過去検証しにくい部分だと思いますので、デモトレードで練習することをオススメします。
FXのライン分析と取引タイミング
私の使っているテクニカル分析方法は、チャートにライン(線)を引いて値動きを分析するライン分析という裁量手法です。
この分析方法について、実際のチャートを用いて、エントリーまで順を追ってを見ていきましょう。
まずは環境認識
まずはチャートを見て、相場の全体的な環境を把握することが大切です。環境認識という言葉は人によって指すことが違うかもしれませんが、ここでは、相場の方向性、位置、ボラティリティといった全体的な相場環境を指して説明させていただきます。
まず、相場の方向性とは、一言でトレンドの状況のことです。全体的に買い基調の時はアップトレンド、全体的に売り基調の時はダウントレンドです。揉み合っていたりトレンドが出ていない相場のことをレンジ相場やボックス相場(トレンドレス状態)と呼びます。
一般的に、トレンド状態と揉み合い状態の割合は2:8程度と言われています。このトレンドを判断する時に重要なのが、高値安値の切り上がり切り下がりです。高値と安値が切り上げ続けている時はアップトレンド、切り下げ続けている時はダウントレンドと判断します。よくわからない動きをしている時はトレンドレス、レンジ相場である可能性があります。
具体的なトレンドの見極め方
上図のように波形を認識した場合、高値と安値が切り上げているので、この場面では大きな流れとしてはアップトレンド中と判断します。
ちなみに、このトレンド判断は、ダウ理論という理論を基にしていますが、厳密に言えばダウ理論的にはトレンドレス状態(レンジ相場)は認めていません。
また、ここではトレンド判断のみの説明ですが、ダウ理論は6つの事項で構成されているため、他の事項についても勉強することをオススメします。
参考:『FX チャート術|第11回 ダウ理論&RCI|外為オンライン』
チャートにラインを引いていく
相場の全体観を把握したところで、チャートにラインを引いていきます。
上図のように、水平に引いた線をホリゾンタルライン(水平線)、安値と安値の2点を引いたものを上昇トレンドライン(下降トレンドラインの場合は高値と高値の2点で引く)、トレンドラインを平行移動させて高値に合わせたものをチャネルラインと呼びます。
ラインを引く場所は人によって様々で正解はありませんが、何を見たくて引いたラインか、何をしたくて引いたラインかを意識するようにしましょう。この辺のことは何度もラインを引く練習を積み重ねていくことでだんだんわかってくると思います。
売買意識の切り替わる所でエントリー!
ラインを引いたところで、エントリーできそうな場所を探していきます。私はエントリーに関しては、トレンドラインを抜けた後の戻し(リターンムーブ)を待ってからエントリーすることを基本としています。
ポイント1:上昇トレンドラインを抜ける
上図の1の箇所ですが、上昇トレンドラインを抜けたということは、それまで買い目線で見ていた人たちは損切させられることになります。買いの損切は売りです。
ポイント2:戻る動きがある
トレンドラインを抜けた後も、まだ買い目線で見ているプレイヤーの買いや、短期目線で売っていたプレイヤーの利益確定の買いといった一定の買い圧力があります。一度はトレンドライン付近まで戻ってくる傾向があります。
ポイント3:大きく下落する動きがある
その後、トレンドライン付近で買っていたプレイヤーはなるべくなら損失を少なく抑えたいため損切を行い、更に新規の売りプレイヤーが出現するため値は一気に下がっていきます。こういった所を狙ってエントリーしていきます(この場合売りエントリー)。
つまり、トレンドラインを抜けた後の戻しを待ってからのエントリーとは、買いと売りの売買意識が切り替わる所でのエントリーということです。当然、毎回上手くいくわけではありませんが、上手くいけば、トレンドの初動から大きく利益を狙うことが出来ます。
ライン分析は、練習や検証あってこそ活かされる分析方法です。何度も何度も練習して身に付けていきましょう。練習する際には、買いと売りのプレイヤーの意識の移り変わり、どこに損切や利確が溜まっていそうか、このラインはどういう性質や役割を持つラインか、等を意識して練習していくといいでしょう。
