この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXって週末はどうなるの?
- ✔ 土日の値動きは?窓が開くリスクは?
- ✔ FXの週末と週明けの戦略を知りたい!
金曜日の市場が閉まるタイミングでポジションを持っていたら、週明けに顔面蒼白。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。大きく値が飛んで、月曜日が始まった瞬間にロスカット、なんてことも……。
FXは週が変わるタイミングには注意が必要です。結論から言って、週末と週明けの状況は一変している事が多々あります。
今回はポジションを持ったまま週を越すリスクと、週明けにチャート上にできるFXの窓について紹介します。
FXの「窓」について
まず基本的なことですが、FXは土日は取引できません。正確に言うと、日本時間で言う土曜日の朝方から、月曜日の6時頃まではFX会社のシステムが止まります。
そして、月曜日の朝にチャートが動き出した時にできているものが「窓」になります。
週末~週明けには窓が開くことがある
チャートを見ていて、「値がいきなり飛んだ!」なんて経験はありませんか?
ローソク足でチャートを観測している人が多いと思いますが、隣り合う足で値が飛んでいるところを「窓」や「窓開け」などと一般的に呼んでいます。
上の画像で、明らかに値が飛んでいる部分が見えると思います。2本オレンジの水平線を引いた間、これが窓です。
どんなときに「窓」ができる?
ローソク足が次の1本に切り替わる瞬間に、大量の買い、または売りの注文が入ったとき、値段は急激に変動します。まさにそのとき、窓を開けるのです。
このことから、「窓をあける = 相場の値動きが強い」ということが言えます。
開いた窓は閉まることが多い
窓を開けたら開けっぱなし、というわけにはいかないのが相場でのお約束になっています。もちろん「開けっぱなし」のまま放置される窓も存在するのですが、大抵の窓はしっかりとしめられます。このことは一般的に「窓埋め」と呼ばれています。
上の画像で開けた窓が、この後どうなったのか見てみましょう。
オレンジの水平線2本の間がローソク足できれいに埋まったのがわかると思います。これが窓埋めです。
つまり「窓が上に空いたら売りを入れる」「窓が下に空いたら買いを入れる」というのが1つの戦略になります。
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週末にポジションを持ち越すということ
週末でもポジションを決済せずに持ち続けている人は、長期トレードを行っていることがほとんどだと思います。スキャルビングやデイトレードをしている方々は、あまり意識していないかもしれません。そんな持ち越しの良い点、悪い点を挙げていきます。
週末ポジション持ち越しの良い点
良い点として考えられることは金利差による「スワップ」です。
しかしながら、スワップは1日単位で発生するため、「週末」に限定される利点とは言い難いです。スワップポイントについては「長期運用向けのFX会社」のページも参考にしてみてください。
証券外務員|安宅太
低金利の通貨を買うとマイナススワップになる
FXでは低金利通貨を売り、高金利通貨を買うとスワップポイントが受け取れます。例えば、日本円より高金利の米ドル(2019年現在)を保有すれば、スワップが貰えるのです。
ただし、急激な金利情勢や経済、その他様々な金融の事情によって低金利通貨と高金利通貨の金利差が逆転してしまうことがあります。その場合には、スワップポイントを受け取るはずが、逆に支払うことになるケースもあります。
週末ポジション持ち越しの悪い点
週をまたぐことで大きな窓がひらく可能性があり、50pips以上になることもしばしばあります。
その50pipsが利益になれば良いのですが、損失となった場合、レバレッジ25倍で単純計算すると、証拠金の約10%を失うことになります。
相場がどちらに動くか予想できないときに持ち越すことは、2分の1でギャンブルをしているような感覚です。資金管理状況にもよりますが、この場合はどう考えても危険だと言えます。
週末ポジション持ち越しのリスクと対策、窓埋め狙い
先ほども書いたように、週末にポジションを持ち越せば、大きく利益を上げることも損失を出すことも可能で、まさにそれこそがリスクだと言えます。
相場を予想できるときだけ持ち越す
極端な話にはなりますが、勝てると思った時だけポジションを保持し続ければいいのです。ちなみに、初心者の方にはお勧めはあまりできません。
窓埋めを狙う
上に載せた画像は週明けのときに発生した窓でした。ちなみにこれは2017年12月2日終値と12月4日始値で発生した窓で、約60pipsあいています。良かったら確認してみてください。
チャートを遡って観察してみると、週明けはそれなりの確率で窓埋めが起きています。週の終わりで一旦ポジションを決済し、次の週になってから開けた分の窓を取りに行く、といった方法は利益を出せる手段の一つです。
窓埋めはFXトレーダーの間では有名な手法ですし、勝率も高くなりやすいと言われています。
証券外務員|安宅太
週末に手仕舞いするのもひとつの手
欧米諸国や日本は土日の週末になると市場は休みになりますが、他の国々、例えば東南アジア諸国は土日を休みとしないので市場は開かれています。その場合には週明けの市場に影響を与え為替レートが大きく動く場合があります。
大きく利益が出る要因であればいいのですが、その逆で大きな損失を被る場合もあります。特に大量の金額で大きく相場を動かしている場合には大きな影響が出る場合もあります。そのため、金曜日の週末に手仕舞うのは1つの判断としてはいいと思います。
勝てるなら持ち越し、厳しければ窓埋め!
