この記事のアドバイザ
目次
FXの正攻法|現役トレーダー常盤さんにインタビュー
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ FXをこれから始めたい!
- ✔ FXはどうやって勉強すれば良い?
- ✔ 勝っている人の手法を勉強したい!
FXをこれから始めてみようと考えている人や、なかなか思うように勝てないと悩んでいる人は、プロの実践している手法や勉強法を知りたいと考えているのではないでしょうか。
FXで勝てるようになるには、実際に勝っている人の話を参考にするのが1番です。
今回は当サイトで取材した、広島県在住のトレーダー常磐さんのFX体験記をお伝えします。
トレーダープロフィール
- プロフィール
- ✔ 名前:常磐(仮名)
- ✔ 性別:男性
- ✔ 年齢:26歳
- ✔ 都道府県:広島県
- ✔ 職業:家庭教師・WEBライター
- ✔ 年収:100万円~400万円
- ✔ 家族構成:両親、兄弟と同居、独身
- ✔ FX歴:2014年10月末より4年間
- ✔ 投資総額:200万円前後
使っているFX会社「SBI FXトレード」
最初に作ったFX口座が「SBI FXトレード」で、それ以来ずっと愛用しています。
下記で紹介している通り、とにかくトレーダーにとって嬉しいサービスが充実しているというのが特徴です。
また「安定したフェアなレート配信」に最もこだわっているのも特徴で、あの有名なスイスショックやブレグジット相場の際にもレート配信は途切れることがありませんでした。
私の場合は、TICKチャート(2000本に設定)に移動平均(60、180、300、600、900)を表示させ、またレート読み上げをオンにして短期の動きを把握するのに使っています。
超短期売買も優れている
SBIFXトレードは、ほかの国内業者と比較して派手なキャンペーンは行っていません。しかし、それは本業であるFXサービスに力を入れているからであるとみています。
私は経済指標前後の波が激しいタイミングを利用してトレードすることが多いのですが、その際スプレッドが極めて拡がりにくい(特に1万通貨以下ならほぼ拡がらない)点は最大の強みになります。他のFX会社で業界最狭水準スプレッドの業者でも、指標発表時は高コストになるケースが多々あるからです。
また、レート配信が他よりも1桁多いので、TICKの表示が滑らかであり、またTICKにもテクニカルを適用できるので超短期売買にも向いています。
FXと出会ったきっかけは「大学の先生の紹介」
私は就活もせずに大学を卒業してしまい、何となく大学に残っている時に、先生からFXとバイナリーオプションを紹介されたのがきっかけでした。その話に興味を持って口座を作ってみたのがスタートでした。
当時は定職に就いていなかったため、FXをメインの収入源にしよう考えていました。今にして思えば、かなり甘かったですね。
やはり「業者選び」で迷った
最終的にはSBIFXトレードにしましたが、最初は怪しいバイナリーオプション業者に口座を開設しかけたのも、今となっては良い思い出です。
ネットでよく見かける 「バイナリーオプションで月100万稼いだ」という記事などを真に受けて、口座開設一歩手前まで行って肝を冷やしました。
みなさんにも覚えておいて欲しいのは「上手い話などそうそう無い」ということです。
結局、ストイックで広告宣伝に費用をかけていないように思われるSBI FXトレードのスタイルが気に入ったため、こちらで口座開設をしました。
FX投資に回す資金と最初の洗礼
初回入金額は5,000円
FXを始めた当初は、SBIFXトレードでは5,000円から入金を受け付けていたので、最低入金額である5,000円を入金して1,000通貨でトレードしていました。
その後もしばらく数万円程度の低資金でトレードすることが多く、最大でも50万円までしか入金していません。
結果的にそれでFXの経験をほぼノーリスクで詰むことができたのは、大きかったと思います。
FX初日に洗礼を浴びる
FXを始めた初日、ドル円を1,000通貨でショートしていました。その時に起こったのが「黒田バズーカ2(日銀の追加緩和)」です。瞬間で円安の波が訪れたタイミングでした。
いうまでもなく、5,000円しか入金していなかった私は、あっという間にストップがかかりました。その当時は唖然としましたが、今にして思えば最初から大きな額を入金しなくてよかったと思っています。
自分の中での最適な資金は30万円程度
レバレッジ25倍ならば、大体5万円で1万通貨のポジションをとれますが、それだと大きな相場変動には耐えられません。
1時間足を中心に1日単位でトレードをするときなどは、もう少しレバレッジを下げて、多少逆行しても証拠金維持率が100%を下回らないようにします。
