この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXを中長期で運用したい!
- ✔ 時間をかけてお金を増やしたい!
- ✔ どんな点に注意すればいい?
FXの投資戦略は、スキャルピングやデイトレードなどの短期売買だけではありません。長期保有してスワップポイントを中心に利益を得ていく方法もあります。この方法であれば、忙しいサラリーマンや主婦でも無理なくFX取引を続けていくことが可能です。
「短期売買には自信がない。。」
「忙しくて毎日分析や取引する時間がない。。」
そんな人におすすめの、FXの長期保有のメリット・デメリットを紹介する記事内容になってますので、安定運用を目指す人は読む価値ありかと思います。
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長期保有のメリット:スワップポイントを得られる
ポジションを長期保有するメリットの1つがスワップポイントです。FXの利益の稼ぎ方は「安く買って高く売る」「高く売って安く買う」という為替差益だけでなく、通貨ペアの金利差を受け取ることができます。
基本的にスワップポイントは、取引ができない土日も含めて毎日発生し、ポジションの保有量や保有日数によっては大きな利益を生み出します。細かい取引をしなくても銀行に預けるより遥かに大きな金利収入を得られます。
スワップポイントの高い業者を選ぶと有利
同じ通貨ペアであっても業者によってスワップポイントが異なります。そのため、最初から長期保有を目的としている場合はスワップポイントが高い業者を利用するべきです。1日のスワップポイントがたった10円違うだけでも年間で3,650円も利益が変わります。利用通貨ペアのスワップポイントが高い業者を選びましょう。
下記は主要FX会社の1万通貨あたりのスワップポイント一覧です。
会社 | 米ドル/円 | 豪ドル/円 | ポンド/円 | NZドル/円 |
---|---|---|---|---|
買 | 買 | 買 | 買 | |
GMOクリック証券 | 49円 | 18円 | 34円 | 21円 |
DMM FX | 46円 | 18円 | 27円 | 17円 |
ヒロセ通商 LION FX | 20円 | 20円 | 10円 | 23円 |
外為オンライン | 45円 | 10円 | 35円 | 10円 |
セントラル短資FX | 20円 | 7円 | 20円 | 15円 |
JFX MATRIX TRADER | 20円 | 19円 | 10円 | 25円 |
FXブロードネット | 40円 | 11円 | 27円 | 10円 |
表を見て分かる通り、スワップポイントの設定で見ると、「DMM FX(PR)」や「GMOクリック証券」あたりが総じて高い設定になっていると言えます。詳細は各社の公式ページを確認してみてください。
DMM FX
アプリが使いやすく自宅に居なくてもどこからでも取引がしやすいのがDMM FXを利用する大きなメリットです。さらに、お得な点として取引量に応じてポイントが貯まりますが、このポイントは現金化できるのも嬉しい点です。初心者にも使いやすく付加的なサービスも充実している印象です。
GMOクリック証券
GMOクリック証券
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 20 |
自宅にいてもスマホで取引をすることがあるが、使いやすい。文字サイズが大きくて、必要最小限の情報のみを掲載しているからシンプルな画面構成となっている。そして発注方法も簡潔となっている。
- ここがポイント
- ●保有しているだけでほぼ毎日スワップポイントが発生
- ●スワップポイントの高い業者を選ぶことが大事
長期保有のメリット:大きな利益が狙える
スキャルピングやデイトレードなどの短期売買よりも、長期保有の方が1回の取引で大きな利益を狙えます。よほど大きな出来事がない限り、米ドル円の1日の変動は大きくて2〜3円です。動かない日は1円も変動しません。
しかし、半年や1年といった中長期のスパンでみると、為替は普通に5円~10円以上も動きます。2019年を例にとっても、安値104円台~高値112円台まで約8円動いています。また、もっと前の2012年には75円台の安値を付けており、2014年頃にようやく100円を超えました。
どれだけの期間保有するかにもよりますが、長期保有する場合は相場の変動も大きいため、1回の取引で大きな利益を得ることが可能です。上手くいけばスワップポイントと為替差益で一気に稼ぐことができます。
- ここがポイント
- ●短期売買よりも1回の取引で大きな利益を得られる
- ●スワップポイント+為替差益で稼ぐこともできる
長期保有のメリット:時間的な余裕を持てる
長期保有のメリットは、スワップポイントや大きな為替差益だけではありません。時間的な余裕を持てることも重要なメリットです。
短期売買の場合は、パソコンに張り付いてチャートを分析したり取引する必要があるため、毎日時間を取られてしまいます。そのため、仕事で忙しいサラリーマンや家事・子育てで忙しい主婦は取引することが困難です。
長期保有であれば毎日パソコンの前に張り付く必要はありませんので、仕事や子育てで忙しい場合も無理なく両立することが可能です。相場状況や損益状況はスキマ時間にスマホで確認するだけで十分です。「忙しいから投資は無理。。。」と諦めていた方でも運用できます。
- ここがポイント
- ●毎日時間を取られないため忙しいサラリーマン・主婦でも問題なし
- ●気になる情報はスキマ時間にスマホで十分
長期保有のメリット:スプレッドをあまり気にしなくて良い