FXをすること自体リスクを伴いますが、週末にポジションを持ち越すことは、リスクは少し大きめですが、その分狙える利益も大きいです。
なので、自信がなければ逃げ、勝てそうならエントリー。この選択をしやすいものが、週末から週明けの窓埋めの部分だと考えられます。
月曜の朝からリスタートするトレーダーは多い
週末を迎える金曜日の昼間もしくは夜の段階でポジションを整理して、週末はポジションを持たない状態で迎える。そして、週末の間に今週の相場や取引の振り返りをして来週の戦略を練る。
これは、多くのトレーダーが実践している手法です。FXは「勝った/負けた」だけでなく、様子見して分析する時間も大切にしましょう。
FXの窓で勝つには口座選びが重要!
週明けの窓埋めを狙うのであれば、利用する口座はきちんと考える必要があります。特に窓埋めといった特定のタイミングを狙うのであれば、「約定力」に定評のあるFX会社を選びましょう。
FXのチャートというのは、常に動いているため、注文ボタンを押した際の価格と実際に購入する際の価格は異なります。その際に重要になるのが約定力であり、これがあるほど、ボタンを押したときと購入レートの差が縮まります。
この約定力があるFX会社というのは、基本的に大手のFX会社です。システムが安定していており、高性能。そのため多くの利用者がいます。ここでおすすめの2社、『DMM FX』と『GMO外貨』について紹介します。
選ばれているFX口座[1]DMM FX
DMM.com証券は、証券会社単位で見た時のFX口座数ナンバーワン(2018年1月)です。総合力の高いFX会社として有名で、多くのトレーダーに選ばれています。
シンプルでスタイリッシュなチャートは非常に見やすく、スマホ・PCともに高機能を兼ね備えています。情報量も豊富で、常に最新の為替ニュースがチェックできて、注文アラートなども活用することができます。また、初心者はLINEでカスタマサポートに不明点を質問することができます。
安定感のあるFX会社
DMM FXは控えめに言っても「安定感のあるFX会社」です。利用者数・サービス提供の歴史・DMMグループというブランド力を考えても、持っておいて損はないFX口座の1つと言えるでしょう。
パソコン・スマホ共にチャートが見やすく使いやすいです。特にアプリが優秀で他の取引所を使う時でも、チャート確認はDMMのアプリを利用しています。さらに、嬉しい点が取引量に応じてポイントが貯まる点です。このポイントは現金化できるので助かります。他の取引所だと景品との交換などが多いので嬉しいです。
選ばれているFX口座[2]GMO外貨
GMO外貨は使いやすさに定評のあるFX会社です。その理由は、取引アプリの外貨exアプリが、高機能かつ操作性が良いからです。チャートを見ながら、ワンタッチで新規注文や決済注文ができます。
そのほか、取引前の分析に必要なテクニカル指標も多く用意されています。トレンドラインや平行ラインなど全部で6種類のラインが描画可能です。
コストを気にする方におすすめな「GMO外貨」
GMO外貨が選ばれているもうひとつの理由は、一回の取引にかかるスプレッドが低いためです。取引回数が多い人はコストを抑えられます。例えば、米ドル円については0.2銭原則固定、ユーロ円であれば0.4銭原則固定となっています。
スマートフォン版での使用ですが、凄くいい!といった印象まではいかず無難に使いやすいかなといった感じです。ただ、抽象的ではありますがなんとなくしっくりくるという感じもあり長く使っていけたらいいという印象でした。
【まとめ】ポジション持ち越しと窓狙いは慎重に
FXで週末へポジションを持ち越す際は十分に注意してください。長期運用でない人は、週末にポジションを手仕舞いしておくのもひとつの手です。
週末にポジションを持ち越すというのは、リスクがあります。例えば、週末に何か事件があった場合は、週明けの月曜日に大きくチャートが変動するでしょう。週をまたぐ際にチャートは大きく動く可能性があると、その分のポジションがマイナスになる可能性も考えられます。
また、週明けには「窓」というものがあります。週明けの市場が開くと同時に、値が飛ぶ現象です。この窓はもとに戻ることが多いため、それを狙ったトレードをするのも一つの手です。しかし、為替が大きく動いている分、損をしてしまうリスクもあるので慎重に取り組みましょう。
- この記事で紹介したFX口座
- ✔ DMM.com証券「DMM FX(PR)」
- ✔ GMOインターネットグループ『GMO外貨』
証券外務員|安宅太
週明けの窓狙いなら週末のニュースに注目
週末に経済指標の発表があるか、主要人物が発言機会はないのか、または北朝鮮がミサイルを打ち上げるといった有事の状況ではないか、事前にチェックしましょう。また、日本や欧米諸国以外の土日を休日とせず開かれてる国の市場も確認しましょう。
例えば、東南アジア諸国の市場です。その国のトレーダーはその間に取引できます。欧米諸国のトレーダーが休んでいる期間であるため、大胆な動きはないことが多いのですが、この間に取引が行われており為替レートの動きに影響します。