この記事のアドバイザ
目次
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ 最近FXであまり勝てない…
- ✔ FXの勝ちパターン戦略を見つけたい
- ✔ FXで安定して勝てるようになりたい!
FXでは、自分なりの軸をしっかり持っていることが大切です。中でも「時間軸」と「取引手法の軸」はとても重要です。
FXで継続して成功し続けるためには、自分のルールを作り、自分のルールを守り、そしてどこまでも研究を続けるという「当たり前のこと」を積み重ねていくことが重要です。プロや勝ち組トレーダーは、例外なくそうしているはずです。
とはいっても、何も難しい戦略が必要というわけではありません。基本的なところはとてもシンプルなので、今回の記事で楽しく学んでいきましょう!
FXの基本的な考え方と戦略
FXでは基本的に、プロと初心者で大きな戦略の違い・知識の差はありません。経験値による違いはありますが、誰でもできる事をどれだけ徹底するか?が重要です。
簡単に勝ち組トレーダーの敷いている戦略を見ていきます。
自分なりのルールを作る
具体的なルール作りは後述します。ルールというのは、いっけん窮屈で、自分を縛るもののように思われるかもしれません。しかし、実際はその反対なのです。
ルールというのは、自分を守り、主体的に行動するために必須のものなのです。自律と自立は、少なくともFXにおいては、イコールの関係にあります。
決めたルールを守る
FXにおいては、せっかく取引してもうまくいかないことがあります。それは、大きく分けて、自分のルールが間違っているか、そもそも自分のルールがない場合(ルールを破っている場合も含む)の2種類があります。
自分のルールが間違っていたら、週末などレートが動いていないときに研究しなおして、修正すればよいのです。それをすることで、経験や努力が積み重なり、徐々に上達していきます。
勉強・改善・情報収集
FXでは、基本的に自分で学び、研究していかなくてはなりません(それがFXのメリットだと仰る方もいらっしゃいます)。本や動画で勉強をして、最新のニュースを仕入れて、他のトレーダーの手法を盗みましょう。
FXは、これを繰り返せば繰り返すほど、トレードスキルが上達していき、勝率も上がってくるものです。プロは常に勉強・研究をおこなっていると考えておきましょう。
長期的な視野に立ったトレードスタイル(スイングトレード)
定義にもよりますが、日をまたいでトレードすることをスイングトレードといいます。多くのトレーダーは、このスイングトレードが一番の基本となると考えています。時間軸としては、週足、日足、4時間足、1時間足などです。
日足分析がすべての基本
日足とは、一日の始値、高値、安値、終値を表したものです。この日足が並んだチャートのことを日足チャートと言います。日足チャートは最も多くの人が見ているチャートだといわれます。
したがって、まず日足の分析(とファンダメンタルズ分析)で方向感を把握し、その後4時間足や1時間足の分析に入っていくというやり方をお勧めします。
元 証券会社勤務|櫛笥大和
日足・時間足・週足など複数のチャートを見比べることが重要
チャートを見て分析を行う上で必ず行っておきたいことは、日足・時間足・週足など、チャートを時間軸によって見比べることです。FXの取引を行う際には自分の取引スタイルに関係した時間軸ばかりを見てしまいがちですが、チャートを見比べることで気づくことは数多くあります。例えば、日足などの長期の時間足と1時間足などの短期の時間足のトレンドの方向が逆になっていた場合、その情報が役立つときがあります。。取引スタイルによっても重視する時間足は変わりますが、一見して関係のない時間足のトレンドを把握しておけば勝率を高めることができることも多々あるので、各時間軸のチャートについても確認しておきましょう。
分析方法の一例
まず、日足にトレンドラインを引きます。上昇トレンドの場合は目立つ安値と安値、下落トレンドの場合は目立つ高値同士を結びます。線は複数になっても構わず、必要に応じて平行線や、細かい線を書き足していきましょう。
ここでは、いままでどんな動きをしてきたのか、をつかみます。右上がりの線が多ければ、上昇トレンド中、右下がりの線がメインなら下落トレンド中、特になければ横ばいトレンドと考えます。そのうえで「トレンドは継続する」という前提に従って、押し目買い・戻り売りのポイントを考えていきます。
