この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ 他のFXトレーダーはどんな取引している?
- ✔ FX取引をする際に心がけていることは?
- ✔ どのようにして勝てるようになったの?
これからFXを始めてみたいという方、また取引しているがなかなか利益が出せないという方は、利益を出せている人はどんな手法で取引しているのか気になるはずです。
今回は、兼業トレーダーのスズキさんのトレード手法や資金管理についてお話を伺いました。
スズキさんは拘束時間が長い飲食業をしつつも、スキマ時間を使ってFXで勝ち組に。FXの取引時間は短時間ながらも、どのように勝てているのか。1日の流れとチャートで確認するポイントなどを教えていただきました。
本業が忙しくてもスキマ時間のFXで利益獲得
はじめまして、兼業FXトレーダーのスズキです。私は普段、飲食店に会社員として勤めながらFXトレードを行なっています。飲食業は拘束・実働時間が長く、なかなかゆっくりチャートを見ることができません。
そんな私でも空いてる隙間時間を使い、効率良く利益を上げられているトレードスタイルを今回お話しさせていただきます。このスタイルに辿り着く前までは無駄にチャートに貼り付けて根拠のない無理矢理なトレードを繰り返していました。忙しい兼業トレーダーの方にぜひおススメしたいトレードスタイルです!
- スズキさんのプロフィール
■名前:スズキ
■性別:男
■年齢:28歳
■都道府県:宮城県
■職業:兼業トレーダー
■年収:500万円
■家族構成:妻
■FX歴:4年
■投資総額:100万円
■TOTAL損益:200万円
FXと出会った経緯|とにかくお金が欲しかった
私は26歳の時に人生最大にお金がなく、とにかくお金が欲しかったです。
当時勤めていた飲食店を買い取り、独立開業しました。もともと10年近く続いた店でしたが、大学生の飲み会自粛ムードがあった時代で赤字大きくなり、先代は店を閉めることを決めました。そこで、もともと独立願望があった私は先代に店を譲っていただくことになったのです。
しかし、現実は赤字の店。回復の兆しはあるものの、店の営業以外にも収入源がないと厳しい状況でした。しかし、飲食店は時間拘束が長くなかなか掛け持ちでバイトをするなどの実働での副収入を作るのが難しいです。
そこで私はネットに目をつけました。株、アフィリエイト、ブログ、せどり、転売、そしてFXと稼げそうはものは手当たりしだいにやりました。そして最終的に残ったのがFXでした。
FXを選んだ理由は資金効率が良かったから
数あるネットビジネスの中で私がFXを選んだ理由は、とにかく資金効率が良かった事です。FXではレバレッジをかけることができ、国内口座だと25倍もかけれます。
また、テナントを借りたり、仕入れが不必要など飲食店経営をしていた私にとって、ランニングコストがかからないことも魅力的でした。
FXの投資資金は目標を決めて増やしていく
まずは、10万円を半年で50万円にすることを目標にしましょう。10万円を国内口座に入金すると2万通貨のトレードをすることができます。
1ヶ月の目標を資金の30%増にします。Pipsにすると150pips前後の想定です。それでは月毎のシュミレーションをしていきます。
- 資金の目標目安
- 1ヶ月目 10万円 2万通貨 獲得pips→150pips 残高13万円
- 2ヶ月目 13万円 2万通貨 獲得pips→150pips 残高 16万円
- 3ヶ月目 16万円 3万通貨 獲得pips→150pips 残高 20万円
- 4ヶ月目 20万円 4万通貨 獲得pips→150pips 残高 26万円
- 5ヶ月目 26万円 5万通貨 獲得pips→150pips 残高 34万円
- 6ヶ月目 34万円 6万通貨 獲得pips→150pips 残高 43万円
- 7ヶ月目 43万円 8万通貨 獲得pips→150pips 残高 55万円
これはあくまで理想的な資金の流れですが、私が勝てるようになってからはこの推移に近い形で増えていきました。大事なことは計画を立て実行することです。
取引スタイルはデイトレードとスイングの間
私は裁量トレードのみで取引を行っています。システムトレードはいっさい行なっていません。システムトレードはたしかに便利ですが、自身のトレードスキルが上がらないのであまりオススメできません。