FXの初期投資資金は30万円|その前はデモ取引
FXを初めてからは、いきなり実際のお金で取引することはせず、まずはデモトレードで練習してみることにしました。
DMMFXのデモ口座の場合は、500万円の証拠金が与えられますが、実際に自分が用意できる資金の範囲内でロットを絞ったり、ロスカットを決めたりして取引するように気をつけました。
資金管理のルールを設けることが重要
私の場合は、用意できる資金が30万円程度しかありませんでした。1回のトレードでの許容損失額は資金の2~3%とした場合、4000円~6000円程度。1万通貨での取引の場合は、40~60pips程度のロスカット幅となるようにルールを設けてデモトレードを行っていました。
現在は実際のお金を用いてトレードを行っていますが、このトレードルールは守るようにしています。資金に応じて、損失許容額、ロスカット幅やロット数を調整することは大事な資金を守るためにとても重要なことです。
FXと出会ってからの生活は自身で考え行動できるように
私はFXと出会ってから、物の考え方、取り組む姿勢が一変したと感じています。
今までは学校でも職場でも誰かに言われたことをたいした疑問も持たずに言われたようにやる生活でした。しかしFXにおいては、自分で調べ、自分で考え、自分で検証するということをしなければ勝てるようにはならないでしょう。
また、普通に働いて得る労働収入は、働いた分だけは賃金報酬が与えられますが、FXの世界は努力したからといって必ず利益が出るとは限らないどころか、資金が減ることさえある非情ともいえる世界です。
それ故に、お金に対して真摯に向き合うようになりましたし、自己責任という言葉の意味を肌で感じることができています。大袈裟な表現かもしれませんが、FXはただのお金儲けに留まらず、自己を見つめ、成長に繋げることのできるものだと私は考えています。
これからFXを始めたい人に向けてのアドバイス
ここ実際に利益を出せるようになった私から、これからFXを始めたい人にアドバイスです。それは基本をしっかり学び、自身でも実践と検証をすることが大切だということ。
FXで勝てているほとんどのトレーダーは、インプットとアウトプットを継続して行っている人だと思います。FXですぐに利益は出せないと思いますが、継続をすることでいつか損益がプラスになるときがくるのです。
1.まずは基本をしっかりと!
何事も基礎があってこその応用です。FXにはたくさんの手法がありますが、本質的な部分では共通することや似たような考え方が多いです。
手軽に手に入る安易な方法を求めるのではなく、まずは基本的な理論や考え方をしっかりと学んで、そこから自分なりの手法に昇華させていくのがいいでしょう。
まずは、FXについての入門書を買ってみて、基礎知識や基礎用語といった全体のイメージを把握した上で、それぞれの項目について深堀りしていくといった方法がオススメです。
注意してほしいのは、あれもこれも手を出して全部中途半端になることのないよう、1つのことについて深く追求した方がいいでしょう。
2.FXは決して簡単じゃない
はっきり言って、FXはめちゃくちゃ難しいです。勉強内容がとても難解というよりは、メンタルやマインドも大きく関わるものなので、知識がたくさんあるから、勉強ができるから、IQが高いから勝てるといったようなものでもなく、一筋縄ではいかないという意味での難しさです。
現に私は、人口の上位2%のIQの人が入れるMENSAという団体の会員ですが、高いIQがFXトレードで活かされている感じは全然しません。
私が勝てるようになったのは地道な努力の賜物です。ですが、負けまくっても折れずに努力を継続していくことが出来れば、得るものは多いでしょう。
3.色んなことが学べる
FXに本気で取り組めば、お金のことだけではなく、メンタル・マインドについてなどたくさんのことが学べます。
また、テクニカル分析を学べば、株、仮想通貨、バイナリーオプション、金(ゴールド)等のチャート分析にも応用が可能です。ここもFXの持つ魅力の1つでしょう。
投資に取り組むにあたってのメンタルやマインドについての書籍もたくさん出ているので、読んでみることをオススメします。まずは、楽しんで学んでみる、そして学んだことをFX以外でも活かしていくといった良い循環が起きればいいですね。
