この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXで勝ちたいけど損はしたくない!
- ✔ FXのロスカットって?
- ✔ SBI FXトレードって実際どう?
少額で始められるFX会社として知られている「SBI FXトレード」の資金・ロスカットのルールについて。サービス面での特徴とともに、ロスカットルールも把握することは非常に大事です。
適切な資金管理をするためには「証拠金維持率が●%でマージンコール、■%でロスカット」になるか知っておかなければなりません。
ここでは、SBI FXトレードのロスカットルールや特徴について見ていきましょう。ロスカットの仕組みや回避方法についても解説していますので、初心者の方は、ぜひご覧ください。
SBI FXトレードのサービス内容
会社の特徴
2011年に設立されたSBI FXトレード株式会社は、資本金4億8,000万円で登録番号は関東財務局長(金商)第2635号です。一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1588)に加入しており、株主はSBIリクイディティ・マーケット株式会社(100%)です。
サービスの特徴・内容
SBI FXトレードは「低コスト&少額資金」で取引ができるため多くの人が利用するFX業者です。上記のような魅力的な特徴があります。
コスト面では業界最狭水準
一般的にFXの世界では「米ドル円スプレッド=0.2~0.3銭」という数値が業界最狭水準と言われています。
SBI FXトレードの米ドル円スプレッドは「0.17銭」と、とても低い数値になっています。その分だけ、取引コストを安く済ませることが可能です。
会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|---|
SBI FXトレード |
0.09銭 | 0.49銭 | 0.69銭 | 0.38pips |
1通貨単位の取引OK
また、最小取引単位が1,000通貨・1万通貨の業者が多い中、SBI FXトレードは1通貨から取引ができます。これにより、かなり細かい1円単位までの資金管理が可能です。
FXを始める人の多くは3万円~5万円でスタートしていますが、それより少ない初期資金でも始められます。
入金システムが充実
約380の金融機関で、24時間いつでも手数料無料でリアルタイム入金ができるクイック入金サービスもあるため、ロスカット回避のための即入金にも便利です。
FXは24時間取引可能なので、この入金システムは嬉しい仕組みと言えます。
テレビCMも放送中
新規口座開設時には500円プレゼント
SBI FXトレードで新たに口座開設をすると、最初の口座残高が500円の状態でスタートすることができます。これは、実質の500円キャッシュバックプレゼントということです。
これを元手にFXの世界を体感してみてください。そして、慣れてきたら自分のお金を投資して取引をしましょう。
FXのロスカットとは
FXにはロスカットという制度があり、各業者が設定した証拠金維持率水準を下回ると執行されます。ロスカットになるとすべての保有ポジションが強制決済され、含み損が確定します。
金融庁は各FX会社にこのロスカット制度の導入を義務付けています。
出典: 金融庁|金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針ーロスカット取引に係る留意事項ー
顧客の損失が、顧客が預託する証拠金を上回ることがないように、価格変動リスクや流動性リスク等を勘案してロスカット取引を実行する水準を定めているか。
ロスカットが執行されると、預けた証拠金の大部分を失うことになりますが、逆に考えれば「預けた証拠金以上の損失を防ぐ仕組み」とも取れます。
ロスカットは義務化されている
FXは自己資金以上の取引ができるため、利益が大きい反面、予想が外れた際の損失も大きくなります。
すると、ロスカット制度がない場合は、自己資金以上のマイナスになる可能性があるのです。このようなケースから取引者を守るために、ある程度のマイナスになった際に強制決済するロスカットが採用されています。
出典: 金融先物取引業界公式ーロスカット制度の義務化についてー
金融商品取引業等に関する内閣府令
第123条第1項第21号の2において、金融商品取引業者等は顧客にFX取引を提供するにあたっては、ロスカットルールを定め、それを執行するための体制を整備し、実際に定めたルール通りにロスカット取引を行うことが義務付けられている。
ロスカットと証拠金維持率
証拠金維持率は自動で表示されますが、以下の計算式で算出できます。
✓証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
証拠金維持率は、どれくらい「安全」「危険」な水準で取引しているかを示す数値です。数値が高いほど「安全」で、低いほど「危険」であることを表します。
有効証拠金は「証拠金−含み損益」、必要証拠金は「為替レート×Lot数÷4%(レバレッジ25倍)」で算出できます。常に証拠金維持率は高く安全水域であることが望ましいです。
