2023/10/04

FXで勝てない人が”今すぐ”改めるべきトレードの考え方

#心構え

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証券アナリスト

この記事のアドバイザ

山崎隆平

大学卒業後、国内証券会社に勤務。証券アナリストとして財務分析および証券分析を担当。相場の転換点・業績の転換点を見極めることに関して非常に高い評価を受ける。退職後は個人トレーダーとして株式・ＦＸ・オプション取引を中心にマーケットの荒波に立向かう。個人投資家、機関投資家の気持ちが分かる頼れる存在。現在は投資で得た資金を元手に不動産会社を設立。金融商品のみならず不動産投資にも精通している。

あなたがFXで勝てない理由
FXで勝てない時に念頭に置きたいこと
もっともシンプルな「勝てない」から脱出する方法
【まとめ】FXで勝ち組になるために
勝てない時はFX会社を変えるのも◎
感情を全て排除した自動売買で利益を狙う！

この記事はこんな人におすすめ

✔ FXでどうやっても勝てない…
✔ そもそもFXって勝てないんじゃ…
✔ 何をやっても勝てない！むかつく！

FXを始めたばかりの人や、最初は調子よく勝てたけど次第に負け始めてくる人は、このような心理状況に陥ったことがあるはずです。

FXで勝てないのはトレード手法の問題と思われがちですが、実は心理的な部分が負けに直結しているというパターンは少なくありません。

小手先のトレードテクニックを覚えるのも重要ですが、まずはFXと向き合う姿勢を正した方が良いというのが正直なところです。テクニックの改善はその先の話ですので、まずはメンタル的な部分の改善から始めましょう。

あなたがFXで勝てない理由

「ポジションを建てた瞬間に、値動きが想像と逆へ進む」

今この記事を読んでいる人の多くは、そうした経験があるはずです。相場の動きは誰にも解りませんが、この時に「あー。逆だったか」で終わらせてはいけません。そんな考え方をしているようでは、FXの世界で勝つことは難しいでしょう。

FXで勝てる人と負ける人の差

FXに向いていない人の例としては、具体的に以下のような例が挙げられます。1つでも当てはまる場合は注意が必要です。

FXに向いていない人の例: ■ すぐに熱くなる人・ムキになる人
■ 決断力がない人
■ 失敗をいつまでも引きずる人
■ リスク管理・資金管理ができない人

逆の言い方をすると、上記にまったく該当しない人は、FXに向いている人と言えるでしょう。

いつでも冷静な人、決断力がある人、失敗を引きずらない人(気持ちの切り替えが早い人)、リスク管理や資金管理がきちんとできる人は、FXに向いている人となるのです。

ただし、これらの項目は基本的に「自分の意識次第で変えられるもの」です。勝てる人と勝てない人の違いは、「上記を解っているかどうか」の差だけなのです。

ギャンブルをしている限りは勝てない

相場は上がるか下がるかのどちらかしかありません。つまり、FXを全く知らない素人がやった場合でも、50％そこそこは勝てるのです(実際はスプレッドがあるので50％ではない)。つまり、コイントスをして「表が出たら買い」「裏が出たら売り」という方法でも、勝てる人は充分に現れるのです。

しかし、それではギャンブルと何ら変わりはありません。FXの値動きは、世界中の人の売買によって決まっていますので、それを読んで意志を持ってトレードをしなければ、勝つ事は難しいでしょう。

負けない人＝勝てる人

どんなに凄腕のFXトレーダーでも、100％勝てるわけではありません。繰り返しになりますが、将来の値動きは誰にも解らないからです。

FXの世界には「損小利大」という言葉があります。100％勝つ事は不可能なのだから、負ける時のダメージを最小限にしようという考え方です。そして、確実な勝ちを確実に積み重ねるのが、プロのトレーダーです。

解りやすく言うと、負けないトレードをする人が、結果的に「勝てる人」になるのです。

FXで勝てない理由を動画でチェック

FXで勝てない時に念頭に置きたいこと

FXで負けた時にやってはいけないこと

✔ 熱くなってヤケなトレードをする
✔ 負けを取り返そうとして取引量を上げて挑む
✔ 負けた原因を振り返らずに次のトレードをする

負けた時にはすぐに次のトレードへ行くのではなく、何が原因で勝てないのか自分になりに分析して効果検証をしてください。

勝てないからといって、他人の情報を鵜呑みにするのは避けましょう。もし仮に、それが勝てる方法だったとしても、自身のマインドが間違っていたら、それは勝てません。

証券アナリスト｜山崎隆平

負けた理由を考えて次に活かすことが重要

相場で負けてしまったとき、何も考えずに次の行動に出ても、いつかまた同じ過ちを繰り返してしまいます。負けたときには必ず負けた原因があるはずです。その原因を突き止め、今後に生かすことが上達する上で非常に重要になります。原因が自身の心理的なものであるのか、マーケットや経済動向の読み違いによるものかを自分なりにしっかりと研究をしましょう。
相場は過去と似た状況が繰り返されることも多く、おこなった研究が役に立つときが必ずくると思います。仮に原因がマーケットの読み違いであった時は、マーケットが織り込んでいる材料やまだ織り込まれていない材料に対し自身の考えと相違がある時なので特に注意が必要です。