そのために最適な資金は、だいたい30万円くらいだというのが経験則です。この場合、「DMM FX(PR)」や「GMOクリック証券」といった「最低取引単位が1万通貨のFX業者」では、条件を満たせなくなってしまいます。もちろん、50万円やそれ以上の資金がある人は良いと思いますけどね。
焦って追加入金するのはよくない
ほかの人は違うのかもしれませんが、利益の出やすい相場と逆に全く合わない相場とがあります。
自分に合わない相場で損失が積みあがった場合には、追加入金をして倍プッシュで取り返したくなりますが、その気持ちを抑えて「勝てない時は、しばらくトレードを控えてチャートを見るだけにする」というのも重要だと思います。
FXの勝ち組と呼ばれる人は、買うでも売るでもない「様子見」ができる人だと思っています。
トレードスタイルは日中の裁量トレード
FXの投資スタイルは、基本的には裁量トレード(自分のタイミングでおこなう手動売買)のみです。特に自動売買ツールなどは導入していません。
家庭教師という仕事柄、午前中の時間は空いていることが多いので、東京時間にトレードすることが多いです。
特に東京市場の仲値や、いわゆる「ごとうび(5日・10日・15日・20日・25日・30日)」の値動きは必ず見るようにしています。
また、使っているテクニカル指標は一目均衡表とトレンドライン、それに水平線ですね。パソコンは1台しかないのですが、SBIFXトレードのアプリとMT4、それにニュース画面を立ち上げて適宜切り替えて対応しています。
この際、特に役立っているのがSBIFXトレードのレート読み上げ機能です。ちょっと疲れて横になっていたり、別のことでパソコンから離れている時にもレート情報を知ることができるので、大変重宝しています。
指標直後が狙い目
大きな経済指標発表の瞬間は、ポジションを持たずに迎えることが多いのですが、発表があった直後からスキャルピング(超短期トレード)をすることがあります。
そのため、毎朝起きたら「Investing.com」のウェブサイトで主要な指標発表のデータは頭に入れたうえでトレードを行いますね。
やっぱり情報収集はFXトレーダーとしての最低条件だと思っていますので。
動画セミナーとメルマガで勝てる流れを掴んだ
FXをはじめて直後は、なかなか勝てない日々が続きました。きっと、多くの人はこういう経験をして、諦めが早い人はここで離脱してしまうんでしょうね。
私の場合はここから、FXを覚えたい・勉強したいという気持ちが強く湧いてきたので、いろいろな勉強方法を模索していきました。
「FXプライムbyGMO」のオンラインセミナー
そうした私にとって大きな転機となったのは「FXプライムbyGMO」さんのオンラインセミナーでした。
私はもとから、本を読んで勉強するよりも、人の話を聞いたり会話したりする中でのほうが身になることが多かったので、セミナー講師の高野さんや柳沢さんのお話は非常に興味深いものでした。
日足のトレンドラインがすべての基本
特に今のトレードスタイルの基礎となっているのは、高野さんのトレンドラインと一目均衡表セミナーで「日足のトレンドラインがすべての基本である」という言葉はいまも座右の銘となっています。
他にも、「FXプライムbyGMO」さんでは、過去セミナーがすべてオンデマンドで見ることができる(会員限定)ほか、非会員の方でも高野さんのプライムストラテジーが途中までは見られるなど、情報コンテンツが非常に充実しています。
もちろん「絶対に勝てる!」というのはないのですが、相場の動きに振り回されず、自分のスタイルを確立するという意味では非常に役に立ちました。
FXプライムbyGMO
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
---|---|---|---|
米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.9銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 20 |
有料メルマガからも有益な情報を得た
ほかに役に立ったのは「水上紀行」さんの有料メルマガですね。ストイックな内容もさることながら、いつでも質問ができることが双方向的でよかったです。
また、あまり本は読みませんがそれでも有名な『マーケットの魔術師』シリーズや『先物市場のテクニカル分析』『日本テクニカル分析大全』といった本は読み物や辞書代わりに役立っています。
米大統領選挙で75万円の利益を叩き出す
転機が訪れたのは、FXをはじめてから約2年後のアメリカ大統領選挙でした。