私のトレードスタイルは、デイトレードからスイングトレードよりのスタイルです。ファンダメンタルは使わずにテクニカルのみのチャート分析をしています。使うテクニカルはダウ理論と水平線のみです。
一日のトレード時間は90分
私は一日だいたい90分ほどFXに時間を使っています。以下は。一日のタイムスケジュールです。
- 1日のタイムスケジュール
- 【8時00分】東京時間開始と同時にチャート確認。トレンドライン・水平線からトレードプランを練る。(30分ほど)
- 【10時30分】 出勤
- 【14時00分】 昼休み:朝のプランを見直し(30分ほど)
- 【23時30分】 業務終了:プランの見直し。指値逆指値にかかっているか確認(30分ほど)
- 【25時00分】 就寝
チャートを見ながらエントリーをするということはほとんどなく、ダウ理論に基づいた水平線を軸に指値逆指値を入れてエントリーします。
エグジット(決済ポイント)もあらかじめ決めておき、利確と損切りも全て自動的に行っています。
出典: ダウ理論 | 金融・証券用語解説集 | 大和証券【ダウ理論】
相場の値動きの特徴を「6つの基本法則」で説明するテクニカル分析の理論。19世紀後半に米国の証券アナリストであるチャールズ・ダウ氏が考案しました。
(1)平均はすべての事象を織り込む
(2)トレンドには3種類ある
(3)主要トレンドは3段階からなる
(4)平均は相互に確認されなければならない
(5)トレンドは出来高でも確認されなければならない
(6)トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する
「上昇トレンドも下落トレンドも継続する」という考え方がベースになっており、現在でもテクニカル分析のバイブル的理論とされています。
利用しているFX会社はDMM FX
『DMM FX』を選んだ理由ですが、たまたま見たテレビCMがきっかけでした。気になって調べてみると日本国内でFX口座数が1番多いということがわかりました。
単純なのですが、テレビCMもやってるし、なおかつ知っている有名タレントさんが出演してることもあり安心感バツグンでした。はじめて投資に興味を持ち、はじめて開いた証券口座でしたので何よりも安心感が重要でした。
iPhone専用のアプリもあり、初心者だった私にも操作しやすかったというのも良かった点です。
DMM FXの優れている点
DMM FXの良いところとしてスプレッドの狭さがあります。これはDMM FXも公式でアピールしていることですが、業界最狭水準となっておりUSD/JPYで0.2銭とかなり抑えられています。
また、私が重宝しているのがサイト内の経済ニュースです。なんとこちらは時事通信社と提携を結んでいて、最新かつ質の高いニュースを無料配信してくれます。重要経済指標発表前に知らせてくれるアラーム機能も嬉しいです。
FXで勝てるようになるまで3年かかりました
夢と希望を持って飛び込んだFXの世界ですが、現実はやはり甘くはなかったです。最初の頃はとにかく様々な手法や情報を漁り、やみくもにトレードしていました。
最初の頃は分かりやすいという理由で、インジゲーターに頼ったチャート分析。ボリンジャーバンドを使ってトレードしていました。たまたまネットでボリンジャーバンドについて書かれているサイトを見つけトレードに取り入れました。
インジゲーターに頼ったトレードでよくある事ですが、ある一定時期の相場ではフィットして通用するが、それは一過性のもので必ず今後も機能するとは限らないという事です。この事に気付かなかった私はいたずらに資金を減らしていきました。
インジゲーターやシグナルではなく、勝てるトレードの本質を学ぶ
私が資金を増やせるようになった理由、それはトレードの本質と正しい資金管理を学んだ為です。
トレードの本質とは、相場は世界中の人々の心理が現れていてそれを映し出したものがチャートであるという事。
資金管理とは、総資金に対して何%のリスクを許容し何%の利益を狙うか、そして1pipsあたりが資金の何%になるようにロットを設定するかです。詳しくはまた後ほど書かせていただきます。
FXの勉強はひたすら情報のインプット
私はとにかくFX関連の情報を片っ端からインプットしていきました。書籍、YouTube、FXサイト、ブログ、Twitter、メルマガ、有料FX商材など、とにかく知識を頭に入れました。
