この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXの「ロング」や「ショート」って?
- ✔ ポジションを持つってどういうこと?
- ✔ これからFXを覚えて利益を狙いたい!
FXの世界では、ロングポジションやショートポジションという言葉が頻繁に使われます。
トレーダーのブログやFXの情報サイト、参考書などを見ると、「ロング」や「ショート」という言葉はよく目にすることでしょう。
ロング・ショートはFXにおいて基本的な言葉であり、「知っていて当たり前」とされるものです。今回は、これからFXの勉強や取引を始める方向けに、ロングポジションやショートポジションの意味やポジションを持つ際に大事なこと、注意点などについて紹介しています。
FXの取引の流れ
まずはFX取引の注文~決済までの流れを見ていきます。FXの基本的な取引の流れは、以下の【1】〜【4】です。
- 基本的な流れ
- ✓ 【1】新規注文を出す
- ✓ 【2】ロングorショートでポジションを保有する
- ✓ 【3】ロングorショートのポジションを決済する
- ✓ 【4】利益or損失の確定
どのタイミングで新規注文を出してロングorショートポジションを保有するか、そして、どのタイミングでそのポジションを決済するかで利益or損失が確定します。
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ロングポジションとショートポジション
FXは、これから自分の取引する通貨が、上がるか下がるかを予想するものです。上がると思ったら「買い」で、下がると思ったら「売る」のが普通です。
以下の画像は「GMOクリック証券」の取引画面ですが、下がると予想したら左の青いボタンで「売り注文」を入れ、上がると予想したら右の赤いボタンで「買い注文」を入れるといった具合です。
ロングポジションとは
ロングポジションとは、「買い」ポジションを保有することです。
なぜ、買いポジションのことを「ロングポジション」や「ロング」と言うかというと、相場はゆっくりと時間をかけて上昇する傾向があるためです。そのため「長い」という意味を持つロングと呼ばれています。
ショートポジションとは
ロングポジションが買いポジションであるのに対し、ショートポジションは「売り」ポジションを保有することです。
ショートポジションやショートと言われる理由は、下降するときの相場はスピードが速く、一気に価格が下がるためです。そのため「短い」という意味を持つショートと呼ばれています。
FXはロング・ショートどちらからでも始められる
株式投資は基本的に買い注文からしか入ることはできません。しかし、FXはロングとショートのどちらからでも取引を始めることが可能です。
そのため、「安く買って高く売る」・「高く売って安く買う」という勝負の仕方ができ、相場が上昇局面でも下降局面でも利益を狙うことができます。
どこでロングorショートポジションを保有・決済するかが大事
ロングとショートどちらからでも取引を始めることができますが、どのタイミングでポジションを持つか・決済するかが大事です。ロングorショートポジションを保有・決済する際は、以下のことに気をつけましょう。
相場分析をして勝率の高いタイミングを狙う
「なんとなく」などの感覚でロングorショートのポジションを保有してしまうと、高い確率で負けてしまいます。ポジションを保有する際は、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を行い、「勝てるタイミング」でエントリーするようにしましょう。
出典: 野村證券公式ページーファンダメンタルズ分析とはー
経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析すること。例えば、一国経済を分析する際の基礎的条件は、経済成長率、物価上昇率、失業率、財政収支の赤字(黒字)率、経常収支の赤字・黒字額などの指標を使う。(一部抜粋)
ボリンジャーバンドを活用して逆張りを狙ったり、サポートライン・レジスタンスラインを活用して押し目買いや戻り売り、トレンド転換点を狙うなど、比較的勝率が高そうなタイミングや自分の得意とするタイミングを狙いましょう。
FXは分析・研究をすると勝てるようになるのか?
決済はルール通り行う
せっかく相場分析をして狙ったタイミングでロングポジションやショートポジションを保有したとしても、決済するタイミングが悪ければ大きな損失を抱えてしまう可能性があります。
安定して決済するために、事前に「◯◯pipsで利確・損切りする」と決めておき、ルール通りに実行していきましょう。決済が感情に惑わされないようになれば、安定した勝率・利益率を出しやすくなります。
FXではなぜ取引ルールを決めることが重要か?