このとき、最初はヒラリー候補が勝つと思って月曜オープンからドル円ロングポジションを持っていましたが、選挙当日に一転してトランプ候補優勢!というニュースを見てショートポジションに切り替え、それが功を奏しました。
安定的に勝てるようになるまで2年かかった
その後も山あり谷ありのトレード人生ですが、何だかんだで安定して勝てるようになるまでは2年ほどかかりました。
数万円程度の資金で1万通貨以下のトレードをすることが多いのですが、月間で数千円程度を稼いで現在も修行中です。
FXと出会ってお金との向き合い方が変わった
FXは、私を良くも悪くも変えました。特に、お金との向き合い方やお金遣いに関しては変わったと思います。
一言でいうなら「お金の重みを知ることができた」といった所でしょうか。
普段は節約家でも必要な投資は思い切って
意外に思われるかもしれませんが、普段は自販機のジュースを買うことすら迷うくらいの節約をするようになりました。
ただし、事業の整備や勉強などの必要な投資は思い切って行うようになりました。
FXをすることによって「使うお金」「増やすお金」というような区別ができたからでしょう。
生活水準はあまり変わらず
そういうこともあって、生活水準はあまり変わっていません。
ただし、FXという稼ぎ口を得たことで精神的に多少安定し、またFXや仮想通貨の経験を活かして記事を執筆する仕事ができるようになったなど、選択肢は広がりましたね。
FXはトータルで考えれば始めてよかったと思います。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
FXは日常生活を大きく変えずに取引できればベスト
FXのスタイルを決める時には、普段の生活に支障がないように気を付けることが大切です。一日の間に取れる時間を考えて、無理なく続けられるようにするといいでしょう。FXは熱くなってしまうと夜遅くまで取引を行ってしまったり、仕事中などにも為替レートが気になって仕方なくなってしまいます。こうした事態を防ぐためには取引スタイルを確立して取引をする時間以外に値動きを気にする必要がないような環境を作ることが重要です。一日のうちの決まった時間に取引を完結させる短期トレードや、細かい値動きではなく大きな値動きをつかむ長期トレードを確立すれば、日々の値動きに気を取られることなく生活できるようになりますので、取引スタイルはできるだけ早く決めて日常生活への影響を防ぎましょう。
これからFXを始めたい人に向けてアドバイス
【1】欲しいもの・必要なものを購入してからFXを始めるべき
FXというと、それによって大金を得て自分の欲しいものを買い放題!というような「夢」を持たれるかもしれません。しかし、FXではほとんどの場合、始めてすぐのタイミングでは利益が出ません。
FXで勝ったお金で欲しいものを買いたいという人は、発想の転換をする必要があります。先に頑張って欲しいものを購入してから、余ったお金でFXを始めましょう。
「始めるなら今しかない!」という事はない
もちろん「今が大チャンスだ。それなのに少額&低レバレッジでやっていられない」と思われるかもしれませんが、チャンスは必ずまた来ます。
むしろ、何もかもが大チャンスに見えている心理状態こそ危険で、相場やトレードに対しては謙虚になって、いつも頭をクールダウンして臨むべきです。
【2】初心者でも線を引けば勝率は上がる
初心者のうちは、チャート上にいろいろと線があると、かえって見づらいと感じるかもしれません。しかし、FXの世界はプロでも使う指標はある程度決まっています。
ほかの人が全然使わないようなテクニカルを収集するのもほどほどにして、メジャーなテクニカルを誰よりもうまく使いこなせるようになることが重要です。
最初はトレンドラインと水平線だけでOK
その典型がトレンドラインと水平線で、これを引かないとトレードはできないといっても過言ではありません。
まずは、ドル円の日足チャートにトレンドラインを引いてみて、現在の相場の方向性が上向きなのか、下向きなのか、または方向感がない(レンジ)のかということを見極めることから始めてください。
最初は右も左もわからないかもしれませんが、だれしも最初はそうです。難しい場合は、ほかのアナリストの方が引いているラインを参考にすると良いかもしれません。
【3】負けを受け入れ決して熱くならないこと
FXで損失がかさんだら、もっと大きな資金を投入して大きな取引をして一気に取り返そう!と思われるかもしれませんが、それは厳禁です。
FXトレードを業として続けるのであれば、進歩しないといけないのは自分自身の分析スキルや資金管理補法であって、運に頼って取り返そうと思うのはむしろ自分を退化させます。
損失が出た場合にも、今までと同じ大きさのポジションでトレードをし、落ち着いた頃にチャートや約定履歴などをもとに自分のトレードを反省してみてください。