出典: 野村證券公式ページー押し目買いとはー
相場が上昇トレンドにあるときに、利益確定売りなどで一時的に相場が下がる調整局面をねらって、買いを入れること。逆張りの投資手法の1つ。
出典: 東海東京証券公式ページー戻り売りとはー
相場が下落トレンドにある時に一時的な反発を待って売ること。世界経済が持続的な景気後退局面にある中、昨日はわずかな株価反発局面で、個人投資家が戻り売りを行った。株価が下落した後、一時的に高くなったところで売るのが「戻り売り」です。戻り売りを消化できれば一段高が期待できます。
ファンダメンタルズ分析の組み合わせ方
ファンダメンタルズ分析で一番に気を付けるのは、政策金利(金融政策)の動向です。例えば、2017年10月14日現在、アメリカは利上げの方向に、日本は低金利状態を継続させています。また、欧州はこれから金利が上昇していくとみられています。こうした状況を踏まえたうえで、基本は円売りドル買いユーロ買いだと考え、必要に応じて細かい修正を入れていきます。
基本的に、テクニカル分析の方向性と、ファンダメンタルズ分析の方向性が一致しているときは、トレードが成功する確率が高いといわれているので、活用してみましょう。
出典: 野村證券公式ページーファンダメンタルズ分析とはー
経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析すること。例えば、一国経済を分析する際の基礎的条件は、経済成長率、物価上昇率、失業率、財政収支の赤字(黒字)率、経常収支の赤字・黒字額などの指標を使う。(一部抜粋)
情報量の多いFX会社を使うと◎
1週間~1ヶ月くらいのスパンで取引をおこなう場合には、何といっても情報量の豊富なFX会社を選ぶことが重要です。大手FX会社の中で選ぶとしたら「外為どっとコム」などですね。
例えば、どのくらいの方がポジションを持っているのか、それは「買い」か「売り」か。その比率はどれくらいなのかというデータも公表しています。
リアルタイムで経済指標が分かる『ロイター赤文字ニュース』や『速報メール』によって、情報面で有利に立つことも可能です。加えて、直感的にトレンドを教えてくる『お天気シグナル』やチャートがどのように動くか予測してくれる『ぴたんこテクニカル』も優れた機能と定評があります。
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
元 証券会社勤務|櫛笥大和
分析ツールをはじめ情報量の多いFX会社を選ぶ
FXを行う上で情報量の多さは取引の結果に直結します。そのため、FX会社を選ぶ際には提供される情報量の多い所を選ぶと良いでしょう。分析ツールの豊富さや、マイナー通貨の情報が充実しているかがポイントとなりますが、FX会社によって違いが出やすいのはコラムの質です。コラムは担当する専門家によって切り口が違うため新たな考え方に触れる機会になりますし、初心者にとってはどのようにして相場と付き合っていけばいいかのヒントにもなります。情報の有無によって投資判断が変わることもあるので、FX会社を選ぶ際には情報面にも注意しましょう。
超短期のトレードスタイル(スキャルピング)
スキャルピングとは、超短期的な視野に立って数分~数秒という細かいトレードを繰り返して、利益を積み上げていくトレードスタイルをいいます。時間軸としては、1時間足や分足、秒足(TICK)となります。
スキャルピングは損切りの徹底が前提
スイングトレードの場合、多少の含み損が発生しても大丈夫なように、余裕をもってトレードするのが通常です(損切りをしなくてよいというわけではありません)が、スキャルピングの場合はレバレッジ25倍ギリギリでトレードすることがあります。
スキャルピングでは、瞬間的な判断力が問われます。超短期的な予想には、ファンダメンタルズ分析はほとんど機能しないといってよいでしょう。テクニカル分析を基調としつつ、ある程度は直感も必要になります。そのうえで、ポジションを取り、価格変動の細かい波を取っていきます。この時、判断を間違えたと思ったら、即座に損切りできるかが、スキャルピングで利益を上げられるかどうかの分岐点になります。
スキャルピングOKのFX会社を使うと◎
FX会社にはスキャルピングOKとしている所と、そうでない所があります。