元 証券会社勤務|櫛笥大和
感情が邪魔すると冷静な取引ができなくなるのがFXの世界
FX取引において最大の敵は自分自身の感情となります。より多くの利益を出したい、損失を確定したくないなどを取引中に考えるなどすることで、冷静な判断ができずに間違った取引を行ってしまうことがあります。
こうした事態を防ぐためには、取引ルールを設定して感情が取引に入り込む余地を可能な限り小さくすることが大切です。取引を始めるポイントや利益確定・損切といった決済を行うポイントなどについてルールを徹底することで、決済をためらうことや不用意に取引を始めることを防ぐことができます。ルールを設定するためには自分の取引スタイルをしっかりと決めておくことが大切ですので、普段取引できる時間や取引手法を考えたうえで無理のないルールを決めるようにしましょう。
ロング・ショートポジションを保有する際の注意点
ロングポジション・ショートポジションを保有する際は、以下のことに気をつけましょう。どちらで保有するかによって、得られる利益も変わってきます。
スワップポイント
ロングポジション・ショートポジションを保有する際は、スワップポイントに気をつけましょう。スワップポイントは、2通貨の金利差のことで、FXにおいて為替差益ともう1つの利益獲得方法です。
例えば、高金利通貨を買い低金利通貨を売ることで、スワップポイントを毎日得ることができます。
しかし、注意しなければならないのが、通貨ペアによってはロングorショートのポジションによってスワップポイントを支払わなければならなくなることです。この場合、ポジションを保有している限り、毎日スワップポイントの支払いが必要となり、利益を押し下げる要因となります。
デイトレードなどの短期売買であればいいですが、長期保有する場合は事前に確認したうえでロング・ショートポジションを保有しましょう。
スワップはどんなトレードスタイルの人に重要か
元 証券会社勤務|櫛笥大和
中長期でFX取引をするならスワップは重要
スワップポイントを狙ってFX取引をする場合は必然的に中長期でポジションを持ち続けることになります。スワップポイントは1日ごとに発生するため、ポジションを持っていればいるほど、より多くのスワップポイントを獲得できるからです。ただ、スワップポイント狙いであるとはいえ、中長期で取引を行うのであれば事前にトレンドを把握しておくなどの相場分析をしっかりと行っておく必要があります。高いスワップポイントが付く通貨ペアを取引したとしても、為替差損になってしまってはせっかくの利益が減少したり、最終的に損失になってしまうことになります。スワップポイントと為替差益の両取りを狙うことが理想となりますので、長期のトレンドをしっかりと見極めて取引を行いましょう。
スワップポイント重視のFX会社
スワップポイントの付与については、FX会社によって設定されている金額が変わってきます。スワップポイント狙いで長期運用をするならば、FX会社選びは非常に重要です。
以下で、多くの人に選ばれているFX会社を紹介します。
ヒロセ通商 LION FX
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.5銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 54 |
【まとめ】
ロングポジションもショートポジションもFXをやっていくうえで必要な知識の1つです。どちらかのポジションを持ち決済をすることで、損益が出ます。どのタイミングでどちらのポジションを持つか、そして決済するかをしっかりと考えましょう。
FXは複雑に見えますが、このことを突き詰めていくことで稼げるようになります。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
努力・研究の量と勝率はある程度は比例する
FXにおいて最も重要なことは、相場や取引手法の研究・分析を常に行うことです。そのため、FXにおける勝率は分析や研究といった努力の量にある程度比例します。世界の経済事情は常に変化を続けていますし、為替相場もまた常に変化を続けています。
そうした変化についていくためには相場の分析・研究を行うしかありません。分析・研究を続けていくことでいずれは自分の得意分野ができるようになりますので、得意分野に合った通貨ペアや取引手法を用いることで利益を残せるようになっていきます。ただ、いくら研究を重ねたからといっても必ずFXで勝てるわけではありませんので、投資に絶対はないことはしっかりと覚えておきましょう。