この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXで連敗中…
- ✔ 連敗している状況から脱出したい!
- ✔ 負けない方法を知りたい!
FXは勝率100%を目指せる世界ではありません。どんなに熟練のトレーダーであっても、一定回数は必ず負けています。
負けは必ずあるものだと理解していても、連敗が続くと不安や不満が募って精神的に良くありません。しかしそんな時に熱くなってトレードをすると余計にダメージを負ってしまうので、負けが続いた時こそ冷静になる事が大切です。
今回は、FXでの負けが続いた時の考え方と対処法について紹介します。
FXで連敗が続いた際の対処法
連敗が続いてしまっている場合に、やるべきこととやってはならないことをご紹介します。まずはしっかり頭に入れておきましょう。
連敗した場合にやるべきこと
FX、というよりもトレードで利益を出せるようになるためには「トレード日記」を付けておくことがとても重要です。しかし、勝った時はともかくとして負けたときにはなかなかその記録を付ける気になれません。
それは、自分の情けない部分や思い出したくない部分をえぐるような作業であり、どうしても躊躇してしまうという人間の生来的な側面です。
負けた時こそ自分と向き合う必要がある
しかし、そういう状況であっても、自分と向き合うことがトレードで上達するためには不可欠な部分だといえます。したがって、自分が何連敗してそれによってどれくらいの金額を失ったのかということを付けておくことは、この後ご紹介する「間違った行動」を防ぐためにも役立ちます。
連敗した場合にやってはいけないこと
連敗が続くと、コツコツそれを取り返そうという気持ちが弱くなる場合があります。そうなると、FXはレバレッジを大きくできますから、ハイレバレッジや場合によっては「全力」の取引で一気に取り戻そうという考えが頭をよぎりがちです。
しかし、それを実行に移すことは仮にそれが結果的にうまくいっても行かなくても、その人のトレーダーとしての成長を阻み「先がない状況」に自分自身を追い込むことになります。
熱くなってのギャンブルは愚の骨頂
FXは、やりかたによってはきちんとした資産運用にもなり、ただの度を越したギャンブルにもなりえます。連敗が続いて落ち込み、また熱くなったりするのは人間誰しもが経験する感情です。
しかし、その感情に身を任せる人もいれば、一方でそうした感情をコントロールし、理性的に行動できる人もいます。
連敗が続いた時は、自分自身の本当の強さが問われるよい機会だと思って、「ギャンブルをしない勇気」を持つことを心掛けてください。
元 銀行員|河野翔太
感情でエントリーするのは避けましょう
投資においての最大の失敗は感情に振り回されることです。負けている時は、負けを取り戻そうと大きな取引をしたくなりますが、そういった時ほど冷静に今の自分の状況を見つめ直すようにしましょう。投資の技術を向上させるためには、過去の失敗や成功から学ぶことが不可欠です。感情的になって根拠のない取引を続けていては、短期的に運よく利益を出すことはできても、それを継続することはできません。負けが続いている時ほど冷静に、「自分の投資手法は何が間違っていたのか」を分析し、次の投資計画を綿密に練った上でエントリーするようにしましょう。
FXで連敗から脱出する方法
FXで連敗が続いている状況から脱出するための方法をご紹介します。
根拠のない自信から根拠のある自信へ
FXで安定して利益を出すためには、自信をもってトレードすることが重要です。でなければ、その場の心の動き、すなわち欲望と恐怖に支配されて不合理なトレードをしてしまうからです。
しかし、その自信は自分の感情から生まれたものではあってはならず、自分の理性的で客観的な研究に由来するものでなければなりません。
要するに、相場の分析や検証などをきちんとおこなって、「これなら勝てる」ということが確かめられた方法でトレードすることが重要です。
そうすることで、感情ではなく理屈に則ったトレードができるようになり、メンタルの管理も可能になりますし、また連敗した原因の分析や改善もこれによってはじめて可能になります。
トレードの損切り・利確の価格は決めておいた方がよい?
元 銀行員|河野翔太
損小利大を意識した損切り・利確を徹底することが大切
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析から自己流の投資ルールを確立して、エントリーや利確・損切りのタイミングを決めておくことはFXで継続的に利益を出していく上でとても大切です。投資ルールに則って取引を行うことで、結果を今後の取引に活かすことができます。また、利確・損切りのタイミングを事前に決めておくことで、感情的な揺さぶりを排除することもできます。個人トレーダーの強みは自分でエントリーのタイミングを調整できることですので、自分の得意な相場・通過ペア・時間帯に資本を集中させることで損失を小さく・利益を大きくしていきましょう。
自分の得意分野を発見する
相場を検証したり実際にトレードしてその結果を後から検証していると、自分が利益を出せている状況と自分が利益を出せておらず損失ばかり出している状況との違いが見えてくるはずです。
※これを発見するためにも、連敗時にトレード日記を怠らずつけておくことが重要なのです。
そのうえで、自分の得意分野が分かったのであればあえて苦手とする時間軸や時間帯のトレードは避け、自分の得意分野を伸ばしていくことに集中しましょう。
実際、個人トレーダーの最大のアドバンテージは「トレードをしないこともできる」という点にあります。つまり、損ばかりを出してしまう時間帯のトレードを控え、利益を出せる時間帯にトレードをすることで損小利大を実現することができます。
気分転換で新しいFX会社にする
連敗脱出方法の1つとして「FX会社を変えてみる」という方法も有効です。
連敗の原因は、自分にあると考えるのが筋ではありますが、気分転換をすることで成績が好転することもあります。FX会社を変えると、チャートや取引画面も新しくなり、新鮮な気持ちでFXをすることができるようになります。また、これまで見えてなかった部分も見えてくるかもしれません。
FXの口座開設は基本的に無料なので、デメリットはほとんどありません。
画像引用:矢野経済研究所
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こちらも総合力の高さでは負けていない「DMM FX(PR)」は、国内でもトップクラスの口座数を誇ります。安定したサーバーと使いやすいスマホアプリで、外出先からでも快適にトレードをすることができます。
負けが続いた時こそ、改めてチャート分析をしたり、ニュース情報を見たり、自分のトレード記録を振り返ったりする事が重要です。DMM FXで室の高いトレードを実現してみてはいかがでしょうか。
チャート表示がとても見やすく、マニュアルもとても分かりやすく記載されています。ソフトをインストールする必要がないのでどのパソコンからでもログインして取引する事が可能です。
【まとめ】連敗から脱出する近道を探さないこと
連敗をしていると、そこからどうしても早く脱出したい!と思いがちです。しかし、安易な抜け道は却って自分自身をダメなトレードに導くこともあると覚えておいてください。
連敗が続いて「はやる気持ち」を押さえられない時こそ、自分のトレーダーとしてのあり方が問われており、ここで原点に返って頑張れるかどうかが重要なのです。
- この記事で紹介したFX会社
- ■SBIグループ「SBI FXトレード」
- ■DMM.com証券「DMM FX(PR)」
元 銀行員|河野翔太
負けている時こそ自身の戦績を振り返り冷静に分析する
負けている時も勝っている時もやるべきことは変わりません。負けている時は「自分の投資手法の何が間違っていたのか」、勝っている時は「今回の投資手法を今後も活用していくことができるのか」を冷静に分析し、次回以降の取引に活かすことが大切です。
負けを取り戻そうと、レバレッジを大きくかけたり、いつも以上に大きなポジションを持ったりすることは禁物です。回復不能な損失を被るリスクがありますし、何より今後の成長に繋がりません。負けている時も勝っている時も、自分のルールに忠実に投資を行い、戦績は過去の貴重なデータとして有効に活用しましょう。