スキャルピングなどの短期売買の場合は、「スプレッド」を気にしなければなりません。スプレッドは買値と売値の差で業者手数料であり、取引毎にかかるためです。そのため、短期売買を中心としたトレーダーはスプレッドが狭い業者を選ぶ傾向があります。
しかし、長期保有の場合は取引回数が少ないため、あまりスプレッドを気にした業者選びをする必要がありません。
- ここがポイント
- ●スプレッドは取引毎にかかる手数料
- ●長期保有においてはあまり気にしなくて良い
元 証券会社勤務|櫛笥大和
利益確定を急がずにじっくり構えることが重要
長期保有で大きな利益を狙うためには、利益が出始めてもあせって決済せず、我慢して利益を伸ばしていくことが必要です。そのためには、あらかじめ値動きを想定して投資計画を立てておくことが大切です。まず、長期保有を行う前に今後の値動きの大まかな見通しをたてます。
この見通しは、長期のトレンドを見極めながら行うため、テクニカル分析を行い設定します。長期保有は基本的に長期トレンドに乗って利益を目指すため、長期トレンドが変化するまで保有し続けることが前提となります。利益を確定するのは、長期トレンドが変化したと判断した時ですので、トレンドが続いている限りは保有し続けて利益を伸ばしていきましょう。
長期保有の注意点:スワップポイントの支払い
長期保有の際に注意が必要なのが、保有ポジションによってはスワップポイントの支払いが発生することです。
スワップポイントは通貨ペアの金利差なので、高金利通貨を買って低金利通貨を売れば、金利差がプラスでスワップポイントを受け取れますが、低金利通貨を買って高金利通貨を売れば、金利差がマイナスとなりスワップポイントの支払いが発生します。
支払いが発生する長期保有には要注意
例えば、米ドル円でもドルを買いポジションで保有すればスワップポイントを得れますが、売りポジションで保有するとスワップポイントを支払う必要があります。保有している限り毎日支払いが発生するため注意が必要です。せっかく相場変動で含み益を得たとしても、スワップポイントで大きく利益が目減りすることもあります。
- ここがポイント
- ●スワップポイントは支払う場合もある
- ●保有するポジションで変わる
長期保有の注意点:相場変動による損失に気をつける
長期保有している間にスワップポイントで利益を得れても、相場変動により大きな含み損を負う可能性があります。せっかくスワップポイントを得たとしても、それ以上に損失を負ってしまっては意味がありません。スワップポイントを目的に長期保有する場合は為替変動も考慮したうえで戦略を練る必要があります。
レバレッジは低くする
長期保有する際は、高レバレッジ取引は避けた方が良いです。高レバレッジ取引であれば、相場のわずかな変動でロスカットになってしまう可能性があります。長期保有する際は、十分な証拠金維持率を維持するためにも、低レバレッジもしくはレバレッジ取引はしないようにしましょう。
- ここがポイント
- ●相場変動に気をつける
- ●ロスカットにならないようレバレッジは低くする
元 証券会社勤務|櫛笥大和
含み損を見ながら自身の資金余力と相談して損切りの検討も
含み損を抱えているときは精神的につらい状態です。こんな時は含み損が解消されることを期待して待ちたいものですが、傷口が広がる可能性を考えて、自身の資金余力と相談しながら損切を検討するべきです。
資金余力からどこまでなら耐えられるのか計算して事態が好転するのを待つのも一つの手ですが、こうした場合は大抵うまくいかないものです。なぜなら、含み損が膨らんでいる時点で、当初の投資計画通りにいっていないからです。損切を行うのは上級者でも非常にちゅうちょしてしまうものなので、投資計画を決める段階で損切を行う基準を作っておいて、そのような状況になったときに機械的に損切できるようにしておくのが一番良いでしょう。
長期保有の注意点:マイナーな通貨には手を出さない
長期保有する際は、極力マイナー通貨には手を出さない方が安心です。マイナー通貨は相場変動が大きい傾向がありますので、大きな含み益を得られる可能性もありますが大きな損失を負うリスクもあります。
具体的な通貨で言うと、トルコリラ・メキシコペソなどです。上級者であれば構いませんが、初心者のうちはできるだけ主要通貨を保有した方が安全です。
- ここがポイント
- ●マイナー通貨は変動が大きく信用性も低い傾向がある
- ●大きな損失を負うリスクがあり要注意
【まとめ】
長期保有は、スワップポイントで利益を得ることができたり、時間的な余裕を持てるなどのメリットがあります。仕事や子育てで忙しいサラリーマンや主婦でも無理なく取り組めます。ただし、相場変動も大きいため為替差損や証拠金維持率にも十分に注意するようにしましょう。
- この記事で紹介したFX会社
- ■DMM.com証券「DMM FX(PR)」
- ■GMOインターネットグループ「GMOクリック証券」
元 証券会社勤務|櫛笥大和
FXにおける長期は数ヶ月~1年以上
長期保有の定義は人によって異なりますが、一般的には数か月~1年以上ポジションを保有することを長期保有といってもいいでしょう。長期保有以外のポジションの取り方として、数日から1か月程度ポジションを保有するスイングトレードや1日の間にポジションを保有し決済するデイトレード、数分~数秒で売買を繰り返すスキャルピングがあります。
長期間ポジションを持つうえで気を付けたいのが、大きな値動きに耐えられるようレバレッジの管理を行っておくことです。数か月以上の間に突発的に大きな値動きをすることは何度もあります。そうした値動きで強制決済されていては長期でポジションを持ち続けることはできません。レバレッジをどれだけかけるかは、長期保有を始める前によく考えておきましょう。