スキャルピングOKとしている「JFX」などは、業界最狭水準スプレッド・高い約定力と約定スピードなど、短期トレーダーに都合のいい環境が揃っています。
スプレッドが広い会社や、狙ったポイントで注文が成立しないFX会社は使わないように気をつけましょう。
大数の法則が活きてくる
大数の法則とは、一見1つ1つはランダムに見えるようなことでも、繰り返していけば一定の数値に収束する、というものです。スキャルピングは、無数に取引を繰り返しますから、その中には勝ちトレードもあれば、負けトレードもあります。しかし、1つ1つに固執するのではなく、最初に決めたルールに従って取引を重ねてください。
そして、一定期間ごとに自分の取引を見返し「総合的に勝てる手法なのか」ということを評価します。これを繰り返して、利益を蓄積していくので、一番「根性」がいるトレードスタイルだといえます。
中期的な視野に立ったトレードスタイル(デイトレード)
日足を基準にしつつ、4時間足、1時間足、分足を見ていきます。日計りトレードともいわれ、日をまたがないのが特徴です。上記で述べた、スイングトレードとスキャルピングの中間的な位置づけです。
時間帯に応じた、値動きの癖をつかむ
テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析に加え、デイトレードでは、市場の動く時間帯に応じて、トレードスタイルを変えていく必要があります。
例えば、東京時間(日中)は、10時前後の東京仲値前後をにらんだ攻防、ロンドン時間(夕方から夜)においては、まず15時から19時21時にかけてのロンドン勢による東京勢のポジションに対する攻撃など。そして、ニューヨーク時間(夜から明け方)には、24時(冬時間の場合は25時)のロンドンフィックスに向けた攻防などを押さえます。
例)15時以降は、東京時間と逆行した値動きになることや、東京時間にトレードした人を困らせるような値動きになることが多い、など。
指標発表時刻に気を付ける
特に夕方以降は、欧州・アメリカの重要指標が発表されます。これに乗じて取引する場合も含め、どのような指標がいつ発表になり、その指標に対してどのような考え方、期待がされているのかを、考えておきます。
自分のトレードスタイルを確立しよう!
まず、紹介したトレードスタイルのうち、どれに自分が向いているのかを、デモトレードや少額トレードで発見し、自分に合ったトレードスタイルをより深めていきます。
※副業の方(ずっと相場を見ていられない方)は、スイングトレードがお勧めです。
そして、慣れるまでは1つのトレードスタイルに特化し、ころころと時間軸を変えないこと(ぶれないこと)が大切です。そうすることで、経験値が蓄積していき、上達に結びつくはずです。
自分の最適な投資スタイルを診断
✓自分の投資スタイルが解らない!
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この記事で紹介したFX会社「JFX」
JFX MATRIX TRADER
スプレッド※原則固定(例外あり) | |||
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米ドル/円 | ユーロ/円 | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.3銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.7銭 |
取引単価 | 通貨ペア数 | ||
1000通貨 | 24 |
元 証券会社勤務|櫛笥大和
多くのFX会社は自分の取引成績を管理できる
自分の取引を振り返るうえで、取引成績を記録しておくことは反省を行う際にとても役立ちます。取引のたびに記録を自分で残すのも良いですが、多くのFX会社は取引成績を管理できるようになっていますので、それを利用すると良いでしょう。
取引成績からわかることは数多くありますが、最も大切なのは取引の間に考えていたことが振り返ることができるようにしておくことです。取引の前に相場をどのように分析したのか、取引ポイントをどこに設定したのかなど、自分の判断を振り返ることができればFXを上達させる大きな助けになります。取引成績を残すといっても、勝ち負けだけを残すことにならないようにしましょう。