この記事のアドバイザ
- この記事はこんな人におすすめ
- ✔ これからFXを始める人
- ✔ FX業者の選び方がわからない人
- ✔ みんなが使っている業者を知りたい人
国内外にはたくさんのFX会社があり、どこで口座を作ってもFX取引は可能です。しかし、FX会社によって取り扱っている通貨が違ったり、コストが変わったり、情報量やツールの使いやすさが違ったりします。
最初のうちにアレコレ紹介しても分からない人がほとんどだと思いますが、基本的に初めてであれば利用者数の多い所を選べば概ねで間違いはありません。
今回は多くの人に選ばれているFX会社と、シンプルなFX会社の選び方を紹介します。
FX業者を選ぶ際のポイント
初めてでどのFX会社を選べばいいか分からない場合は、以下の3つのポイントだけ意識して選ぶようにしましょう。
- FX会社の選び方はこれだけでOK
■ 利用者数が多いかどうか
■ 手数料(コスト)が安いかどうか
■ 見やすさ/使いやすさ(実際に使ってみる)
FX会社を選ぶ基準は、実はこれ以外にもたくさんあります。ただし、最初の1社を選ぶ時にアレコレ検討しても難しくて分からないでしょうし、実際に使ってみないと分からない部分も多いのがFXの世界です。
口座開設するのにお金はかかりませんので、恐れずにどんどん口座を作って試してみるのがオススメです。
【1】利用者数が多いかどうか
国内FX会社の多くはFX口座数を公開しています。口座数が多いという事は、それだけ多くのFXプレイヤーに選ばれているということです。
国内大手FX会社の口座数の一覧は、下記のようになっています。
FX会社 | 口座数 |
---|---|
DMM.com証券 | 900,000突破(2022年6月) |
GMOクリック証券 | 757,610(2022年8月) |
外為オンライン | 648,666(2022年) |
GMO外貨 | 458,193(2023年11月末) |
ヒロセ通商 | 306,305(2022年8月) |
SBI FXトレード | 300,000突破(2021年) |
FXブロードネット | 216,225(2022年8月) |
FXプライムbyGMO | 214,404(2022年8月) |
セントラル短資FX | 204,006(2022年6月) |
証券会社単位で見ると「DMM.com証券」や「GMOクリック証券」の利用者が多いと言えるでしょう。
会社の知名度という点で選ぶのであれば、「SBI FXトレード」などもおすすめです。
基本的に利用者数や会社の知名度で選んでおけば、会社選びで失敗する可能性は低くなります。後に紹介するコスト面や使いやすさの面でも間違いないと考えていいでしょう。
【2】手数料(コスト)が安いかどうか
FX業者を選ぶ際に大事なのが、手数料が安い業者を選ぶことです。ほとんどの業者が取引手数料0円となっていますが、注目しなければならないのは実質的なコストである「スプレッド」です。
スプレッドとは買値と売値の差であり、スプレッドが狭いほど取引ごとの手数料も安く抑えられます。そして、このスプレッドの設定はFX会社によって変わります。
会社 | 米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | ユーロ/ドル |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
GMO外貨 ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
DMM FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.4pips |
ヒロセ通商 LION FX ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 0.3pips |
外為オンライン |
1.0銭 | 2.0銭 | 3.0銭 | 1.0pips |
SBI FXトレード |
0.09銭 | 0.49銭 | 0.69銭 | 0.38pips |
外為どっとコム ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.4pips |
セントラル短資FX |
0.1銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.3pips |
FXブロードネット ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.3pips |
一般的に、米ドル円のスプレッドが0.3銭以下に設定されている事を「業界最狭水準」と呼んでいます。取引予定の通貨ペアができる限りスプレッドが狭い業者を選びましょう。
【3】見やすさ/使いやすさ(実際に使ってみる)
画像引用:GMOクリック証券
3つ目はデザインの見やすさと取引ツールの使いやすさです。
シンプルに「見やすい・使いやすい」と感じるFX会社の方が取引をしていて楽しいですし、モチベーションにも繋がります。
ツールや注文方法は実際に使わないと分からない
FXにはさまざまな注文方法があります。また、チャート上に出すラインやグラフなどはさまざまな指標があります。
これらは実際に使ってみないことには、その人に合っているかどうかは分かりません。
最初のうちにアレコレ調べても分からない人が大半かと思いますので、初めてであれば「この取引画面が見やすそう」というレベルでいいでしょう。
元 銀行員|手塚大輔
まずは移動平均線の性質をおさえておこう
初心者は移動平均線を理解しておくことが重要です。移動平均線とは、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせてできる線です。
移動平均線をローソク足に表示することで、相場の動きが非常に分かりやすくなります。ローソク足で表示するよりも、移動平均線で表示した方が、相場の流れを把握することが容易になります。
移動平均線を理解することで、短期の値動きに一喜一憂することなく、相場の流れを大局で見ることができます。
どのFX口座が良いのか迷った場合は?