元 証券会社勤務|當眞嗣也
ハイレバレッジはロスカットしやすい
ロスカットになりやすい人は、一攫千金を狙いハイレバレッジで取引するケースが多いです。ハイレバレッジは大きなリターンが狙えますが、大きな損失を負うこともあります。実は、安定的に勝ち続ける人のレバレッジは、通常2〜3倍です。初心者はローリスクのレバレッジで取引するようにしましょう。
FXを行う上で、希望的観測は命取りとなります。含み損が出てしまってもいつかは戻ってくると信じて損切りをせず、結果強制ロスカットされることがよくあります。 機械的に損切りができるようにしましょう。
SBI FXトレードのロスカットルール
画像引用:FX(外国為替)ならSBI FXトレード | SBI FXトレード
「証拠金維持率が何%を下回るとロスカットになるか」というロスカットルールは、各FX業者によって異なります。
SBI FXトレードの場合は、証拠金維持率が50%を下回った場合にロスカットが執行されます。他の業者も50%をラインにしているところが多いです。
証拠金維持率が低下するとお知らせが届く
画像引用:AIチャット | SBI FXトレード
こちらはSBI FXトレードのAIチャットに、ロスカットルールについて聞いてみた画像です。
SBI FXトレードでは、証拠金維持率が低下してくると、100%及び60%を切った時点でお知らせのメールをしてくれます。
これに気付いて早急に手立てを打てば、ロスカットを防ぐことができます。
元 証券会社勤務|當眞嗣也
ロスカットを防ぐためにも最初は少額から始めましょう
ロスカットを防ぐためにも最初は少額から始めましょう。おすすめとしては、レバレッジ2〜3倍程度です。
また、含み損が出てしまったら、ロスカットする前に、小さく損切りをして、大きな損失を回避しましょう。初心者にありがちなのが、損したくないからと、戻ってくるまで待つパターンです。リスクが高いため、初めのうちは辞めましょう。
FX業者のなかには、1,000通貨から取引できるところもあります。初心者のうちは少額で取引を行い、勝つ流れを把握したら少しづつ高額取引にするのがおすすめです。
ロスカットを防いで利益を狙う方法
ロスカットの危険性が高まった場合は、下記方法で回避を試みましょう。どちらの方法も「証拠金維持率を高くする」ことが目的です。維持率が高くなるのが10〜20%など僅かであればほとんど意味がありませんので、できれば100%以上は高くしたいところです。
✓口座に追加入金をする
✓ポジションの一部を決済する
SBI FXトレードではクイック入金が利用できるため、リアルタイム入金ができます。口座に追加入金をして証拠金維持率を高めましょう。
また、複数のポジションを保有している場合は一部決済することで証拠金維持率に余裕を持たせることもできます。
ただし、どちらの方法もある程度の資金・ポジションを決済しない限り、大幅な維持率上昇は望めません。このような状態に陥らないように、日頃から資金管理をきちんとしておくことが大事です。そうすればロスカットリスクを最小限に抑えることができます。
スマホで取引することもありますが、チャートが見やすいため、取引しやすいです。例えばドル円の日足チャートを見て、ローソク足が長い上髭を引いたら、すかさず円買いポジションを持つ判断をくだすことができます。チャートの見やすさは、ありがたいです。
【まとめ】資金管理をきちんとすればロスカットは怖くない
口座への追加入金やポジションの一部決済によりロスカットの回避が可能ですが、普段から資金管理を徹底していれば、ロスカットは怖くありません。十分な証拠金維持率を保ち取引するようにしましょう。
SBI FXトレードは低コスト・少額資金、クイック入金、取引ツールなど、多くの特徴がありますので初心者の方にもおすすめです。ぜひ、この機会に検討してみましょう。
利用者の多いFX会社もチェック
画像引用:矢野経済研究所:有力FX企業16社の月間データランキング-2019年2月-
国内FX会社の口座数ランキングは上記のようになっています。グループ会社単位でもっともFX口座数が多いのは、「SBI FXトレード」などを手がけるSBIグループで、証券会社単位で見た時には「DMM.com証券」となっています。
FX口座は基本的に何個持っても問題なく、ほとんどの業者は無料で作ることができます。どこのFX口座が良いのか悩んだ時には、利用者の数で選ぶのも1つです。ご自身に合ったFX会社で理想のトレードを目指しましょう。
元 証券会社勤務|當眞嗣也
ロスカットは投資家を守る仕組み
必要証拠金以上の損失が出ると予想された際、強制決済されることをロスカットと言います。ロスカットになると証拠金がほぼない状態となるので、そうなる前に証拠金を増やすか決済する必要があります。
強制決済は入金したお金以上の損失を防げるため、その点では投資家に優しいシステムです。しかし、強制ロスカットが行われるということは、資金管理が甘いということです。FXを行う上で、資金管理能力は必須となりますので、初心者の頃から自分の資金を管理する癖をつけましょう。