他人が発信している情報を鵜呑みにしない

✓FXの必勝法を教えます！
✓この手法を実践すれば確実に勝てます！

世の中にはそんな情報が多く出回っています。高額な情報商材や、FXスクールなども多く存在していて、その中には理にかなっている方法もあるかもしれません。

しかし、勝てない原因の多くは「あなたの考え方」に問題があると言っても過言ではありません。ここに気づけるかどうかが重要なのです。

絶対勝てる方法など存在しない

相場の先行きが誰にも解らないのですから、FXで必ず勝てる方法などが存在するはずもありません。もし必勝法などというものを持っている人がいたら、その人は世界中のトレーダーの売り買いを全て把握している、千手観音のような人という事になります。

あるとしたら、勝てる確率を上げる方法です。チャートには常に膨大なデータが蓄積されていきますので、それを元に分析をすれば、傾向が見えてくるものもありますが、今回は勝てない人の考え方についての記事なので、詳細については割愛します。

証券アナリスト｜山崎隆平

FXはどんなプロであっても100%勝ち続けることは不可能

プロの為替ディーラーも100％勝つことは不可能です。ただ彼らは、一定の期間であれば、必ずと言っていいほど利益を上げます。勿論、資金力や情報量で個人投資家が太刀打ちできないこともありますが、彼らは常に損失を最小に抑え利益を最大にすることに力を注いでいます。負けない投資とはリスクを極力軽減することにあります。
投資の世界においてリスクとは損をすることではなく不確定要素です。リスクを軽減する方法として例えば、新規建てと同時に損切の逆指値を発注しておきます。そうすることで最大損失は限定されますのである意味、リスクを軽減したといえます。また連続で負け越した場合は一旦様子を見て次のトレンドを待つのも一つの方法です。

身銭を切って勉強すると強くなる

少し精神論的な話になりますが、FXは他人に教わろうという考えを持っている限り、勝ち組になることは難しいでしょう。

FXの世界は、実際にトレードを始めた後でも、常に自分のトレードスタイルを確立するために、日々色々なことを覚えていくものです。そして、勝ちパターンを見つけるまでには、たくさんの負けを繰り返すことでしょう。

勝ち組トレーダーほど負けを経験している

しかし、トレーダーの勝ち組と呼ばれている人達も、ほぼ全員がこれを経験しているのです。一度も負けずに勝ち組になった人など、ゼロと言って良いでしょう。負けの経験が将来的に必ず生きてくるのが、FXの世界です。

もっともシンプルな「勝てない」から脱出する方法

FXで勝てる人になる方法ですが、決して難しいものではありません。FXの世界には、100人いたら100通りのトレード方法があると言われているほどですので、手法を追求したらキリがありません。まず最初に、シンプルで効果的な方法を取り入れましょう。

昨日までの自分を笑え

冒頭でも触れましたが、FXは誰かが負けることによって自分が勝てるという仕組みです。つまり、昨日あなたがFXで負けたなら、その瞬間に笑っている誰かが存在するということです。

ここで、「何で勝てないんだろう。ムカつく。」と考えるのではなく、「昨日はこの方法でダメだったから、今日はこうしてみよう」と気持ちを切り替えることが重要です。

「FXは誰と勝負しているのか？」という質問があるならば、その答えは「昨日までの負けていた自分」となるわけです。

勝てる人は負ける人の心理を分かっている

極論を言えば、負けていた昨日までの自分のスタイルの逆を進めば、その負けが勝ちに転換するということです。もちろんそんなにカンタンにはいかないかもしれませんが、理論上は間違っていない事には、あなたも気づいている事と思います。

FXで勝っている人は、基本的に勝てない人の心理状況も解っています。そこにさらに、自分の経験で積み上げたトレードスタイルを実践しているのです。

つまり「勝てない」と考えれば考えるほど、ネガティブな思考が積み重なり、結果的に勝てる人にとっての「肥やし」になっているのです。これを忘れないでください。

証券アナリスト｜山崎隆平

為替チャートの動きには投資家の心理が常に隠されている

為替チャートにの動きには投資家の心理が常に反映されています。転換点やトレンドだけを見ても、ある程度読みとることができます。為替に限らず相場は参加する投資家の心理で動きます。例えば買いたいと思う投資家の投資額が売りたいと思う投資家の投資額より多ければ値段は上がります。経済指標や政策決定会合のようなイベント、要人発言にいたるまで相場に影響を与えると言われているものは、実は投資家の心理を左右するきっかけに過ぎないのです。
投資家の心理を読み解くことができれば、おのずと勝率は上がります。FXのチャートには多くのテクニカル指標も準備されています。自身の投資スタイルにあったチャートと指標を駆使し投資家の心理を読みといていきましょう。