情報を入れすぎることに反対意見のある方もいると思います。たしかに私も最初は情報過多になりすぎて訳がわかない状況になり、無理矢理なトレードを繰り返してしまったこともあります。
しかし、何事もそうですが最初からうまくいく事などありません。もがいて苦しんだ先にしか本物はないです。
苦しみの先にあったもの
まったく勝てずに資金を減らしていく生活も2年が過ぎました。私の中に小さな気づき、変化が起きてきたのがこの頃です。
過去の負けトレードの検証を重ね、なぜ負けたのか、手法?タイミング?インジゲーターの設定?など色々な考えが頭の中を駆け巡りました。
そしてようやく、一本の線が繋がりました。まだまだ確信と呼べない細い線でしたがこの気づきが後々大きなものになりました。
3年目にしてようやく収益が安定化
苦しい負けの時期を乗り越えることができたのは、負けは全て感情が原因と気づけたからです。
負けのトレードを検証してみると、私は全てトレードルール通りに行っていると思っていました。しかし、それは勘違いで相場の状況を自己都合で解釈し、勝手気ままなトレードを繰り返していました。
前述した通り、相場は世界中の人々の心理が現れているものです。つまり、私の一個人的意見にしたがってはくれません。相場の大きな流れに従い、その流れに乗って利益を頂く。このような考えができたときから利益を上げれるようになりました。
トレンドはダウ理論で分析する
私はトレンドの分析をダウ理論を使って行っています。ダウ理論は高値安値の切り上げ、切り下げによってチャートを分析する昔から様々なトレーダーが愛用している理論です。
この理論に基づいて、チャートを分析するとどこの価格ラインを世界中の人々が意識しているか分かります。あとはこのラインを利用して、トレンドの流れに乗って利益を上げるだけです。
FXと出会ってから世の中の仕組みを知る
FXを通して私は世の中のことを知りました。お金の価値や数字は常に動いていて絶対ではないという事です。この考えは実生活にも役立っています。
価値は需要と供給で決まっていて、価値が上がるということは欲しがっている人が増えているという事です。価値が下がるということはその逆です。つまり、世の中に出回っている全てのものは人々の心理で決まっているのです。
FXを始めて生活に張りが出てきました
まず、FXを始めてから朝早く起きるようになりました。東京市場のオープンに合わせるためです。その為に無駄に夜更かしすることもなくなり、妻より早く起きることもあるので掃除や朝食の準備をしてあげることもできるようになりました。おかげで夫婦仲も良好です。
経済的にも会社以外から収入源を作ることができた事で自信を持つことができ、会社の方針がおかしいと思ったら社長や上司の顔色をうかがわずに意見する事もできました。結果的に仕事もストレスなく順調に進んでいます。
これからFXを始めたい人に向けて
現在、利益を出せるようになった私から、これからFXを始めたい人にアドバイスをするとするなら、勝つためには継続することが大事だということ。そして、お金を意識しないこと。資金管理を徹底することです。
FXでいきなり勝てるという人はほとんどいないと思います。自分なりに勉強をしたり、実践をしたりして、上手くなると思います。また継続をしていく上で重要なことはお金をなくさないということです。お金を大きくなくしてしまうと、継続することができません。そのため、資金管理は徹底することが大切です。
アドバイス【1】FXは9割の人が相場から退場する
FXで勝ち残っている1割の人々は諦めずに挑戦し続けた人々です。よく巷ではFXトレーダーの9割は負けて相場から退場していると言われています。
その理由はシンプルで、9割の人が最初の負けで諦めて撤退しているからです。お金を増やしたくてFXトレードを始めると思います。そんな中でトレードで負けてしまい、資金が減れば大抵の人は心が折れて諦めてしまいます。
私も最初の2年間はまったく勝てずに資金を減らし続けました。スポーツなどでもそうですが、野球を始めた最初の打席で三振したから諦めてしまっては絶対にプロ野球選手にはなれません。いつか必ず打てると信じてバットを振り続けたからプロ野球選手になれるのです。
私も諦めずにFXを続けたので、3年目から利益を上げることができるようになりました。諦めずに相場にしがみつくことが1割の勝ちトレーダーになる唯一の方法です。
アドバイス【2】お金をお金だと思わない