利用している会社は『DMM FX』
私が利用しているFX業者はDMMFXです。私がこのFX業者を選んだ理由としては、やはり大手であることが挙げられます。FXを始めたばかりの頃は正直FX業者の違いがいまいちわからず、DMMFXの名前は知っていたのでとりあえずデモ口座を開設してデモ取引をしていました。
スマホの取引画面のわかりやすさ、指標発表のスケジュールやニュース等のチェックのしやすさが気に入って現在のリアル口座でもDMMFXのものを使っています。
実際のトレードの場面では、チャート分析自体はMT4(メタトレーダー4、チャートソフト)を使い、決済注文だけスマホのDMMFXのアプリで行うというやり方をしているため、操作性が良くて、慣れているものを使っています。
初心者の方は、まずはデモ口座を開設してみて、画面が見やすいか、操作がしやすいか等をしばらく使ってみて判断した上で、実際の口座を開設するのが良いかもしれません。
DMMFXの優れている点
『DMM FX』は大手のFX会社で知名度があるのはもちろんのこと、充実した機能やサービスで安心できるというのも評価のポイントでしょう。
取引コストも低くて安心です。取引もスマホアプリが見やすく、外出先でもチェックしやすいですね。
1.スプレッドが業界最狭水準である
DMM FXは、取引コストであるスプレッドが非常に狭いという特徴を持っています。
スプレッドとは、簡単に言えばFX会社への取引手数料のようなものですが、取引毎に必ずスプレッド分はマイナスになるので、なるべくなら狭い業者を選んだ方が良いでしょう。
2.スマホアプリが使いやすい
DMM FXはデザインが洗練されている印象を受けます。使いやすくて、見やすい。これが評価のポイントです。
DMMFXのスマホアプリは取引画面が見やすく、操作も直感的でわかりやすいため、初心者の方でも使いやすいのではと思います。
3.サービス、サポートが充実している
DMMFXでは、メールや電話での問い合わせはもちろん、LINEでの問い合わせに対応しています。入金や出金に関してもとてもスムーズで、時間帯や曜日にもよりますが、入金については早ければ数時間、出金も翌日の午前中には反映してもらえます。
また、口座利用者へ年に一度、カタログギフトが送られてくるといったサービスもあり、顧客を大切に扱っている印象があります。この辺りは流石は大手といったところでしょうか。
【まとめ】基礎を固めて自身で検証することが大切
今回は、FXのスイングトレードで利益を上げているSAKUさんにお話を伺いました。利益を獲得するためには、基礎を固め、自身で実践と検証をしていくことが大切とのことです。
また、単にチャートの動きを覚えるのではなく、なぜそのチャート形状になっているのか、きちんと論理立てて取引することの重要さを感じました。まずはひとつひとつラインの引き方や理論を覚えて、そこから深掘りをしていきましょう。
FXだけに限らず、何事も上達をするにはインプットとアウトプットの繰り返しです。自身の課題は何なのか、何が必要なのかを常に考えて、地道に努力していきましょう。
DMM FX利用者のその他の口コミ評判
『DMM FX』はFX会社の中では大手と呼べるほど利用者数の多い業者です。今回の記事内で紹介したレビューだけでなく、多くの人の口コミ評判を参考にして、もしも「良さそう」と感じたら無料の口座開設を検討してみてください。
まずスプレッドです。コストに直接かかわってきます。その次は、とりあえずサポートの信頼性でした。LINEでの問い合わせが出来るというのはメールよりも即効性がありそうで心が動きました。あとはツールの使いやすさですが、ここは使ってみてからじゃないと分からないということもあり上記2点よりは下位に位置づけました。
スプレッド固定が強いかどうかである点と、取引履歴のみやすさでした。後はチャートが簡易表示できるかなども重要視しました。スワップポイントについても調べはしましたが、そこまで重要視というわけではありません。
DMM FXのスマホアプリが、いろいろと新しくなっていたということ。とはいっても、従来のものと比較したわけではなく、他社のサービスと比較して、なんとなく使いやすさがあった事は検討材料として重要視した点です。