A.複数の口座を試してみる
どこのFX会社が良いのか分からない。このような場合は、気になる会社に申し込みしましょう。日本国内のFX会社は、無料で口座を作れることがほとんどです。
FXで重要なのは、何より『実践』。
取引ツールの使いやすさは本番のトレードをしない限り、自身にマッチしているか分かりません。
多くのトレーダーは口座を使い分けている
FX会社はスワップ金利やスプレッドなど、基本スペックが異なります。この長所・短所をもとに使い分けをしている人が多いのです。例えば、低スプレッドの会社で短期取引。高スワップの会社で中長期運用。というように口座を分けます。
そのほか、「いま自分の資産がどれくらいあるのか」と把握する目的でも、分けるのも1つの手です。取引手法ごとに、どれくらいの資金を使うのか明確に把握できるでしょう。
元 銀行員|手塚大輔
複数の口座で運用することでリスク分散になる。
多くのトレーダーが複数の口座を保有しています。複数の口座を保有することには通貨によってスプレッドやスワップポイントが異なることや、口座によって情報量や分析ツールが異なることなどを挙げることができますが、最も重要な理由はリスク分散でしょう。FX業者が倒産した場合、預けているお金が戻ってくる可能性はかなり低いと言えます。
また、システムトラブルなどで1つの口座で取引ができなくても、複数の口座を持っていれば、チャンスを逃すことはありません。このように、複数のFX口座を持つことによって、リスク回避をすることができるのが、複数口座保有のメリットです。
みんなが使っている人気口座
記事の最初でも言った通り、初心者に選ばれているFX会社は、基本的に多くの人に選ばれている「口座数の多いFX会社」です。
FX業界の常識は「大手を選んでおけば基本的に間違いない」です。ここでは特に選ばれている4社を紹介しますので、良ければ無料の口座開設を検討してみてください。
国内FX口座数が上位の「DMM.com証券」
DMM.com証券は、取り扱っているサービスの「DMM FX」「外為ジャパンFX」の口座数を合算すると80万口座になり、国内トップクラスと言えます。
新規取引ごとにポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円に交換ができるため利益を押し上げることが可能です。パソコン用ツールも高機能で使いやすいですが、スマホアプリはパソコンに匹敵する機能性を持ち直感的な操作で簡単に取引ができます。
初心者向けサポートが充実
DMM FXは業界初のLINEお問い合わせサービスも用意しています。分からない点をすぐ聞くことができて24時間サポートしてくれます。
DMM FXにはクイック入金というサービスにより、24時間リアルタイムで口座に振り込んでくれるサービスもあります。なんと340もの金融機関と提携をしており、手数料もかかりません。初心者の人からプロの人までトレードしやすい環境が整っていると言えるでしょう。
知名度ならココしかない「GMO外貨
「GMO外貨」はご存知GMOインターネットグループが運営しているFXサービスで、知名度・安心感・信頼性の面では申し分無いでしょう。取引ツールの使いやすさや情報量の多さなどに定評があります。
初心者〜上級者まで幅広い人が利用しています。スプレッドは業界最小水準でスワップポイントは最高水準と、コストを抑えた取引が可能です。
初心者から億トレーダーまで多くの人に選ばれている
GMO外貨には「Exチャート」という優れものが用意されています。パソコン版の取引ツールで利用可能です。
新規口座開設&お取引で最大550,000円キャッシュバックのキャンペーンも使えますので、合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
コスト安で中長期にも向いている「SBI FXトレード」
ネット銀行・証券・投資業界に強みを持つSBIグループのFXサービスが「SBI FXトレード」です。安心感と信頼の面では申し分ないでしょう。
26の通貨ペアを取り扱っているSBI FXトレードは、約380行の金融機関に対応して、入金手数料無料で24時間利用できるクイック入金サービスなど、コストを抑えて取引したい人におすすめです。
中長期トレーダーにも選ばれている
会社 | 米ドル/円 | 豪ドル/円 | NZドル/円 | トルコリラ/円 |
---|---|---|---|---|
買 | 買 | 買 | 買 | |
SBI FXトレード | 57円 | 18円 | 22円 | 33円 |
低コストな面にも注目ですが、それ以外に中長期トレーダーからも選ばれる理由として「業界最良水準のスワップポイント」*があります。スワップポイントは所有しているだけで受け取れるボーナスのようなもので、中長期トレーダーは必見な部分です。
パソコン用・スマホ用ともにシンプルかつ高機能な取引ツールが使えます。新規口座開設した人には500円入金されます。
情報量やツールに強み「外為どっとコム」
情報量が多く初めての口座開設で選ぶ人が多い「外為どっとコム」。業界最狭水準スプレッドで、1,000通貨〜取引ができます。
外為どっとコムで取引しているトレーダーの指値・ストップ注文状況やポジション比率が確認できたり、日・週・月単位で各通貨ペアの騰落率が確認できたりなど、豊富な主要ニュースやアナリストレポートだけでなく、さまざまな情報を提供しています。
※ロシアルーブル/円のみ10,000通貨
【まとめ】初めての人向けFX口座の選び方
基本的に初めてのFX口座を選ぶ時には、多くの人に選ばれているFX会社で口座を作りましょう。
細かいツール・見やすさ・使いやすさ・情報量・注文方法などは、ハッキリ言って実際に使ってみないと分からない部分が多いので、まずは実際の取引を経験してみる事が大切です。
もし最初から資金を投入することに抵抗がある場合は、デモ口座を使うという方法もあります。
また、多くの初心者が使用している4社を紹介しましたが、いずれも手数料・情報量・取引ツールなどに定評のある業者です。他にも多くの業者がありますが、使用する業者がまだ決まっていない方は、まずは4社をチェックしてみるといいかもしれません。
- この記事で紹介したFXサービス
- ●DMM.com証券「DMM FX」
- ●GMOインターネットグループ「GMOクリック証券」
- ●SBIグループ「SBI FXトレード」
- ●株式会社外為どっとコム「外為どっとコム」
元 銀行員|手塚大輔
短期売買でトレードをしたい人はスプレッドに着目しよう
スプレッドを重視したほうが良い人は、短期売買で利益を狙いたい人です。短期売買では、短期間の間に何度も売買を繰り返すため、売りと買いの値段の幅が小さい方がよいに決まっています。
スプレッドが大きいと、手数料だけで利益が圧迫されてしまうので、できる限り売値と買値の幅が狭いFX業者を選択しましょう。
なお、スプレッドが狭い業者がスワップポイントが高いとは限りませんので、自身の取引スタイルに合わせて、あっている業者を選択してください。