この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXって実際、稼げるの?
- ✔ 仕事を辞めてFXだけで生活したい!
- ✔ 始めてすぐに儲かるの?損はしない?
副業の代名詞にもなっているFX
FXと言えば、副業の代名詞のような存在になっています。スマホやPCで24時間取引が可能で、少額資金からでも始められる投資として、主婦やサラリーマンの間で定番になりました。
しかし、異なる国の通貨を「両替」するだけのFXで、本当に生活費を稼ぐことは可能なのでしょうか。トレーダーとして生活をするには、どのような点が重要なのでしょうか。また、初心者がFXを始めたとして、すぐに稼げるようになるのでしょうか。
今回の記事では、FXで利益をあげるための土台となる部分について解説します。
FXの「取引単位」とは
FXとは通貨の両替を行うことです。つまりどこかの通貨で別の通貨を購入して、その通貨を売って元の通貨に戻すのがFXになります。簡単な例でご紹介をすると、日本円をドルに両替して、ドルを日本円に両替するイメージになります。
この時、日本円とドルをやり取りすることを、「ドル/円」と専門用語では言います。このドル/円という言葉が出てきたら、今のことを思い浮かべてください。通貨の種類はそれ以外にも、下記のようなものがあります。
英語表記 | 日本語表記 | 英語表記 | 日本語表記 |
---|---|---|---|
USD/JPY | 米ドル/円 | CNH/JPY | 中国人民元/円 |
EUR/JPY | ユーロ/円 | MXN/JPY | メキシコペソ/円 |
GBP/JPY | 英ポンド/円 | NZD/JPY | NZドル/円 |
AUD/JPY | 豪ドル/円 | EUR/USD | ユーロ/ドル |
このあたりがFXの通貨ペア代表格になります。これらの通貨をどのくらい取引するのかを、取引単位として表していきます。
FXの通貨単位の考え方を知ろう
まず最初に、一般的なFXの取引通貨単位は「1000通貨」もしくは「1万通貨」です。それより安い額での取引が可能なFX会社もありますが、それだとあまりに小さな額での取引となってしまいます。
「米ドル/円」と表記された時、1000通貨の取引であれば1000ドル、1万通貨の取引であれば1万ドルとなります。FXでは、表記上で前に来ている通貨が基軸となります。
FXの「証拠金」とは
FX取引をするときは、資金がゼロでは取引はできません。元になる資金が必ず必要になります。それをFXの専門用語では「証拠金」と表現します。しかしこの証拠金というのは、考え方が非常に難しく、現在トレーダーをしている人たちでも完璧に理解していない人もおります。
FXを普通に取引するだけなら、証拠金の考え方はとても簡単です。例えばわかりやすく、「1ドル100円」の時を例にして解説をします。
どれぐらいの証拠金が必要か
2019年時点では、米ドル円は110円前後となっていますが、ここでは解りやすく「1ドル100円」の時を例にして、必要な証拠金を算出してみます。
- 1ドル100円の時に必要な証拠金
- ✔ 1,000通貨×100円=10万円
- ✔ 1万通貨×100円=100万円
この理論だと、10万円もしくは100万円の資金がないと、FXはでできないように見えますが、実はそうではありません。
多くの人が聞いた事のあるであろう「レバレッジ」という仕組みを使うと、上記よりも少ない証拠金でFXを始めることができるのです。
動画でも必要証拠金について解説!
当サイトでは、YouTube動画でもFXに関する専門知識やテクニックを解説しています。気になった方はぜひチャンネル登録をしてみてください。
FXの「レバレッジ」とは?
FXの世界で「少額取引」として一般的になっている1000通貨での取引時ですら、10万円の資金が必要だと上記で説明しました。しかし、ここでレバレッジという仕組みを使います。
例えば、FXをしたいけど最初の資金として1万円しか準備できない場合。この時にレバレッジを10倍にして取引をすれば、自分が10万円持っているのと同じ状態でFXをすることができます。
国内のFX会社では、25倍までレバレッジをかけることができるという法律になっています。つまり、レバレッジを最大である25倍にすれば、約4000円の資金でFXをすることができるのです。
- レバレッジのポイント
- ●少ない証拠金でFXをすると、自然とレバレッジがかかる
- ●証拠金をたくさん準備すれば、レバレッジをかけず取引可能
- ●海外のFX会社であれば25倍以上のレバレッジも可能
FXの「ロスカット」とは
FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」と言います。つまり、証拠金を準備しなければFX取引をすることはできませんし、準備した証拠金が無くなったらその時点で取引不可となってしまいます。
ロスカットは一見するとネガティブな言葉に見えますが、実は投資家を守ってくれる仕組みなのです。
解りやすく言うと、預けた証拠金以上の損失が出ないように応急処置をしてくれるシステムです。
元 証券会社勤務|山下耕太郎
ロスカットにならないために証拠金維持率に注意!