反省する際には「当時自分が思っていたこと」を記録しておき「結果的に正しかったこと」と比較対照してみるとよいでしょう。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
FXは負けから学ぶという謙虚な姿勢が大切
FXで負けることを防ぐためには、負けから学ぶという謙虚な姿勢が大切です。FXで負けるときには必ず理由があります。取引を始めるポイントが悪かったり、相場のトレンドの判断を誤っていたなど、反省する材料は必ず出てきます。負けるたびに反省を行い続けることで、同じ失敗を繰り返さないようになっていきますので結果として負けを減らしていくことができます。
また、負けから学ぶ姿勢は致命的な損失を防ぐために役立ちます。投資戦略を間違えたと判断した時点で損切することができるため、いつまでも損失を受け入れ時に損失が拡大していく事態を防ぐことができます。負けを受け入れることは難しいことですが、謙虚な姿勢を忘れなければできるようになりますので普段から心掛けるようにしましょう。
まとめ
今回の常盤さんのトレード体験を編集していて思ったことは、やはり「基本に忠実であることが勝ちへの近道」なのだなということです。
- 今回のポイント
- ●少額資金で始めること
- ●動画や本を参考に勉強すること
- ●トレンドラインと水平線を理解すること
- ●負けても熱くならず冷静にトレードを振り返ること
これらは誰でも普通に考えつく「当たり前のこと」です。しかし、その当たり前なことが実践できていない人が、そうそうにFXの世界から退場してしまい、「FXは勝てない」という偏見を持つのかもしれません。
これからFXを始めようと考えているひとや、始めたけど思うように収益があがっていない人は、こうした基本的な部分を見直して、自分のトレード姿を振り返ってみてはいかがでしょうか。
気持ちの持ち方1つで、成績も変わってくるかもしれませんね。
常磐さんが使っているSBI FXトレードは初めてのFX口座におすすめ
この記事内で紹介してきた「SBI FXトレード」は、初心者が初めて持つFX口座としては非常にオススメです。
プロから初心者にまで得ればれているFX会社ですが、特に初心者におすすめしたい理由は以下の通りです。
- SBI FXトレードが初心者におすすめな理由
- ✔ 1通貨で取引可能なので細かい資金管理が可能
- ✔ 米ドル円スプレッド「0.17銭」とコスト面では業界最低水準
- ✔ SBIグループという安心感がある
- ✔ 初めて口座を作る時に500円が自動で支給される
FX口座は基本的に無料で作ることができて、SBIFXトレードももちろん無料です。慣れてきたら少しずつ資金を追加して、大きな利益を狙ってみてください。
画像引用:矢野経済研究所:有力FX企業16社の月間データランキング-2019年2月-
SBI FXトレード利用者のその他の口コミ
「SBI FXトレード」はFX会社の中では大手と呼べるほど利用者数の多い業者です。今回の記事内で紹介したレビューだけでなく、多くの人の意見を参考にして、もしも「良さそう」と感じたら無料の口座開設を検討してみてください。
システムの安定性、約定スピード、ともに申し分なしです。経済指標発表時のスプレットの開きも比較的早く収まるのでトレードチャンスを逃さずに済みます。ドル円のスプレッドの狭さも素晴らしいと思います。
ドル円やユーロ円といった主に取引する通貨ペアに関して、スプレッドが他社に比べると非常に狭いので良い業者だと感じています。また、経済指標発表時のようなスプレッドが広がりやすいときでも、ここは安定しており売買しやすいと思います。
専用の取引ソフトであるリッチクライアントを使用しています。専用のソフトなので動きが重くなる事もなくストレスを感じる事なくトレードできます。また注文してから約定するまでのずれが少ないです。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
ネットや本で仕入れた情報を「実際に試すこと」が重要
FXの勉強をするための方法は多くあります。ネットで検索すれば取引手法に関する情報が手に入りますし、書店に行けば手法ごとに質の高い情報を手に入れることができます。しかし、せっかく情報を仕入れても実際に試すことがなければただ情報を仕入れただけになってしまいます。大切なのは仕入れた情報が有用であるか一定期間試してみて、自分の取引手法に組み入れることができるか判断することです。情報を仕入れては試すことを繰り返していくことで洗練した取引ができるようになっていきますので、FXを上達させたいのであれば実際に試すことを大切にしましょう。