FXトレードでお金を意識すると勝てません。FXトレードで利益を出す秘訣はいかに勝つではなく、いかにうまく負けるかにかかっています。
FXはあくまで投資です。2国間の通貨価格差を利用して買ったり売ったりするのがトレードです。勝つこともあれば当然負けることもあります。
お金という意識があると、損失を受け入れずにメンタルを削られてしまいます。
お金ではなく、数字として認識することで負けを受け入れることができ、メンタルのブレを抑えることができます。負けの回数を減らすことより、1回の負けの数字を減らすことを意識しましょう。
アドバイス【3】資金管理が大事
そして最後に、1番大切なのが資金管理です。FXは資金がなくならなければ、極論増えなくても負ける事はありません。逆に資金がなくなってしまえばトレードができなくなり、勝つことは絶対にできないのです。
私は1pipsあたりを資金の0.1%になるようにロットを設定しています。トレードのルールでも1回の損失を資金の3%になるポイントを探してエントリーしています。
負けていた時代は1回の損失が30〜50%と負けたら即終了というギャンブルをしていました。いま思い返すと負けて当然ですね。
FXで生き残り利益を出すためには感情ではなく、数字で判断し最適な資金管理が大切です。
これができるようになり、私はFXで利益が出せるようになりました。
【まとめ】資金管理を徹底し継続をすること
今回は、兼業トレーダーのスズキさんにトレードしている時間や資金管理のルールなど伺いました。実際に勝ち組になるまでに、3年ほど費やしたとのことですが、教えていただいた”相場の本質”というのは重要なポイントです。
たしかにインジケーター(分析ツール)を参考にトレードをするのは重要ですが、これはあくまでも相場動きを把握するものです。重要なのは本質、つまり相場の心理を掴むということで、インジケーターは手段に過ぎません。
また感情的な取引しないということですが、相場の状況を自己都合で解釈するという点も、よく陥りがちなケースと言えます。それは本当に相場の心理なのかを疑い、大きな流れに乗れるようにご自身でも振り返ってみましょう。
今回紹介していただいたFX会社:『DMM FX』
今回スズキさんから紹介していただいた『DMM FX』は、国内で口座開設数ナンバーワンのDMM.com証券から出ているFXサービスです。利用者数が多いのは、シンプルで見やすいデザインと、使いやすい取引ツールが理由でしょう。
PC版の取引ツールはレイアウトも自由自在で、使いやすいようにカスタマイズもできます。スマホ版の取引ツールも一画面に入る情報量が多く、スムーズなトレードが実現可能。
クイック入金という、24時間いつでもお金を振り込みできて、即時反映のサービスもあるので利便性に関しては申し分ありません。プロから初心者まで多くの人に利用されているので、ぜひご検討ください。
DMM FX利用者のその他の口コミ評判
『DMM FX』はFX会社の中では大手と呼べるほど利用者数の多い業者です。
今回の記事内で紹介したレビューだけでなく、多くの人の口コミ評判を参考にして、もしも「良さそう」と感じたら無料の口座開設を検討してみてください。
私はスマホで取引をしていますが実際にdmm fxを使ってみて、アプリの使いやすさがなにより1番良い会社だと思います。いくつか口座をもっていますが、グラフの見やすさや決済スピードの速さも1番良いと思います。
スプレッドが狭く安定しているため、ドル円のスキャルピングを行うのには適しています。また、チャートなどのツールも簡単な操作で使い勝手も良いため、初心者にとっては使いやすいです。過度なスキャルピングではなくちょっと長めの手動スキャルピングに使えます。
まず、取引ツールがとても使いやすい印象を受けました。一画面に取引に必要なすべてが揃っており、経済指標やニュース速報などもすぐに見られるところが特に便利でした。取引自体もシンプルな操作で、当時初心者だったので、かえってわかりやすく助かりました。
ファイナンシャルプランナー|村上敬
生き残り続けることが大切
FXの世界では「勝ち続けること」よりも「生き残ること」の方が重要と言われています。生き残るためには、とにかく致命傷になるような損失を出さないことが重要です。つまり、最悪のケースを想定したシミュレーションを立てることが重要です。レートがこれぐらいまで下がったら、これぐらいの損失が出るという計算をきちんとしておきましょう。