ロスカットは、大幅な損失を防いでくれる便利な機能ですが、そもそもロスカットにならないように取引することが大事です。それには、証拠金維持率に注意する必要があります。
証拠金維持率とは、FXの時価評価額に対する必用証拠金の割合のことをいいます。証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなります。多くのFX会社は証拠金維持率100%を切ると強制ロスカットとなりますので、証拠金維持率は常に200%~300%以上を保つようにしましょう。
ロスカットとはリスクを下げる機能
例えば、証拠金を10万円しか預け入れていない状態でレバレッジ取引をおこない、損失がどんどん膨らんでマイナス20万円まで行ってしまったら…。
トレーダーは追加で10万円を払う必要が出てきてしまいます。中にはギリギリの資金でFXをしていて、その10万円が捻出できない人もいるでしょう。
マイナスになる前に自動決済
そんな時に登場するのがロスカットです。損失が膨らんできたら、手持ちの資金である10万円のマイナスに到達する前に、自動で決済をしてくれるのです。
ロスカット機能は、各FX会社によって設定がまちまちです。ですが証拠金が「〇〇%」を割ったら強制的に決済を行うのがロスカット機能になります。そのおかけで、トレーダーの損失を最小限に留めて、大幅な損失を招かないようにする機能なのです。
この機能は、正直賛否両論ありますが、そもそもこの機能を利用してしまうような取引を行わないように、リスク管理は十分にしましょう。
初心者に選ばれているFX会社は?
FXは実際のトレードを通じて経験を積んでいくものです。そして、最初のうちは思うように勝てない事も多いでしょう。利益を安定的にあげるには、これからさらなる勉強が必要になります。
事前に知識を身に着けてからトレードに挑むのも良いですが、まずは損しても良いくらいの小額で初めて、実践の中で覚えていくことをオススメします。
最初のFX会社はどこを選べばいい?
まず最初のFX会社としてどこを選べば良いか分からない時は、、シンプルに多くの人から選ばれているFX会社で口座を作りましょう。利用者数が多いということは、それだけたくさんのひとから評価を得ているということだからです。
画像引用:矢野経済研究所
上記が国内FX会社の口座数ランキングです。グループ単位で見た時にもっとも口座数が多いのが「SBI FXトレード」などを手がけるSBIグループで、証券会社単位で見た時にもっと多いのが「DMM FX(PR)」などを手がけるDMM.com証券です。
元 証券会社勤務|山下耕太郎
基本スペックと使いやすさに着目。まずは使ってみることが大切
FX口座は無料で作れるので、複数の口座を開設するのがいいでしょう。FX会社それぞれの基本スペックと使いやすさを知ることが大切です。ただ、初めてだと売りと買いを間違えてしまうなど操作を誤る可能性もあり、不安に感じる人もいると思います。そんな方には、デモトレードを利用できるFX会社をおすすめします。デモトレードならリアル口座と同じサービスを、メールアドレスや名前など簡単な申込みをするだけで、バーチャルな資金が入った口座にログインできます。デモトレードで、実際にツールの使いやすさや注文方法を確認してから、実際のトレードを始めましょう。
口座数60万以上を誇るDMM.com証券
証券会社単位で見た時、2018年時点でもっとも口座数の多いのは「DMM.com証券」です。60万人以上から選ばれているのは、総合力や顧客満足とが高い証拠だと言えるでしょう。
情報量の多さ、ツールの使いやすさ、会社の知名度など、非常に安定しているFXサービスです。
銀行・証券・投資ならSBIグループ
ネット銀行、証券会社、投資やファイナンス関連各種サービスを提供する、安心と信頼のSBIグループが提供しているFXサービスが「SBI FXトレード」です。
テレビCMを放送しているほど規模の大きいFX会社で、そのサービス内容を見ても申し分ありません。
会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
DMM FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.4pips |
ヒロセ通商 LION FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
SBI FXトレード |
0.09銭 | 0.49銭 | 0.69銭 | 0.38pips |
外為どっとコム ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.4pips |
コスト面でも頭1つ抜けている事がお解りいただけるかと思います。プロから初心者まで、多くの人に選ばれているFX会社です。
【まとめ】稼げるかどうかはやってみなければ分からない
当たり前の話ですが、FXで本当に稼げるかどうかは、実際にやってみない事には分かりません。
同じ相場を前にしても、トレード方法は人によって変わります。やり方によって勝てる場合も負けてしまう場合もあります。
最初は失ってもいい余剰資金で始めて感覚を掴みながら、少しずつ投資額を上げていきましょう。
- この記事で紹介したFX会社
- ■DMM.com証券「DMM FX(PR)」
- ■SBIグループ「SBI FXトレード」
選ばれている国内FX会社を紹介
当サイトでは、無料で作れる国内FX会社を中心に、多くのFXプレイヤーに選ばれている証券会社・FX会社をランキング形式で紹介しています。
銀行口座と同じように無料で作れて、WEB上での手続き(PCでもスマホでもOK)のみ。FX未経験の方は、まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。
元 証券会社勤務|山下耕太郎
レバレッジをかけると利益も多いが損失も多い
FXのレバレッジとは、元手資金の何倍もの量の外貨取引ができるということです。レバレッジが25倍の場合、10万円の元手で250万円分の外貨を買っていることになります。1ドル100円の時に100万円でドルを買った場合、1円下がったら10,000円の損失。250万円分の外貨では、1円値下がりすると25,000円の損失で、元手の4分の1(25%)を失うことになります。
もちろん、1円値上がりすれば25,000円の利益になりますが、元の資金から見たら損失も利益もとても大きくなるということがわかると思います。FXは小さな資金から始めることができますが、少額の資金で大きなレバレッジをかけて取引をすることは非常に危険な行為です。